Google で下見をしたり、売れ筋商品を調べたり、ファッション商品やアクセサリーを購入したりするユーザーが増えています。商品データを最適化し、貴社ビジネスの業績を上げるためのおすすめの方法をご紹介します。ぜひお試しください。適切な詳細情報を提供することで、高い購買意欲を持ったユーザーにピンポイントでアプローチすることができ、最終的には商品の購入につなげることができます。
このページの内容
- 商品データの基本的な要件
- 高品質の画像を使用する
- 商品タイトルを強化する
- 色名に一貫性を持たせる
- 商品カテゴリを作成する
- サイズタイプとサイズ表記を明記する
- バリエーション商品を個別の商品として登録し、商品グループ ID でグループ化する
データ要件
オンライン ユーザーは通常、アパレルやアクセサリーなどの特定商品を検索する際に、具体的な商品情報を求めています。正しい商品データを提供することで、ユーザーが情報に基づいて判断できるようになります。
高品質の画像を使用する
オンライン ショッピングでは、ユーザーが店舗の取り扱い商品を確認したり、購入する商品を決定したりする際に、画像が大きな役割を果たしています。写真が、ユーザーが広告や無料商品リスティングをクリックするかどうかの決め手になることもあります。最初に良い印象を与えられるよう、高品質の画像を使用しましょう。
- 解像度 512 × 512 以上(理想的には 1, 024 以上)の画像を使用する。パソコンでもタブレットでもスマートフォンでも、常にその機器で最適な画像が広告や無料リスティングに表示されるようにしましょう。画像の幅は 1500 ピクセル以上にすることをおすすめします。理想的なアスペクト比は、縦長の画像の場合は 9:11(幅 : 高さ)、横長の画像の場合は 4:3(幅 : 高さ)です。また、サイズ変更の UTM パラメータ(http://thumbnail.google.com/imageurl.jpg?ex=400x400 など)は必ず削除しておきましょう。
- 衣服はモデルが着用した画像を使用する。商品を実際に着たときのイメージが湧きやすいよう、着用画像を掲載しましょう。全身の画像を使用する場合は、モデルの頭や足が切れないようにしてください。トップスなど、1 種類の衣服のみが販売対象となる場合は、それがわかるように該当商品が画像の中心となるようにしましょう。詳しくは、商品使用イメージ画像リンク
[lifestyle_image_link]
をご覧ください。
- 靴、ハンドバッグ、アクセサリーなど衣服以外の商品の場合は、商品のみのメイン画像と、モデルが着用している追加画像を用意する。 メイン画像では販売する商品が明確にわかるようにします。また、実際に身に着けたときのイメージが伝わるよう、モデル着用の画像も追加で表示します。
- 背景は白一色または透明にする。背景の色を白か透明にすると、フォーマット、スタイル、デザインに関係なく画像がきれいに見えます。
- 追加画像を用意する。商品のイメージがさらにわかりやすく伝わるような、追加画像を用意しておきましょう。さまざまな角度から撮影した写真やアップの画像があれば、それが購入の決め手になることもあります。商品の部分詳細、使用イメージ、背景を変えた画像を追加することもおすすめです。たとえば、コーディネートの一部としてその商品を身に着け、美しい風景の中で撮影した写真を掲載すると、商品のイメージがさらに膨らみます。詳しくは、追加の商品画像リンク
[additional_image_link]
をご覧ください。
以下は、衣服の追加画像の例です。
以下は、衣服以外の追加画像の例です。
商品タイトルを強化する
関連性の高い商品タイトルを付けて見込み顧客を引き付け、コンバージョンにつなげましょう。
特に重要な商品情報は、タイトルの最初の 70 文字以内に記載する。訴求力のあるブランド名、サイズ、サイズの種類、カスタマイズ オプションなど、画像からは伝わらない属性情報を含めます。ユーザーにとって特に関連性の高い情報を、明瞭簡潔な表現で前面に出しましょう。ファッション商品やアクセサリーの場合、タイトル [title]
属性では次のような構造をおすすめします。
ブランド + 商品タイプ + その他の重要な属性
商品名を最適に登録して検索語句との関連性を高め、ユーザーの利便性を向上させる。詳しくは、タイトル [title] 属性の登録方法をご覧ください。
