ショッピング キャンペーンに目標広告費用対効果(ROAS)を設定する

この記事では、通常のショッピング キャンペーンについて説明します。Google 広告の AI を最大限に活用し、すべての Google サービスで広告を配信するには、代わりに P-MAX キャンペーンをお試しください。

仕組み

「目標広告費用対効果」入札戦略により、あらゆるショッピング キャンペーンで入札単価を Google 広告の AI を使って管理できるようになります。

Google 広告のスマート自動入札を使用すると、広告主様が宣伝する商品をユーザーが検索するたびに、見込まれるコンバージョン値が分析され AI を使って予測されます。その後、投資収益率が最大になるように、これらの検索語句に対する入札単価が調整されます。

つまり、ユーザー検索が価値の高いコンバージョンに至る可能性が高いと判断された場合、入札単価が高くなり、その可能性が低いと判断された場合は入札単価が低くなります。

この記事では、ショッピング キャンペーンに「目標広告費用対効果」を設定する方法と、運用開始後に掲載結果を確認して改善する方法を説明します。

どのタイプの Google 広告スマート自動入札戦略をショッピング キャンペーンに使用したらよいかわからない場合は、ショッピング キャンペーンの自動入札戦略についてをご覧ください。いつでも入札戦略を変更することができます。

はじめに

目標広告費用対効果を有効にする前に、ショッピング キャンペーンでコンバージョン トラッキングを有効にしてください。コンバージョン トラッキングの詳細

: ショッピング キャンペーンで「目標広告費用対効果」入札戦略を使用するには、過去 30 日間にショッピング キャンペーンで Merchant Center ID ごとに 15 件以上のコンバージョンを獲得している必要があります。

手順

「目標広告費用対効果」を設定する手順は、アカウントへの入札戦略の追加と、コンバージョン値の目標設定の 2 つに分かれます。

手順 1: アカウントに「目標広告費用対効果」入札戦略を設定する

  1. Google 広告の管理画面で、[キャンペーン] アイコン キャンペーン アイコン をクリックします。
  2. セクション メニューの [キャンペーン] プルダウンをクリックし、[キャンペーン] をクリックします。
  3. 編集するキャンペーンを選択します。
  4. キャンペーンのページメニューで [設定] をクリックします。
  5. [単価設定] を開き、[入札戦略を変更] をクリックします。
  6. プルダウン メニューから [目標広告費用対効果] を選択します。
  7. [保存] をクリックします。

手順 2: 目標を選択する

目標広告費用対効果(ROAS)とは、広告に投じた費用で獲得したいと考えるコンバージョン値(たとえば収益額)の平均です。この戦略を適用する広告グループ、キャンペーンに対して、費用あたりのコンバージョンの価値の履歴をもとに、目標広告費用対効果を設定してみます。原則として、平均コンバージョン値を過去 4 週間の費用で割った値を調べます。

目標広告費用対効果の設定は、得られるコンバージョンの量に影響する可能性がある点に注意しましょう。たとえば目標値が高すぎると、広告で獲得できるトラフィックの量が制限されることがあります。目標広告費用対効果に基づく入札の詳細

目標広告費用対効果の掲載結果を確認する

キャンペーンでの目標広告費用効果の掲載結果を確認する際のおすすめの方法:

時系列で分析する

  • 入札戦略を適用してから 15 日後に掲載結果を評価します。この期間に入札戦略の効果が現れてきます。
  • 入札戦略の掲載結果を評価するのに十分なデータを収集します。トラフィックが少ない場合は特に、日ごとではなく週ごとに確認します。
  • 時間が経過する中で、多くの要因が結果に影響することを考慮に入れます。休日、週末、特別なイベント、商品データの変更、オークションでの競合他社といった要因の影響を受ける可能性があります。

データに反映されるのを待つ

  • コンバージョン達成までの所要時間を考慮します。他のコンバージョンと比べて時間のかかるコンバージョンがあります。場合によっては、クリックしてからコンバージョンに至るまでに数日または数週間かかることもあります。最近の掲載結果と過去の掲載結果を比較すると、コンバージョン達成までの時間差によって、最近の掲載結果が実際よりも悪く表示されている可能性があります。ユーザーがコンバージョンに至るまでにかかった時間を確認する方法
  • 変化するマーケティング目標を達成できるように広告費用対効果の目標値を変更します。目標広告費用対効果は、目標値を変更するとすぐに変化しますが、コンバージョン達成までの所要時間によって調整に時間がかかる場合があります。

コンバージョン値をトラッキングする

  • コンバージョン値、次に費用で割ったコンバージョン値を確認します。十分な売り上げを得ていることと、目標広告費用効果に近づいていることを確認します。
  • クリック数は減少する場合がありますが、これは想定どおりの挙動です。その入札戦略では、目標に達成する可能性の低いクリックの入札単価が引き下げられるためです。これにより、目標に達成する可能性の高いコンバージョンに、より高い入札単価が使用されます。同じ理由でクリック単価も変動します。

キャンペーンの最適化

目標広告費用対効果を使用するキャンペーンを最適化する際のおすすめの方法:

コンバージョン値を上げる

  • コンバージョン値を引き上げたい場合は、キャンペーンの目標広告費用対効果を徐々に下げます。これにより、各コンバージョンにより多くの費用が使われるようになり、売り上げとコンバージョン値が増大します。
    • 上限クリック単価制に慣れている場合は、入札単価を引き上げるのと同様に、目標広告費用対効果を引き下げると考えるとよいでしょう。

戦略を確認する

  • 入札戦略を確認して、目標広告費用対効果の入札戦略ごとに月に最低 15 回コンバージョンを達成し、目標広告費用対効果は利益を十分に得られているか判断します。通常、キャンペーン数が少なく、キャンペーンの規模が大きく、コンバージョン数が多いほうが、よりよい掲載結果が得られます。
  • 他の広告主が入札単価を引き上げる場合、競争力を維持するには戦略の調整が必要となることがあります。たとえば、ある販売期間中に入札単価を引き上げたり、季節に応じて入札単価を変更したりしたい場合、目標広告費用対効果を引き下げます。それにより、トラフィックが拡大されるように入札単価が調整されます。

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