Google Workspace や Google Workspace 追加ストレージなどの移行されたサブスクリプションは、すべて新規サブスクリプションとして扱われ、販売パートナーに対してサブスクリプションの請求が行われます。
顧客の移行のための要件
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お客様はサブスクリプションを販売パートナーによる管理へ移行することができますが、いくつかの制限事項が適用されます。お客様は、Google Voice または Chrome サブスクリプションの Google との直接契約を維持したまま、他のサブスクリプションを販売パートナーに移行することを選択できます。たとえば、Google Workspace サブスクリプションの一部のみ、または Google Workspace 追加ストレージのライセンスのみを販売パートナーに移行することはできませんが、Google Voice または Chrome Enterprise Upgrade のサブスクリプションを移行しないことは選択できます。
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お客様が移行したサービスはすべて、販売パートナーが再販できます。
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Google Workspace for Nonprofits または 従来の無償版 G Suite をご利用のお客様は移行できません。この場合は、有料版の Google Workspace にアップグレードしてから、アカウントを販売パートナーに移行してください。
お支払いとサービスのプラン
G Suite Business または G Suite Basic をご利用のお客様移行時に、G Suite Business サブスクリプションと G Suite Basic サブスクリプションは Google Workspace サブスクリプションにアップグレードまたはダウングレードされます。
- Google Workspace Business エディションのサブスクリプションに移行するには、G Suite Basic サブスクリプションまたは G Suite Business サブスクリプションのライセンス数が 300 個以下である必要があります。
- G Suite Basic または G Suite Business をご利用の場合、Enterprise Essentials、Essentials、Frontline エディションに移行することはできません。
以下のエディションに切り替える | |||||
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現在のエディション |
Business Starter |
Business Standard |
Business Plus |
Enterprise Standard |
Enterprise Plus |
G Suite Basic | アップグレード * | アップグレード * | アップグレード * | アップグレード | アップグレード |
G Suite Business | ダウングレード * | ダウングレード * | アップグレード * | アップグレード | アップグレード |
* Business サブスクリプションのライセンス上限は 300 です。
サブスクリプションが 30 日間の試用中である場合は、新しい 30 日間の無料試用または新しいサブスクリプションに移行できます。
顧客が 30 日間の試用期間を満了した場合、販売パートナーが管理する新しいサブスクリプションに移行できます。
新しいサブスクリプションは、以前の契約と同数以上のライセンスで契約する必要があります。たとえば、現在契約しているユーザー ライセンス数が 200 の場合、移行時に 150 に減らすことはできません。
例外: 年間プランで契約され、残りの契約期間が 30 日以下のサブスクリプションについては、ライセンス数を減らすことができます。
お客様のアカウントを販売パートナーに移行する場合は、該当するサブスクリプションのお支払いプランを選択してください。
現在フレキシブル プランでご契約中のサブスクリプション
- 新しいフレキシブル プランまたは新しい年間プラン(年払いまたは月払い)のいずれかでサブスクリプションを開始できます。
- 年間プランは Vault などの一部のアドオン プロダクトでは利用できません。
現在年間プランをご利用の場合
- 新しい年間プラン(年払いまたは月払い)でサブスクリプションを開始できます。
- フレキシブル プランは、顧客の更新日から 30 日以内にのみ選択できます。
新規契約では、顧客は以前の契約でのライセンス数以上で契約する必要があります。たとえば、現在の契約が 200 ユーザー ライセンスである場合、移行時にその契約数を 150 ユーザー ライセンスに減らすことはできません。
