Google Play 請求サービスを使用すると、コンテンツやサービスについて、ユーザーに定期的に請求を行うアプリ内アイテムを提供できます。これは、定期購入と呼ばれます。定期購入では、Google Play のアプリ内で定期的に料金を請求して、アプリやゲームなどのコンテンツのコレクションといったアイテムを提供できます。
同一のアプリ内で複数の定期購入を提供することができます。定期購入の価格は、適正な価格帯の範囲内で設定する必要があります。また、定期購入を非公開にすることはできません。
- 管理対象アイテムを作成することもできます。この場合は、ユーザーに 1 回限りの請求を行います。
重要: アプリ内アイテム(管理対象アイテムと定期購入を含む)には、Google Play デベロッパー プログラム ポリシーと取引手数料が適用されます。
対応状況
販売者の登録がサポートされている国や地域では、Google Play 請求サービスをご利用いただけます。
サポートされている国や地域にお住まいで、アプリで Google Play 請求サービス機能を初めて使用する場合は、お支払いプロファイルを設定して、Google Play Billing API のガイドをご確認ください。
作成した定期購入は、最新バージョンの Google Play ストアを使用しているユーザーが利用できるようになります。
定期購入と無料試用期間
- 週単位: 週単位の定期購入はキャリア決済では請求できません。
- 1 か月単位
- 3 か月単位
- 6 か月単位
- 年単位
定期購入をアプリに追加する
定期購入を追加する手順は、管理対象アイテムを追加する場合とほぼ同じです。ただし、定期購入については料金を期間単位で設定します。
定期購入を作成する前に、アイテム ID を慎重に設定してください。アイテム ID はアプリに固有のものである必要があり、作成後に変更したり、再利用したりすることはできません。
- アイテム ID は、先頭を必ず小文字の英字または数字とし、全体をアルファベットの小文字(a~z)、数字(0~9)、アンダースコア(_)、ピリオド(.)のみで構成する必要があります。
- 注:
android.test
というアイテム ID や、android.test
で始まるアイテム ID はすべて使用できません。
定期購入を追加する前に、Google の定期購入のポリシーをご覧ください。
定期購入を追加するには:
- Play Console にログインします。
- 「すべてのアプリ」アイコン
をクリックします。
- アプリを選択します。
- 左側のメニューで、[ストアでの表示] > [アプリ内アイテム] > [定期購入] をクリックします。
- [定期購入の作成] をクリックします。
- アイテムの詳細を入力します。
- タイトル: 「睡眠薬」など、アイテムの簡潔な名前(最大で半角 55 文字(全角 27 文字)まで入力できますが、常に正しく表示されるように半角 25 文字(全角 12 文字)以内に収めることをおすすめします)。
- 説明: 「怪物を即時に眠らせる」など、アイテムの長い説明(半角 80 文字、全角 40 文字まで)。
- 特典: 定期購入の内容を表す特典を最大 4 つ指定できます(それぞれ半角 40 文字、全角 20 文字まで)。
- 特典では、定期購入の内容(「テレビ番組や映画をすべて視聴可能」など)をユーザーにわかりやすく伝える必要があります。
- すべてのユーザーがプロモーション価格や無料試用の対象となるわけではないため、特典で無料試用または価格について言及することはできません。たとえば、「7 日間無料でお試し」などは許可されません。
- 価格: 現地通貨で価格を入力します。
- [ステータス] の横にある [有効] または [無効] を選択します。
- 購入できるようにするには、アイテムを有効にし、そのアプリを公開する必要があります。
- テスト アカウントを使用している場合は、有効なアイテムを公開停止中のアプリで利用できます。詳細については、Android デベロッパー サイトをご覧ください。
- [保存] をクリックします。
定期購入の価格設定オプション
定期購入の価格アプリ内の特定のコンテンツやサービスを、特定の期間にわたり、期間単位の価格でユーザーに表示することができます。この場合は、ユーザーが解約するまで、選択した頻度で期間単位の価格が請求されます。
たとえば、1 月 1 日に 1,000 円の定期購入を 1 年分購入したユーザーは、12 月 31 日まで定期購入にアクセスでき、次の更新日に 1,000 円が請求されます。
要件
