商品データの価格 [price]
属性に指定した値の一部が、ウェブサイトの情報と異なります。価格 [price]
属性には、ランディング ページの価格と一致する値を指定する必要があります。また、対象とする国の通貨で指定しなければなりません。該当の商品は、更新されて正しい情報が指定されるまで不承認となります。間違った価格が指定されている商品が多数見つかると、アカウントの強制停止につながる場合があります。
この記事の内容
ページクロールの仕組み
Googlebot は、ウェブサイトのランディング ページを定期的にクロールして、データフィードの価格 [price]
属性と、ランディング ページの価格または構造化データのマークアップ(実装されている場合)の価格を比較します。これにより、品質と価格の整合性が確保され、優れたユーザー エクスペリエンスを提供できます。ランディング ページ上の価格とデータフィードの価格 [price]
属性の間に不一致が見つかると、その商品は不承認となることがあります。
Googlebot は、不承認となった商品を数時間から数日の間自動的にクロールし、価格を再確認します。ランディング ページ上の価格がデータフィードの価格 [price]
属性と一致している場合、商品は再承認されます。
注: ページクロールはサーバー ドメインの処理能力の影響を受けます。ドメインの処理能力の上限に達している場合、Google はウェブサイトのクロールの遅延を避けるためにページクロールの頻度を上げないようにするため、ページのクロールに時間がかかることがあります。
価格の不一致の一般的な原因
価格の不一致の一般的な原因として、ウェブサイトの更新と Merchant Center のデータの更新に時間差があることが考えられます。フィードのアップロードや Content API による更新は、ウェブサイトの商品を更新した直後に行うことをおすすめします。
また、価格 [price]
の構造化データのマークアップが商品のランディング ページに正しく実装されていることも確認してください。リッチリザルト ツールを使用して、ランディング ページをテストできます。
ランディング ページと商品データの価格の不一致が検知され、報告された日時は、通知のタイムスタンプのとおりです。その後にデータがすでに更新され、再承認されている場合もあります。商品の現在の承認ステータスは、[すべての商品] ページの [ステータス] 列([商品] の下)、または Merchant Center の個々の商品ページの [ステータス] セクションで確認できます。
セール価格 [sale_price]
属性を使用している場合は、セールの有効期間がセール価格有効期間 [sale_price_effective_date]
属性を使用して正しく指定されていることと、タイムゾーンが正しいことを確認してください。セールを有効にすると、ショッピング広告、無料リスティング、ローカル在庫広告、無料ローカル リスティングに、セール価格が現在の価格として表示されます。
最低注文数がある場合や、商品アイテムをまとめ売りで販売している場合は、最小販売数量の合計価格を登録する必要があります。商品データの価格属性で指定した価格が、対応する商品のランディング ページに表示される価格と一致していることを確認してください。
広告とリスティングの価格をランディング ページの最新の価格と常に一致させるために、商品アイテムの自動更新を活用すると便利です。この機能はデフォルトでオンになっています。詳しくは、商品アイテムの自動更新についてをご覧ください。
手順
ステップ 1: 影響を受けている商品を見つける
- Merchant Center アカウントにログインします。
- ナビゲーション メニューから [商品] を選択し、次に [診断] をクリックします。
- [商品アイテムに関する問題] タブをクリックして、現在商品に影響している問題を確認します。
すべての問題について、影響を受けた全商品の一覧(.csv)をダウンロードするには:
- フィルタボタン (グラフの下、問題一覧の上にあります)の横にあるダウンロード ボタン をクリックします。
特定の問題について、影響を受けた全商品の一覧(.csv)をダウンロードするには:
- [問題] 列で目的の問題を探し、行の末尾にあるダウンロード ボタン をクリックします。
特定の問題の影響を受けた商品(50 件まで)を含む一覧を表示するには:
- [問題] 列で目的の問題を探し、[影響を受ける商品アイテム] 列の [例を表示] をクリックします。
ステップ 2: 価格、セール価格、セール価格有効期間の各属性にランディング ページの該当する値を登録する
- ダウンロードしたレポートをフィルタして、次の記載がある商品のみを表示します。
“Issue title” = 一致していません(ページクロール):(価格[price]
) - 該当商品の商品データを(ID を使って)検索し、各商品アイテムの価格
[price]
(またはセール価格[sale_price]
とセール価格有効期間[sale_price_effective_date]
)が、サイトに表示されている値、ならびにサイトの構造化データ内の値と一致していることを確認します。- Googlebot は、ウェブサーバーから返された HTML 内のデータをクロールします。ページの読み込み後に JavaScript でウェブサイトのデータが動的に渡されると、エラーにつながります。HTML に反映される価格は、Merchant Center にアップロードされた価格と正確に一致する必要があります。
注: Googlebot は、不承認となった商品を数時間から数日の間クロールします。価格が一致している場合、不承認となった商品は承認されます。
ステップ 3: 商品データを再登録する
- 商品データを更新したら、次のいずれかの方法で再送信してください。
- 次に、[診断] ページに問題が表示されなくなったことを確かめ、問題が解決したことをチェックします。
なお、[診断] ページに変更が反映されるまで、しばらく時間がかかることがあります。
ステップ 4(省略可): 審査をリクエストする
アカウントまたはいずれかの商品が不承認となり、問題を修正した、または問題に異議がある場合に、審査をリクエストできることがあります。審査に合格すると、問題は表示されなくなります。不承認を解決できず、解決方法がわからない場合は、サポートにお問い合わせください。