例外: 年間プランで契約され、残りの契約期間が 30 日以下のサブスクリプションについては、ライセンス数を減らすことができます。
年間プラン(年払い)のサブスクリプション
- 移行後、前払い済みの期間に対する払い戻しはありません。
- 年間プラン(年払い)をご利用中の顧客の移行は、サービス契約期間の終了時(更新期間中)に実施することをおすすめします。
年間プラン(月払い)のサブスクリプション
- 途中解約料金は発生しません。
- 移管日までの料金が顧客に直接請求されます。最終の請求額は残余期間に応じて算出されます。
お客様のサブスクリプションを販売パートナー アカウントに移行する
注: 顧客が Google Workspace または G Suite の複数のエディションをご利用の場合は、Google 営業担当者または Google Workspace サポートが移行を行いますのでご連絡ください。
1. 販売パートナーの公開 ID(アカウント ID)を確認するアカウント ID は、移行トークンを生成するための販売パートナーの公開 ID として使用されます。 販売パートナーのアカウントとお客様を関連付けるために、移行トークンを使用します。
- パートナー セールス コンソールにログインします。
- 設定アイコン をクリックします。[アカウント情報] でアカウント ID を確認します。
お客様が移行トークンを生成する
- お客様に販売パートナーの公開 ID(アカウント ID)を伝えます。
- お客様にサブスクリプションを販売パートナーに移行する手順を説明し、お客様が移行トークンを生成できるようサポートします。
移行トークンを生成する
管理コンソールの特権管理者の権限をお客様から委託された場合は、販売パートナーが移行トークンを生成できます。
- お客様のアカウントにログインして、[移行トークンの取得] に進みます。
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販売パートナーの公開 ID を入力し、[販売パートナー ID を確認] をクリックします。
- [移行トークンを生成] をクリックします。
- これで、アカウントの移行に関するお客様側の準備が完了しました。注: 移行トークンをコピーする必要はありません。
注: 移行トークンの有効期限は 30 日間です。
重要: 以下の手順では、お客様の移行トークンを入力する必要はありません。有効なトークンが存在する場合、お客様はパートナー アカウントに移行されます。ただし、お客様が有効な Google Workspace サブスクリプションをお持ちでない場合、移行トークンを処理することはできません。
- パートナー セールス コンソールにログインします。
- [顧客] ページで [顧客を作成] をクリックします。
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[お客様を移行] を選択します。多くの場合、[ドメインで移行] を選択し、顧客のドメイン名を入力します。
顧客が Essentials をご利用で、メールアドレス確認済みのアカウントをお持ちの場合: [Cloud Identity ID で移行] を選択します。Cloud Identity ID を確認する手順を顧客に案内してください。
- お客様のドメインまたは Cloud Identity ID を入力し、[移行] をクリックします。
- [インポートが成功しました] ボックスで [サービスを移行] をクリックします。
- お客様が以前の G Suite SKU を所有している場合は、[代替 SKU を選択] をクリックし、画面の指示に沿ってお客様を Google Workspace に移行します。
- サブスクリプションごとに、Google Workspace 販売パートナー請求先アカウントを選択します。
注: このオプションは、Partner Sales Console で複数の請求先アカウントを設定している場合にのみ表示されます。
- 顧客のすべての注文に同じ通貨を使用する必要がありますが、同じ通貨で異なる請求先アカウントを使用できます。
- Google Workspace のサブスクリプションではすべて同じ請求先アカウントを使用する必要があります。
- サブスクリプションごとに利用可能なお支払いプランを選択して、[続行] をクリックします。
- 必要に応じて、サブスクリプションごとにライセンス数とその上限数の各値を変更します。
- (省略可)PO 番号を入力します。
- 変更を送信する準備ができたら、[移行を完了] をクリックします。
- 顧客に代わってサービスのスケジュールまたは契約に同意する必要がある場合があります。
移行に関する問題のトラブルシューティング
お客様のサブスクリプションの移行時にエラーが発生した場合は、移行トークンを生成した後にサブスクリプションの変更(サブスクリプションのキャンセルなど)をしたかどうかをお客様に確認してください。その場合は、サブスクリプションを販売パートナーに移行するの手順を繰り返して新しいトークンを生成するよう依頼します。