- デベロッパーは、アプリ内で提供する定期購入サービスまたはコンテンツについて、透明性を保つ必要があります。
- すべてのアプリ内プロモーションまたはスプラッシュ画面で提供内容を明確に伝えることが重要です。
- 定期購入の条件(定期購入の費用、請求の期間と頻度、アプリを利用するうえで定期購入が必須かどうかなど)を明示する必要があります。ユーザーが追加の操作を行わなくても、これらの情報をすべて確認できるようにしてください。
- 定期購入の価格は、適正な価格帯の範囲内であることが必要です。
- 定期購入のタイトルまたは SKU の名前は、その内容を正確に反映したものであることが必要です。たとえば、定期購入に「無料トライアル」という名前は付けないでください。
一定の日数、週数、月数、または請求対象期間に適用される初期価格として、お試し価格を設定できます。たとえば、最初の 3 か月間は毎月 100 円で定期購入できるように設定できます。または、最初の 10 日間にお試し価格として 100 円で提供し、その後、通常の月額料金を提示することができます。
お試し期間終了後は、通常の定期購入価格が適用されます。
要件
- 特典の条件(期間、価格設定、利用できるコンテンツやサービスなど)について明確かつ正確に説明する必要があります。
- お試し期間が終了した場合にどうなるか(ユーザーに請求される金額や解約方法など)を説明します。
- お試し価格の期間は 3 日~12 か月の間で指定できます。
- お試し価格は、適正な価格帯の範囲内で、正規の定期購入価格より少ない値を指定してください。
- 無料試用とお試し価格の両方を設定している場合、試用期間の終了時にお試し価格がユーザーに対して請求されます。
- ユーザーが各定期購入商品(SKU)をお試し価格で購入できるのは、1 回のみです。
- お試し価格の期間が定期購入期間と異なる場合は、1 日あたりのお試し価格が 1 日あたりの正規の定期購入価格よりも低くなるよう設定する必要があります。たとえば、正規の定期購入価格が月額 1500 円(1 日あたり 50 円)である場合、1 週間のお試し価格は 350 円未満になります。1 か月は 30 日として計算します。
詳細と例については、デベロッパー ポリシー センターの無料試用とお試し特典をご覧ください。
お試し価格を設定する
- Play Console にログインします。
- 「すべてのアプリ」アイコン
をクリックします。
- アプリを選択します。
- 左側のメニューで、[ストアでの表示] > [アプリ内アイテム] > [定期購入] をクリックします。
- [お試し価格] の横で、使用するお試し価格(デフォルトの通貨での価格)と、その価格を適用する日数、週数、月数のいずれか、または定期請求対象期間を入力します。
- 請求対象期間を指定する場合、その入力した請求対象期間の回数分、当該のお試し価格による請求が繰り返し行われます。日数、週数、月数を選択した場合、ユーザーは指定した期間中に 1 回だけお試し価格を請求されます。
- ここで入力した価格を基に、各国の価格が計算されます。地域別の価格を手動で更新するには、[価格を編集] を選択します。
- 定期購入の市場別価格を管理する方法について詳しくは、アプリ内アイテムの設定オプションをご覧ください。
- 変更を保存します。
要件
- 次のことをユーザーに知らせる必要があります。
- 無料試用で利用できるコンテンツやサービス
- 無料試用が有料の定期購入に切り替わる方法とタイミング
- 有料の定期購入の料金
- 有料の定期購入への移行を希望しない場合の解約方法
- 定期購入商品ごとに 1 回の無料試用を作成できます。
- それぞれの定期購入 SKU に試用期間を設定する必要があります。
- 無料試用の料金は常に 0 円です。
- 試用期間は 3 日以上にする必要があります。
- 試用期間の変更はいつでも可能ですが、その更新された試用期間を利用できるのは、新規の定期購入のみとなります。
- ユーザーが無料の試用期間を利用できるのは、対象となっている商品をこれまでに定期購入していない場合のみです。
詳細と例については、デベロッパー ポリシー センターの無料試用とお試し特典をご覧ください。
無料試用を設定する
- Play Console にログインします。
- 「すべてのアプリ」アイコン
をクリックします。
- アプリを選択します。
- 左側のメニューで、[ストアでの表示] > [アプリ内アイテム] > [定期購入] をクリックします。
- [定期購入の設定] をクリックします。
- [定期購入ごとの無料試用] チェックボックスをオンにします。
ユーザーが無料試用を開始する方法
