Google Nest Doorbell は、ご自宅で現在ご利用のドアホンの代わりに使用していただけます。ただし、ドアホン システムによっては、適合できないか、十分な電力を供給できない場合があります。そのため、Google Nest Doorbell を現在のドアホンの配線に接続する予定の場合は、まず、ご利用のドアホン システムで機能することを確認する必要があります。
Google Nest Doorbell の電圧と電源の要件
Google Nest Doorbell(内蔵バッテリー・電源直結併用型)は、バッテリーの電力だけで動作させることも、ドアホン システムの配線に接続して継続的に給電することもできます。そのため、現在のシステムが対応していない場合でもご利用いただけます。
Google Nest Doorbell(電源直結型)は、家のドアホン システムに接続する必要があります。システムが対応していない場合は、地域の専門業者に問い合わせてシステムをアップグレードするか、屋内用電源アダプターを使用してドアホンを設置してください。
次の表は、Google Nest Doorbell が家のドアホン システムと連携するために必要な電圧と電源を比較したものです。
Google Nest Doorbell(内蔵バッテリー・電源直結併用型) | Google Nest Doorbell(電源直結型) | |
電圧 | AC 8~24 V |
AC 16~24 V(北米) |
電源 | 10~40 VA |
10~40 VA(北米) |
周波数 | 50~60 Hz | 50~60 Hz |
家にドアホンがない場合や複雑なドアホン システムがある場合
家にドアホンがない場合
家にドアホン システムがまだない場合は、次のような方法があります。
- バッテリー式の Google Nest Doorbell を設置する。内蔵バッテリーで動作するため、電源用に配線する必要はありません。
- 屋内用電源アダプターを使用して Google Nest Doorbell(電源直結型)を設置する。屋内のコンセントにドアホンを接続できます。
インターホン、フロントゲート コントロール、その他の統合型デバイスをご利用の場合
ドアホン システムによっては、内蔵インターホンがある場合、ゲート コントロールを備えている場合、家から離れた場所(屋外の門など)にドアホンが設置されている場合があります。一般に、これらのシステムは Google Nest Doorbell とは連携しません。
この場合は、次のような方法があります。
- 屋内用電源アダプターを使用して Google Nest Doorbell を設置する。屋内のコンセントにドアホンを接続できます。
- システムの配線に接続しなくて済むように、バッテリー式の Google Nest Doorbell を設置する。
Google Nest Doorbell(電源直結型)を設置する
Google Nest Doorbell(内蔵バッテリー・電源直結併用型)を設置する
システムと Google Nest Doorbell の適合性を確認する
ドアホン システムが Google Nest Doorbell に対応しているかどうかを確認する手順は次のとおりです。
1. ドアホンとチャイムの給電方法を確認する
- ドアホンとチャイムの位置を確認します。一般に、ドアホンのチャイムは、正面玄関のドア付近の壁に取り付けられています。
- 配線を確認するため、ドアホンのチャイムのカバーを取り外します。カバーによって、簡単に取り外せる場合もあれば、ネジを外すことが必要になる場合もあります。
- チャイム内の配線と配線ラベルを調べて、ドアホン システムが対応しているかどうかを確認します。
チャイムに 2 本以上の配線がある場合
ドアホンはおそらく Google Nest Doorbell と連携しますが、電圧を調べる必要があります。 |
機械式チャイム |
チャイムに配線とバッテリーの両方がある場合
ドアホンはおそらく Google Nest Doorbell と連携しますが、電圧を調べる必要があります。 |
デジタル チャイム |
チャイムにバッテリーのみがあり、配線がない場合
バッテリーのみを使用するドアホンのチャイムは、Google Nest Doorbell とは連携しません。場合によっては、古いドアホンの配線の上に、バッテリー式のチャイムとドアホンが設置されていることがあります。 バッテリー式のチャイムとドアホンの下に配線がある場合は、Google Nest Doorbell の電源直結型の設置にその配線を利用できる可能性があります。地域の Nest Pro 設置担当者に問い合わせて、配線が利用でき、電源直結型の新しいチャイムを設置できることを確認してください。 チャイムの背後に配線がない場合は、次のような方法があります。
上記のどちらの方法でも、チャイムは使用できるようになりません。ドアホンでチャイムを使用したい場合は、地域の専門業者に問い合わせて、その家で新しいドアホン システム用に配線する必要があります。 |
ワイヤレス チャイム |
チャイムの配線に T、F、R のいずれも記載されていない場合
チャイムの配線に T(Trans)、F(Front)、R(Rear)のいずれも記載されていない場合は、対応している可能性がありますが、設置について地域の設置専門業者にお問い合わせください。