- 該当する場合は、サイズの種類を追加する。サイズの種類を表示すると、特定のサイズを探しているユーザーにアプローチできます。たとえば、タイトル
[title]
属性に「大きいサイズ」、「小さいサイズ」、「マタニティ」などを含めます。 - カスタマイズが可能な場合は明記する。商品のカスタマイズは差別化の鍵となります。タイトル属性に「カスタマイズ可」、「パーソナライズ可」、「イニシャル追加可」などと記載します。詳しくは、カスタムメイド商品の広告に関するおすすめの方法をご覧ください。
- 強いブランド名は最初に記載する。ブランドによっては、一部のユーザーを強く引き付ける力をもっています。ブランド名にそうしたアピール力があるかどうかを調べるには、Google トレンドでそのブランドの検索頻度を確認しましょう。
- 商品画像だけではっきりとわからない場合は、対象の性別や年齢層を記載する。タイトル
[title]
属性に、性別(女性、男性用、女の子用、男の子用など)を含めます。ただし、商品が小さい子供や乳児用に作られている場合は、商品名に 年齢層[age_group]
属性(乳児、幼児、新生児など)も追加します。また、ユニセックス商品の場合は、年齢層を指定しておくとわかりやすくなります(「大人」、「子供」)。 - 色、サイズ、素材、柄などの属性を含める。ファッション商品やアクセサリーを求めているユーザーは、このような属性を参考に、自分に適した商品であるかどうかを判断します。求めている色、サイズ、素材があれば、それが最終的に購入の決め手になることもあります。
フィードのルールを使用して商品のタイトルの最適化とテストを行う
注: 現在のところ、フィードのルールは以前のバージョンの Merchant Center でのみ使用可能です。
フィードのルールを使用すると、属性値を付加したり、タイトル [title]
属性の情報を他の属性の情報で置換したりできます。フィードのルール設定について、下記の例で詳細をご確認ください。
- 重要な属性値を組み合わせて、現在のタイトルの値を上書きできます。たとえば、タイトル
[title]
属性を「ブランド[brand]
+ “ , “ + タイトル[title]
+ “ , “ + 色[color]
+ “,” + サイズ[size]
」に置換できます。
- タイトル
[title]
属性の先頭にサイズタイプ[size_type]
属性値を追加します。
- カテゴリ
[category]
属性か商品説明[description]
属性で「パーソナライズ可」または「カスタマイズ可」を検索し、タイトル[title]
属性の先頭に追加します。
- 性別
[gender]
または年齢層[age_group]
の値に基づき、タイトル[title]
属性に「男性」、「女児」などの語を追加します。たとえば、年齢層[age_group]
=adult
で、性別 =male
の場合、タイトル[title]
属性に「男性」を追加するルールを作成できます。
- 色
[color]
、サイズ[size]
、素材[material]
、柄[pattern]
などの属性値を タイトル[title]
属性に追加します。
色名に一貫性を持たせる
ほとんどの場合、ユーザーは特定の色をイメージして商品を検索しています。タイトル [title]
、商品説明 [description]
、色 [color]
の各属性に色の名前を登録しておくと、ユーザーが色で商品を見つけやすくなります。
商品データに登録する色の名前は、商品のランディング ページに記載される色の名前と一致する必要があります。ショッピング広告で使用される色の名前と、商品のランディング ページに記載される色の名前を一致させることで、商品の不承認と混乱を防ぐことができます。たとえば、商品の色が「オーシャン」の場合は、タイトル [title]
、商品説明 [description]
、色 [color]
の各属性に「青」ではなく「オーシャン」と登録します。
マルチカラーの商品の場合(ジュエリーなど)、最大で 3 つの色を「/
」で区切って登録できます。たとえば、トルコ石を使ったゴールドのネックレスの場合は、色 [color]
属性に「gold/turquoise
」と登録します。「multicolor
」や「multi
