ホテル料金の構造化データ形式を使用すると、ウェブページに詳細情報を追加できます。これにより、Google のシステムは情報をより的確に把握できるようになります。
構造化データを使用すると、ウェブサイトの料金情報にアノテーションを付けることができ、Google による料金検証の精度が向上し、より多くのチェックを行えるようになります。詳しくは、Google による料金精度の適用方法をご覧ください。
Google が構造化データを使用して料金精度の確認を向上できるのは、パートナーの構造化データがウェブサイトのユーザーに表示されるデータと一致している場合に限られます。パートナーは、料金精度の確認のための Hotel Center レポートを使用して、構造化データの実装の精度(または「信頼性」)を検証し、モニタリングすることが求められます。Google が構造化データとウェブサイトの間で不一致を検出した場合は、不一致が修正されて信頼性が数日間一貫して維持されるまで、構造化データは料金精度の確認に使用されません。
このページの内容
- リソース
- 料金の構造化データを追加する
- 構造化データの設定をテストして確認する
- 構造化データの信頼性を確認してリッチリザルトを表示する
- Hotel Center で構造化データの不一致を確認する手順
- よくある質問
リソース
ウェブサイトで構造化データを実装し、それを検証する方法について詳しくは、以下のリソースをご覧ください。
ツール / コンテンツ | 用途 |
---|---|
RRT ツール: リッチリザルト テスト - Google Search Console | パートナーが実装のデバッグと検証を行うためのセルフサービス ツール |
デベロッパー向けウェブサイト: ホテル料金の構造化データのリファレンス | データ構造の詳細と技術的実装に関する情報(例あり) |
Hotel Center のヘルプセンターとトラブルシューティング: ホテル広告の料金精度を検証するための構造化データについて | Google ヘルプセンター: 構造化データに関する、技術的でない一般的な情報、Hotel Center のトラブルシューティング |
[お問い合わせ] ページ | 技術サポートと質問 |
料金の構造化データを追加する
ホテル料金の構造化データをウェブサイトに追加するには、ユーザーが料金オプションを確認するランディング ページの URL のコードを編集する必要があります。その方法については、デベロッパー ガイドのホテル料金の構造化データのリファレンス ページをご覧ください。
構造化データの設定をテストして確認する
ウェブサイトに構造化データを追加したら、Google のリッチリザルト テストを使用して結果を確認できます。リッチリザルト テストは Google が提供するウェブベースのツールで、ウェブページの構造化データのテストと検証を無料で行うことができます。このツールは、既存のコードがページで適切に機能し、Google 検索のリッチリザルトの対象となるかどうかを分析します。詳しくは、Google のリッチリザルト テストをご覧ください。
手順
- リッチリザルト テストに移動します。
- 入力方法を選択します。
- URL: テストするウェブページの URL を貼り付けます。
- コード スニペット: 新しいコンテンツやドラフトのコンテンツで作業している場合は、HTML コードを直接貼り付けます。
- 入力方法に応じて、[URL をテスト] または [コードをテスト] をクリックします。ツールが構造化データを分析します。
- [ホテル] セクションで結果を確認します。
- 対象となるリッチリザルト: Google 検索でトリガーされる可能性があるリッチリザルトの種類が表示されます。
- 警告とエラー: 技術的なエラーまたは警告を検出します。ツールに表示された重大なエラーを修正します。
Google が貴社のウェブサイトの構造化データを自動的にスキャンし、料金精度を確認する際にシグナルが信頼できるかどうかを検証します。これには、構造化データの設定が正常に完了してから数日かかることがあります。Hotel Center での料金精度の検証が増え、構造化データが使用されていることが示されます。詳しくは、料金: 料金の精度を確認するをご覧ください。
構造化データの信頼性を確認してリッチリザルトを表示する
評価ごとに信頼性ステータスがあり、Google が構造化データのマークアップから取得した料金と、Google の審査担当者がウェブサイトで見つけた料金との一致状況が表示されます。不一致がある限り、構造化データは信頼できるものと見なされず、料金の検証には使用されません。