別売りの屋内用電源アダプターを使用して Google Nest Doorbell を設置することもできます。このアダプターを使用すると、屋内のコンセントにドアホンを接続できます。
システムの配線に接続しなくて済むように、バッテリー式の Google Nest Doorbell を設置するという方法もあります。
2. 配線の電圧を確認する
動作するのに十分な電力が現在のドアホン システムから供給されるかどうかを確認する必要があります。
電圧を確認するにはいくつかの方法があります。以下の各項目を選択して、詳細情報をご覧ください。
ドアホンの変圧器の電圧を調べる
通常、変圧器には定格電圧が表示されています。ほとんどの場合、変圧器の本体に成形または刻印されています。
変圧器は見つけにくい場合があります。変圧器の一般的な場所は次のとおりです。
- ドアホンのチャイム ボックスの内部
- ブレーカーやヒューズ ボックスの近く
- 家の地下や床下の空間
チャイムまたはドアホンから配線が出ている場合、変圧器が近くに設置されていれば、変圧器まで配線をたどることができる可能性があります。
以下の定格電圧の範囲内であることが変圧器に記載されている場合、ドアホン システムは Google Nest Doorbell に対応していると考えられます。
Google Nest Doorbell(内蔵バッテリー・電源直結併用型) |
Google Nest Doorbell(電源直結型) |
|
電圧要件(北米) |
8~24 V AC |
16~24 V AC |
電圧要件(グローバル) |
8~24 V AC |
12~24 V AC |
次のいずれかに該当する場合、ドアホン システムは Google Nest Doorbell に対応していません。
- 変圧器にラベルがない。
- 電圧が Google Nest Doorbell の要件を上回っている、または下回っている。
ドアホン システムが Google Nest Doorbell に対応していない場合は、次のような方法があります。
- システムの配線に接続しなくて済むように、バッテリー式の Google Nest Doorbell を設置する。
- 地域の設置専門業者に問い合わせて、Google Nest Doorbell と連携できるように変圧器をアップグレードする。
- 別売りの電源アダプターを使用して Google Nest Doorbell を設置する。このアダプターを使用すると、屋内のコンセントに Google Nest Doorbell を接続できます。
マルチメーターを使用して電圧を測定する(最も正確な方法)
警告: ショック、けが、死亡のリスクを避けるため、電気を扱う際は常に注意してください。電気の配線を扱うことに不安を感じる場合は、地域の Nest Pro 設置担当者にご依頼いただけます。
ドアホン システムの適合性を確認する最も正確な方法は、配線の電圧を測定することです。
ドアホンの配線の電圧を確認する手順は次のとおりです。
重要: 金属製プローブを備えたマルチメーターを使用してください。(ペンのような形状の)「非接触」の電圧テスターは、正確な測定値を得るには感度が不十分な場合があります。
- 現在のドアホンを壁から取り外します。
- 配線をドアホンから取り外します。ドアホンに接続されている間は、電圧を正確に測定できません。
- マルチメーターの手順に沿って、配線の電圧を測定します。
- マルチメーターの電圧の測定値を、下記の表のドアホンの電圧要件と比較します。
Google Nest Doorbell(内蔵バッテリー・電源直結併用型) |
Google Nest Doorbell(電源直結型) |
|
電圧要件(北米) |
8~24 V AC |
16~24 V AC |
電圧要件(グローバル) |
8~24 V AC |
12~24 V AC |
マルチメーターの測定値が電圧要件の範囲内である場合、システムの配線は Google Nest Doorbell と連携します。
電圧の測定値が要件を下回った場合や上回った場合は、次のような方法があります。
- システムの配線に接続しなくて済むように、バッテリー式の Google Nest Doorbell を設置する。
- 地域の専門業者に問い合わせて、Google Nest Doorbell と連携できるように変圧器をアップグレードする。
- 別売りの屋内用電源アダプターを使用して Google Nest Doorbell を設置する。このアダプターを使用すると、屋内のコンセントにドアホンを接続できます。
地域の専門業者や電気技術者に問い合わせる
3. 必要に応じてチャイム コネクタを設置する
重要: Google Nest Doorbell(電源直結型)は、付属のチャイム コネクタを使用して設置する必要があります。Google Nest Doorbell(内蔵バッテリー・電源直結併用型)のバッテリー式の設置や電源直結型の設置では、チャイム コネクタは必要ありません。 チャイム コネクタを使用すると、チャイムの配線が Google Nest Doorbell(電源直結型)に安定した電力を供給できるようになり、さらにチャイムが損傷から保護されます。また、チャイム コネクタがない場合、チャイムで雑音が発生したり、予期しないチャイムが鳴ったりすることがあります。 アプリに表示される手順に沿って、チャイム コネクタを正しく設置してください。 |