」などは使わないようにします。具体的な色を登録すると、ユーザーが求めている商品が見つかりやすくなります。詳しくは、色 [color]
属性の登録方法をご覧ください。
商品カテゴリを作成する
商品データで商品を分類してショッピング キャンペーンを構造化すると、商品の管理と入札を効果的に行えるようになります。商品カテゴリ [product_type]
の値はできるだけ詳細に指定し(例: ファッション・アクセサリー > 衣料品 > アウター > コート・ジャケット > デニム ジャケット)、Google 商品カテゴリ [google_product_category]
の値は少なくとも 2~3 レベルの深さまで指定します。
フィードのルールを使用して商品カテゴリ属性を置換する
注: 現在のところ、フィードのルールは以前のバージョンの Merchant Center でのみ使用可能です。
フィードのルールを使用すると、商品データの他の値に基づいて商品カテゴリ [product_type]
属性を置換できます。たとえば、商品カテゴリ [product_type]
の値が apparel
に設定されている場合、それだけでは説明が足りない可能性があります。そのため、これを詳しい値「Men’s > Apparel > Pants」で置換します。ただし、この場合は 性別 [gender]
属性が male
で タイトル [title]
に「パンツ」が含まれていることを条件とします。詳しくは、フィードのルール設定をご覧ください。
サイズタイプとサイズ表記を明記する
ファッションやアクセサリーを探しているユーザーは、商品のサイズや型が適切でなければ商品を購入しません。サイズ [size]
、サイズタイプ [size_type]
、サイズ表記 [size_system]
の各属性で商品のサイズのバリエーションを明記してください。詳しくは、サイズ [size]
属性の登録方法をご覧ください。
サイズタイプ [size_type]
属性とサイズ表記 [size_system]
属性は必須ではありませんが、商品が適切なサイズであるかどうか判断するうえで参考になる情報をユーザーに提供します。これらの属性を指定しない場合、システムはデフォルト値を使用します。
衣服が特殊なサイズの場合、サイズタイプ [size_type]
属性を使用して、関連性の高い検索結果が表示されるようにします。以下は、サイズ [size]
属性とサイズタイプ [size_type]
属性を登録する方法の例です。詳しくは、サイズタイプ [size_type]
属性の登録方法をご覧ください。
例
レディース ノースリーブ コットンドレス、サイズ 4P の商品データ | ||
タイトル [title] |
サイズ [size] |
サイズタイプ [size_type] |
レディース ノースリーブ コットンドレス - 4P | 4P | petite [小さいサイズ] |
レディース ノースリーブ コットンドレス - 4P | 4 小さいサイズ | petite [小さいサイズ] |
同様に、サイズ表記 [size_system]
属性を使用して、ユーザーが最終的な購入決断を下すうえで有益な情報を提供できます。ファッション商品やアクセサリーが複数の国で製造されており、国ごとにサイズが異なる場合は、商品ごとにサイズ表記 [size_system]
を記載してください。詳しくは、サイズ表記 [size_system]
属性の登録方法をご覧ください。
バリエーション商品を個別の商品として登録し、商品グループ ID でグループ化する
商品のバリエーションを同じ商品グループ ID [item_group_id]
でグループ化すると、管理しやすくなります。
複数のバリエーションを持つ商品を販売する場合、それぞれの色、サイズ、素材、柄を別個の商品として登録する必要があります。商品バリエーションの例:
- 1 サイズで 5 色展開されているドレスの場合、商品のバリエーションは 5 種類です。
- 3 サイズ、4 色、2 種類の素材で展開されている靴の場合、商品のバリエーションは 24 種類です。
- 2 サイズ、3 色、2 種類の柄で展開されているバッグの場合、商品のバリエーションは 12 種類です。
対応する属性値に、すべてのバリエーション オプションを 1 つの値として記載しないでください。以下の例では、シャツは 1 サイズで 3 色展開されていますが、同じ商品グループ ID [item_group_id]
