Google Pixel または Google Pixel Tablet を修理に出す際に、修理モードをオンにして手続きを簡素化することができます。修理モードを使用すると、修理の前後にデータをワイプ、復元する必要がなくなり、技術者が診断を簡単に行えるようになります。
修理モードの仕組み
重要:
- 修理モードをオンにできるのは、一部のデバイスのみです。 対応デバイスには次のものが含まれます。
- Android 14 の 2023 年 12 月以降のアップデートを搭載し、空き容量が 2 GB 以上ある Google Pixel。
- Android June OS 以降を搭載し、空き容量が 2 GB 以上ある Google Pixel Tablet。
- 持ち込み修理と配送修理のどちらについても、修理モードまたは出荷時設定へのリセットを使用できます。修理モードが使用されている場合、Google の修理パートナーは、スマートフォンが届いたらデータのリセットが必要かどうかを判断し、必要な修理を評価します。
- Google Pixel Tablet の持ち込み修理サービスは現時点ではご利用いただけませんが、お使いのデバイスと請求の内容が保証対象である場合は、交換を受けられることがあります。詳しくは、Google Pixel Tablet の保証請求を行う方法をご確認ください。
- 修理モードを使用することにした場合でも、修理に出す前に必ずデータをバックアップすることをおすすめします。修理サービスでストレージに影響する部品の交換が必要になった場合、修理モードがオンになっていても、技術者によってデバイスのデータは削除されます。バックアップがあれば、修理後のデバイスにデータを復元できます。(Google Pixel のデータをバックアップ、復元するをご参照ください) Google および修理パートナーは、データの損失について責任を負いません。
- 修理モード時に加えた変更は、修理モードを終了した場合、保存されません。
- 技術者が最新のシステムでトラブルシューティングを実施できるよう、修理モードをオンにする前にシステム アップデートを実行してください。
修理モードをオンにすると、機能が制限された専用のセキュア パーティションでクリーンな Android OS が起動します。このため、技術者は、出荷時設定へのリセットでデータの損失を招くことなくデバイスを診断して修理することができます。修理の間は、修理モードによってお客様の個人データと個人情報を不正なアクセスから保護できます。
ヒント: デバイスを修理に出す前に、SIM カードを取り出して保管してください。
修理モードにアクセスする
重要: 修理モードになってからは新しい PIN を作成しないでください。
- デバイスの設定アプリを開きます。
- [システム] [修理モード] をタップします。
- 画面上の手順に沿って修理モードをオンにします。
- セキュリティ PIN、パスワード、またはパターン(ロック画面と同じコード)を入力します。
- PIN、パスワード、パターンは技術者と共有しないでください。
- 設定していない場合は、作成して確認するよう求めるメッセージが表示されます。
- システムの再起動を許可します。
- 再起動すると、デバイスは修理モードになります。
修理モードを終了する
- デバイスの設定アプリを開きます。
- [システム] [修理モード] をタップして終了フローを開始します。
- 修理モードのときに、通知をタップして終了することもできます。
- 確認のため、PIN、パスワード、またはパターンを入力します。
- システムの再起動を許可します。
ヒント: 画面上部の通知プルダウン メニューに移動して修理モードを終了することもできます。終了したら、ステップ 3 に進みます。
修理モードについて
- デフォルトでは一部のソフトウェア機能が一時停止しますが、手動で有効にできます。
- Pixel ガイド
- Google Play
- メッセージ
- 壁紙
- Google 検索アプリ
- テキスト読み上げ
- トラブルシューティングの目的で、デフォルトのファーストパーティ製アプリの一部は修理モードでも使用できます。修理モードを終了すると、ユーザーや修理サービスが加えた変更やユーザーが生成した情報(画像、ファイルなど)は、デバイスから削除されます。
- 修理モードでのみ使用できる一部のアプリは、技術者がデバイスを診断して修理するためのもので、ユーザーのデータを操作することはありません。