無料試用を開始するには、ユーザーは Google Play で定期購入の標準的な手続きを完了する必要があります。最初の期間には無料試用が適用されるため、料金は請求されません。また、ユーザーには、定期購入に無料の試行期間が適用されることがメールで通知されます。Google Play には 0 円の取引として記録され、試用期間を通して、定期購入が解約されるまで、この定期購入は購入済みとして設定されます。
試用期間が終了した翌日に、ユーザーのお支払い方法に対して正規の定期購入価格が請求されます。この請求は、定期購入に設定された期間に基づいて繰り返し行われます。猶予期間が設定されていない場合でも、お支払いステータスは 24 時間ほど保留中として表示されることがあります。
注: こうした試用期間中のいずれかの時点でユーザーが定期購入を解約した場合、当該の定期購入は試用期間が終了するまで有効なままとなり、請求は行われません。
定期購入をアプリ内で販売するだけでなく、「注目の定期購入」の機能を利用して Play ストアから直接、おすすめの SKU を販売することもできます。
Google の調査によると、定期購入を Play ストアから直接販売する場合、定期購入者の増加につながる可能性がある一方で、インストール数が減少するおそれもあります。注目の定期購入を設定する前には、こうしたトレードオフがアプリに適したものであるかどうかを慎重に検討することをおすすめします。たとえば、アプリ内の多くのコンテンツに定期購入者しかアクセスできないようになっているアプリでは、注目の定期購入は有用な選択肢となるでしょう。
注: 2020 年 2 月の時点で、この機能は米国でのみ有効です。
要件
-
ご使用のアプリが Billing Library 2.0 以降をサポートしている必要があります。Billing Library について詳しくは、Android デベロッパー サイトをご覧ください。
-
アプリに purchase ack API を実装する必要があります。purchase ack API の実装について詳しくは、Android デベロッパー サイトをご覧ください。
-
定期購入名は、Play ストアの掲載情報ページに表示されるものであるため、その定期購入がどのようなタイプのアイテムであるかを正確に表す名前を入力する必要があります。たとえば、「無料試用」を定期購入の名前にすることはできません。適切な定期購入名としては、「月間プレミアム VIP 定期購入」のような名前を付けます。
-
定期購入の説明では、その定期購入の特色を正確に記述する必要があります。「月間プレミアム VIP 定期購入」のような定期購入名を単にそのまま説明欄にも入力することは避けてください。適切な説明とは、その定期購入のメリットが強調されていて、どのような特典が得られるかをユーザーが理解しやすいものです。たとえば、「ご用意しているテレビ番組や映画をすべて広告なしでお楽しみいただけます。ご視聴にはお好きなデバイスをお使いになれます。」のようにしてください。
注目の定期購入を設定する
注目の定期購入を設定する前に、該当の定期購入について、ストアの掲載情報ページに適切な名前と説明が記載されていること、他の言語にローカライズ済みであることを確認します。こうした情報は、ストアの掲載情報ページでユーザーに表示されることになります。
- Play Console にログインします。
- アプリを選択します。
- 左側のメニューで、[ストアでの表示] > [アプリ内アイテム] > [定期購入] をクリックします。
- [注目の定期購入の設定] の [設定を管理] をクリックします。
- [注目の定期購入] の横で、ストアの掲載情報ページにおすすめとして表示する定期購入を選択します。
- [サーフェス] で、注目の定期購入を提供するサーフェスを選択します。各サーフェスについては、次の 3 つのオプションのいずれかを指定できます。
- 全ユーザーに対し有効: 利用条件を満たしているユーザーであれば誰でも、注目の定期購入の表示と申し込みが可能です。
- ライセンス テスターのみに対し有効: 注目の定期購入の表示と申し込みができるのは、ライセンス テスターのみに限られます。このオプションを使用すると、定期購入を実際に公開して販売する前に、テストを行うことができます。
- 無効: いずれのユーザーも注目の定期購入を利用できません。
-
変更を保存します。
ユーザーが注目の定期購入を利用する方法
注目の定期購入を有効にすると、この機能に対応している国の Play ストア ユーザーに対し、ストアの掲載情報ページでその定期購入の名前、説明、価格が表示されます。ユーザーは、[インストール](定期購入せずにアプリをダウンロードする場合)か、[無料試用&インストール](定期購入を申し込む場合)を選ぶことができます。
