カスタム変数レポートを作成すると、レポート処理を開始した後でも独自のレポートラベルを使用してイベントをトラッキングできます。
クリエイティブ内で 300 以上のインタラクティブ要素をトラッキングする予定がある場合や、動的に生成されるトラッキング カウンタ(実行時のユーザーによる情報入力、入力テキスト フィールドからのデータ収集、スタジオのダイナミック イネーブラーとダイナミック プロファイルを使用して設定したダイナミック フィールドのトラッキング、実行時に決定される変数など)が必要な場合は、クリエイティブにカスタム変数レポートを追加することをおすすめします。
制限事項
- カスタム レポート変数の最大文字数は 100 文字です
- ラテン文字のみ(日本語は使用不可)
- すべての疑問符、セミコロン、ハッシュタグに加え、各文字列の最初の疑問符、セミコロン、またはハッシュタグ以降のデータはすべて切り捨てられます。例:
- http://www.example.com/profile?0813u3hohgw は http://www.example.com/profile として報告されます
- http://www.example.com/profile;0813u3hohgw は http://www.example.com/profile として報告されます
- http://www.example.com/profile#0813u3hohgw は http://www.example.com/profile として報告されます
- 個人を特定できる情報(名前、メールアドレス、電話番号、健康に関する情報、経済状態に関する情報など)を含めることはできません
ステップ 1: HTML5 でカスタム レポート変数を追加する
カスタム変数で 2 つの異なるカウントをトラッキングするには 2 種類の方法があります。
コード例
Enabler.reportCustomVariableCount1(“クリックがトラッキングされました”);
Enabler.reportCustomVariableCount2(“クリックがトラッキングされました”);
このコードでは、「クリックがトラッキングされました」という文字列が Google マーケティング プラットフォームのサーバーに送信されます。サーバーでは、この文字列に対する 2 つのカウント(「Custom Variable Count 1」と「Custom Variable Count 2」)を含むカスタム変数レポートが生成されます。この場合、クリエイティブ内のどのコンテンツがユーザーの操作につながったかを、後でレポートを見たときに文字列から特定できるようにしておく必要があります。
reportCustomVariableCount1
と reportCustomVariableCount2
は Enabler.exit
関数と同じようには動作しません。ここでは、カスタム変数レポートのみが生成されます。必ず通常の Enabler.exit
関数も使用して、クリックスルー用の新しいウィンドウを生成してください。2 つのカウントを使用して、特定の文字列に対する 2 種類のイベントをトラッキングできます。たとえば、特定の文字列に対してインプレッションが発生するたびに reportCustomVariableCount1
メソッドを呼び出し、クリックが発生するたびに reportCustomVariableCount2
メソッドを呼び出すことができます。こうすると、選択したレポートラベルに対してインプレッションとクリック数の両方をトラッキングできます。
手順 2: スタジオのプレビューでコーディングを確認する
スタジオのウェブ管理画面にアセットをアップロードしたら、スタジオでクリエイティブをプレビューして出力コンソールを開くことで、カスタム変数が正しく動作しているかどうかを確認できます。カスタム変数が正しく追加されると、[発生済みイベント] セクションに登録されます。
手順 3: クリエイティブの配信後にレポートを生成する
カスタム変数レポートを生成する方法については、キャンペーン マネージャー 360 ヘルプセンター(ログインが必要)をご覧ください。