ユーザーが Google または検索パートナー サイトで検索した語句と、お客様のいずれかのキーワードが一致した場合は、広告の掲載対象となります。
広告グループ内で、意味が類似または重複する複数のキーワードを使用している場合は、ユーザーが使用した検索語句とすべてのキーワードが一致することもありえます。たとえば、同じ広告グループで「配管工講習」と「配管工技能講習」というキーワードを使用している場合は、「配管工の技能講習」という検索語句に対して両方のキーワードが一致する可能性があります。この場合は、検索語句に対して 1 つのキーワードのみが広告表示に使用されます。
この記事では、広告グループで同じ検索語句と一致する可能性があるキーワードを複数使用している場合に、どのような仕組みで広告が表示されるかについて説明します。異なる広告グループで類似するキーワードを使用している場合についての記事もご覧ください。
注
同じ検索語句と一致する可能性があるキーワードを複数使用していても、費用が増えることはありません。オークションへの入札にどのキーワードが使用されるかは、以下で説明している一連の優先ルールに基づいて決まります。オークションにかけられた広告は他の広告主様の広告と比較されますが、その際のクリック単価は、広告ランクの下限値を満足し、掲載順位が 1 つ下の競合他社の広告ランクを上回るために最低限必要な金額となります。
キーワードが選定される仕組み
広告グループに検索語句と一致するキーワードが複数ある場合は、以下の優先ルールに基づいて、オークションへの入札にどのキーワードが使用されるかが決まります。おおよその優先順位を、高い順に記載します。
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検索語句と同一のキーワード
検索語句と同一のキーワードを使用している場合、そのキーワードは優先的に広告表示に使用されます。広告グループに検索語句と類似するキーワードが他にある場合も、完全に一致するキーワードが使用されます。
例
たとえば、ユーザーが「配管工講習」を検索したとします。広告主様の広告グループには部分一致キーワード「配管工講習」とフレーズ一致キーワード「配管工」が設定されています。この場合は、検索語句「配管工講習」と同一の部分一致キーワード「配管工講習」が優先されます。
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完全一致キーワード(同一のキーワードが複数ある場合)
検索語句と同一のキーワードが複数ある場合は、完全一致キーワードが優先的に広告表示に使用されます。
例
検索語句が「配管工」で、部分一致キーワード「配管工」と完全一致キーワード「配管工」の両方を広告グループで使用している場合は、完全一致キーワードが優先されます。
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広告ランクが最も高いキーワード
広告グループで複数のキーワードが検索語句と一致した場合は、広告ランクが最も高いキーワードが優先的に広告表示に使用されます。
例
同じ広告グループで次のキーワードを使用しているとします。
キーワード 広告ランク 配管工講習 1.5 配管工認定資格講習 1 このケースでは、広告ランクの高いキーワード「配管工講習」が使用されます。
優先ルールの例外
品質スコアと広告ランクが高いキーワードがある場合
キーワードの検索ボリュームが少ない場合
一致するキーワードが多すぎる場合
例
広告グループを 5,000 回コピーし、アカウントに「配管工」というキーワードが 5,000 個存在するとします。この場合、「配管工」が検索されると、5,000 個のキーワードをすべて処理するのではなく、一致させるキーワードの数を減らします。その後に上記の優先ルールが適用されます。
注
Google 広告エディタの重複キーワードの検索ツールを使用すると、アカウント内で重複しているキーワードを確認できます。Google 広告エディタは、Google 広告アカウントを管理するためのアプリケーションで、無料でダウンロードできます。Google 広告エディタについての詳細