ユーザーが [無料試用&インストール] を選択した場合、定期購入の申し込みを求めるメッセージが表示されます。購入の手続きが正常に完了すると、アプリが自動的にユーザーのデバイスにインストールされます。
注: ユーザーが無料試用の利用条件を満たしていない場合には、[無料試用&インストール] ではなく [定期購入&インストール] が表示されます。
定期購入の変更を管理する
価格変更ユーザー エクスペリエンス
既存の定期購入の価格を変更すると、新規ユーザーと既存の定期購入者にどう影響するのかを以下に示します。
- 新規ユーザーは、定期購入の新しい価格がすぐに表示され、Google Play で定期購入できます。
- 既存の定期購入者に対して値上げが行われる場合には、価格が変更される 7 日以内にメールと Google Play の通知で連絡されます。定期購入者は価格の変更に 30 日以内に同意する必要があります。同意しない場合、期限経過後の次の更新日に定期購入が解約されます。
- 重要: 定期購入者が価格変更に同意しない場合は、値上げによって離脱が増加することがあります。影響を受ける定期購入者に連絡して、7 日以内に値上げを通知し、変更について説明し、定期購入で提供されている価値についてお客様に再確認することをおすすめします。
- 注: ユーザーの次回更新日までに複数回価格が変更された場合、ユーザーは最新の価格変更に対応するだけで済みます。
- 既存の定期購入者に対して値下げが行われる場合には、通知が送信され、次回の更新日から引き下げられた価格が適用されます。
定期購入の価格を変更する
- Play Console にログインします。
- アプリを選択します。
- 左側のメニューで、[ストアでの表示] > [アプリ内アイテム] > [定期購入] をクリックします。
- 定期購入を選択します。
- [価格設定] で、定期購入の価格を変更します。
- [保存] をクリックします。
価格変更の管理に関するヒント
- 定期購入の価格を変更すると、元に戻すことはできません。
- 定期購入の価格の変更は何度でも行えますが、頻繁に変更することはおすすめできません。価格を変更するたびに定期購入者を失う可能性があるため、価格変更については慎重に計画してください。
- 注: 定期購入の価格を短期間で 2 回変更した場合、その変更後の価格が有効になるには、定期購入者が最初の価格変更に同意することと、さらに 2 回目の価格変更にも同意することが必要となります。
- 既存の定期購入者にある価格を提示し、新規ユーザーに別の価格を提示したい場合は、新規ユーザーに提示する価格で新たな定期購入を作成してください。これにより、既存の定期購入者は、価格変更に同意する必要なく、引き続き定期購入を更新できます。
アプリ内定期購入では、ユーザーが現行の定期購入を、アプリで提供される別のプランにアップグレードまたはダウングレードできる機能を追加できます。たとえば、月単位から年単位の定期購入への変更や、基本の定期購入からプレミアムの定期購入へのアップグレードなどが可能です。
プランを変更したユーザーに対しては、以前のプランについての払い戻しは行いません。現行の定期購入で未使用の期間が残っている場合、新しい定期購入プランの最初の請求の開始が先送りされます。
猶予期間を設定すると、定期的なお支払いが不承認となった場合に定期購入者がお支払い方法を更新できる機会が設けられるようになります。このように設定しておくと、定期購入者のクレジット カードが有効期限切れになった場合や、プリペイド カードを使用して定期購入している場合、お支払い情報を更新していないためにカードが無効になった場合に役立ちます。
お支払いの不承認と猶予期間
猶予期間の開始時点には、お支払いが不承認となったことが定期購入者にメールで通知されます。定期購入者には、定期購入を中断しないでお支払い方法を更新するための猶予期間が与えられます。定期購入者がお支払い方法を有効な方法に更新すると、次回の定期購入の請求日程は以前と同様になります。
新しい定期購入商品については、次の猶予期間がデフォルトで設定されます。
- 週単位の定期購入: 3 日間
- 月単位の定期購入:7 日間
- その他の単位の定期購入: 14 日間
猶予期間の変更
個々の定期購入について猶予期間(3 日間、7 日間、14 日間、30 日間)を変更したり、猶予期間を無効にしたりできます。
- Play Console にログインします。
- 該当のアプリを選択します。