にまとめられています。
例
マルチカラーのブロード ストライプ ボタンダウン シャツの商品データ | ||||
ID [id] |
タイトル [title] |
商品グループ ID[item_group_id] |
サイズ[size] |
色 [color] |
8842 | ブロード ストライプ ボタンダウン シャツ - L | 8842 | L | 青、緑、オレンジ |
商品バリエーションは、フィード内の別個の商品アイテムとして登録する必要があります。使用可能な属性だけでは商品バリエーションを定義しきれない場合は、サポートされていないバリエーションの登録に関するおすすめの方法をご覧ください。
例
マルチカラーのブロード ストライプ ボタンダウン シャツの商品データ | ||||
ID[id] |
タイトル [title] |
商品グループ ID[item_group_id] |
サイズ[size] |
色 [color] |
8842-lb | ブロード ストライプ ボタンダウン シャツ - L | 8842 | L | 青 |
8842-lg | ブロード ストライプ ボタンダウン シャツ - L | 8842 | L | 緑 |
8842-lo | ブロード ストライプ ボタンダウン シャツ - L | 8842 | L | オレンジ |
ユーザーの使いやすさを考慮し、登録済みの 商品画像リンク [image_link]
を商品バリエーションと一致させます。広告やリスティングは、選択されたバリエーションを記載したランディング ページにリンクする必要があります。追加の商品画像リンク [additional_image_link]
属性を使用して登録する写真にも、同じバリエーションが必要です。
商品バリエーションは商品グループ ID [item_group_id]
属性を使ってグループ化できます。たとえば、3 つのサイズ(S、M、L)と 2 色で展開しているトップスを販売している場合、これら 6 つの商品を同じ商品グループ ID [item_group_id]
にグループ化します。
例
レディース フラッタースリーブ トップス、黒、杢、S、M、L の商品データ | ||||
ID[id] |
タイトル [title] |
商品グループ ID[item_group_id] |
サイズ[size] |
色 [color] |
72025-s-hth | レディース フラッタースリーブ トップス - 杢 | 72025 | S | 杢 |
72025-s-blk | レディース フラッタースリーブ トップス - 黒 | 72025 | S | 黒 |
72025-m-hth | レディース フラッタースリーブ トップス - 杢 | 72025 | M | 杢 |
72025-m-blk | レディース フラッタースリーブ トップス - 黒 | 72025 | M | 黒 |
72025-l-hth | レディース フラッタースリーブ トップス - 杢 | 72025 | L | 杢 |
72025-l-blk | レディース フラッタースリーブ トップス - 黒 | 72025 | L | 黒 |
詳しくは、商品グループ ID [item_group_id]
属性の登録方法をご覧ください。
バリエーション商品ではない商品には、商品グループ ID [item_group_id]
属性を使用しないでください。以下の例をご覧ください。
- 関連商品のグループ: 別々に販売されている商品をコーディネートした衣服(パンツとそれに合ったトップスなど)は商品バリエーション グループではありません。
- スタイルの異なる商品: 同じデザインの半袖 T シャツ、長袖 T シャツ、セーターは商品バリエーション グループではありません。それぞれに異なる商品バリエーション グループであり、タイプのサイズや色のバリエーションごとに別個の商品グループ ID
[item_group_id]
属性を設定します。
ただし、これらの異なるファッション商品は 1 つの商品として表現することができ、一括販売 [is_bundle]
属性を使用して単一のサイズとカラー値でバンドルとして販売することもできます。詳しくは、一括販売 [is_bundle]
属性の登録方法をご覧ください。