Hotel Center で構造化データの不一致を確認する手順
ウェブサイトの構造化データとウェブサイトに表示される料金の間に不一致がないことが求められます。
Hotel Center で [マークアップの信頼性] 列を有効にするには:
- Hotel Center アカウントにログインします。
- 左側のメニューで [料金] タブをクリックします。
- ページの下部にある [料金] 表の右上にあるその他アイコン をクリックし、[列の管理] を選択します。
- [列の管理] ポップアップで [マークアップの信頼性] チェックボックスをオンにします。
- [更新] をクリックします。
構造化データの信頼性不一致の問題でフィルタするには:
- [フィルタを追加] をクリックし、プルダウンから [マークアップの信頼性] を選択します。
- フィルタを使用して、信頼性シグナルが [同意しない] または [マークアップなし] のいずれかである料金を確認し、問題を特定します。
- 任意: 「料金の一致状況 次を除く = はい」と「スコアへの影響 = はい」のフィルタを削除します。
- 調査する料金を選択して、料金が表示されているスクリーンショットをクリックします。
- 最初のスクリーンショットを選択します。
- スクリーンショットの左上にある [リッチリザルト テストで HTML を表示] ボタンをクリックすると、リッチリザルトのデバッグページにリダイレクトされます。
よくある質問
構造化データを実装するにはどうすればよいですか?
- 実装、テスト、検証の方法については、ホテル広告の料金精度を検証するための構造化データについてとホテル料金の構造化データのリファレンスをご覧ください。
- 実装の検証とデバッグに必要なツールは、リッチリザルト テストのみです。
構造化データの実装を確認するにはどうすればよいですか?
構造化データを実装しましたが、RRT に何も表示されません。
データが RRT に表示されるためには、次のいずれかが必要です。
makesOffer
プロパティが設定されたHotel
。
{
"@context": "https://schema.org",
"@type": "Hotel",
"makesOffer": {}
}
- または、
containsPlace
プロパティがHotelRoom
に設定され、offers
プロパティが設定されているHotel
。
{
"@context": "https://schema.org",
"@type": "Hotel",
"containsPlace": {
"@type": "HotelRoom",
"offers": {}
}
}
推奨される JSON-LD 形式ではなく、microdata 形式を使用したいのですが、これによってホテルの料金精度の検証は変わりますか?
- サポートされている形式であれば、どの形式でも使用できます。どの形式を使用しても、RRT ツールには同じトラブルシューティング情報が表示されます。
- JSON-LD をおすすめしますが、サポートされている他の形式を選択することもできます。
「信頼性」とはどういう意味ですか?
構造化データの実装が失敗する原因となる、一般的な問題にはどのようなものがありますか?RRT にエラーは表示されていませんが、Google によってデータが「信頼できない」ものと見なされてしまいます。
- データ構造が正しく実装されていない: ホテル料金の構造化データのリファレンスで確認してください。たとえば、料金の数字に不要な通貨の文字列「USD」が含まれている可能性があります。
- 宿泊料金の合計額ではなく 1 泊あたりの料金が指定されている: 宿泊料金の合計額が構造化データに指定されていることを確認してください。
- 税金と手数料が構造化データに指定されていない: 構造化データは、ページ内の視覚要素、ならびに Google に送信された料金と一致している必要があります。
Google による料金チェックの「信頼できる」または「信頼できない」インスタンスはどのようにして確認できますか?
- Hotel Center を使用して、構造化データの信頼性を確認してリッチリザルトを表示するの手順を行います。
- パートナーは、信頼できる構造化データ(つまり、ウェブサイトのユーザーに表示されるデータと一致している構造化データ)をウェブサイトに追加し、Hotel Center の料金精度チェックを使用して構造化データの実装の信頼性を検証、モニタリングすることが求められます。