- 左側のメニューで [ストアでの表示] > [アプリ内アイテム] をクリックします。
- [定期購入] タブを選択します。
- 定期購入を選択します。
- 猶予期間の設定を変更します。
猶予期間の終了
猶予期間の終了時点で定期購入者のお支払い方法がまだ不承認となっている場合、定期購入が解約され、定期購入コンテンツにアクセスできなくなります。
定期購入者の定期的なお支払いが不承認となった場合、Google がお支払い処理を再度試みる間、30 日間にわたって、その定期購入者の定期購入を一時的に停止し、コンテンツへのアクセスを制限できます。このアカウントの一時停止機能を有効にした場合、アプリ内のすべての定期購入に適用されます。
- Play Console にログインします。
- 該当のアプリを選択します。
- 左側のメニューで、[ストアでの表示] > [アプリ内アイテム] > [定期購入] をクリックします。
- [定期購入の設定] を展開します。
- [アカウントの一時停止を有効にする] チェックボックスをオンにします。
重要: 2020 年 11 月 1 日より、アカウントの一時停止は必須になります。
アカウントの一時停止の実装について詳しくは、Android デベロッパー サイトをご覧ください。
定期購入の一時停止を有効にすると、ユーザーの自発的なチャーンを削減し、定期購入の解約に代わる手段をユーザーに提供することができます。一時停止を有効にした場合、これはアプリ内の年間 SKU を除く、すべての定期購入に適用されます。一時停止を有効にするには、アカウントの一時停止を有効にする必要があります。一時停止を有効にする方法は次のとおりです。
- Play Console にログインします。
- 該当のアプリを選択します。
- 左側のメニューで、[ストアでの表示] > [アプリ内アイテム] > [定期購入] をクリックします。
- [定期購入の設定] を展開します。
- [一時停止を有効にする] チェックボックスをオンにします。
重要: 2020 年 11 月 1 日より、一時停止はデフォルトで有効になります。
ユーザー エクスペリエンス
ユーザーが定期購入を途中で解約した場合、払い戻しは行われません。その代わりに、すでに支払いの済んだ定期購入期間が終了するまで、該当の定期購入商品にアクセスできます。
アプリで定期購入を再開する
定期購入を解約したユーザーが定期購入を再開しやすくするため、現行の定期購入期間が終了する前でも再度定期購入できる機能をアプリに追加することができます。現行の定期購入期間が終了する前にユーザーが再度定期購入を行った場合、請求額は 0 円と表示されます。
Play ストア アプリから定期購入を再開する
ユーザーが定期購入を再開できるようにすると、ユーザーはまだ有効期限が切れていない解約済みの定期購入へのアクセスを Play ストア アプリから復元できます。アクセスを復元する際にユーザーは次回のお支払い日を確認し、通知がデベロッパーに届きます。
ヒント: この機能を効果的に使用するには、リアルタイム デベロッパー通知を設定することをおすすめします。
ユーザーが定期購入を再開できるようにするには:
- Play Console にログインします。
- 該当のアプリを選択します。
- 左側のメニューで、[ストアでの表示] > [アプリ内アイテム] > [定期購入] をクリックします。
- [定期購入の設定] を展開します。
- [ユーザーが定期購入を再開することを許可します] オプションの横にあるチェックボックスをオンにします。
デベロッパーの責任
- デベロッパーは、ユーザーが定期購入を管理または解約する方法をアプリに明示しておく必要があります。
- コンテンツ プロバイダまたはアクセス プロバイダは、ユーザーに対して直接、より柔軟な払い戻しポリシーを実施することもできます。その場合は、プロバイダの責任において、そのポリシーが適用される法律に準拠していることを確認し、払い戻しポリシーを変更する際はユーザーに通知します。
- ユーザーがデベロッパーに直接、定期購入の解約を依頼することもあります。このような場合は、サーバー側の API を使用してサーバーからユーザーの定期購入を直接解約できます。
- 定期購入については、1 人でも利用しているユーザーがいる限りコンテンツの提供を継続する必要があります。定期購入を利用しているユーザーがいるにもかかわらずデベロッパーが提供を続けない場合、そのデベロッパーのアカウントは停止となり、該当のユーザーに対してデベロッパーのアカウントから定期購入の払い戻しが行われます。
詳細と例については、デベロッパー ポリシー センターの管理と解約をご覧ください。