キャンペーンに適したキーワードを登録することで、適切なユーザーに向けて広告を表示することができます。キーワードには、その商品やサービスを検索するときにユーザーが使いそうな語句を選びます。実際の追加手順については、キーワードを追加するをご覧ください。
この記事では、効果的なキーワード リストを作成するための基本的な方法をご紹介します。
このページの内容
顧客の立場になって考える
キーワード リストを作成する前に、顧客がどのように検索するかを考えてください。ビジネスの主要なカテゴリを見極め、各カテゴリに該当する語句やフレーズのリストを下書きします。その結果をもとに、顧客が商品やサービスを表現するために使用するキーワードのリストを作成できます。
例
たとえば男性用のスポーツ シューズを販売している場合、まずは「メンズ スポーツ シューズ」など、ユーザーが使いそうな語句から始めます。扱っている商品によって、「メンズ スニーカー」や「メンズ テニスシューズ」なども追加します。ブランド名や商品名を加えると、キーワードをさらに増やすことができます。
特定の顧客をターゲットにする
特定の商品に関心を持つユーザーをターゲットとする場合、広告のテーマに直接関連する具体的なキーワードを選びます。そうすることで、その商品と関連する語句が検索された場合に絞って広告が表示されます。ただし、キーワードが具体的すぎると、十分な数のユーザーに広告を届けられない場合もあります。
例
たとえば男性用のスポーツ シューズを販売している場合、「メンズ バスケット シューズ」のような具体的なキーワードを選びます。すると、ユーザーがこうしたシューズを探しているときやバスケット ボールに関するサイトを訪問したときに広告が表示されます。
より多くの顧客にアプローチする
多くの見込み顧客にリーチしたい場合は、一般的なキーワードを選択するようにします。ただし、一般的なキーワードを使用すると、お客様のビジネスに関係のない検索でも広告が表示される可能性があります。
一般的なキーワードを使用する際は、次の点にご留意ください。
- ターゲット オーディエンスにリーチすることが難しくなる可能性がある
- 競合性の高いキーワードの場合、入札単価の引き上げが必要な場合がある
結果をいつもテストして、一般的なキーワードがニーズに合っているか確認しましょう。なお、キーワードと広告やウェブサイトとの関連性は、できる限り高める必要があります。ターゲットを広く設定したうえでスマート自動入札を活用することもできます。スマート自動入札を活用すると、マッチタイプにかかわらず、パフォーマンスの高い検索が Google の AI により優先されます。スマート自動入札についての詳細
例
大規模な靴の販売店では、「靴」などの一般的なキーワードを選択します。すると、ユーザーが靴を探しているときやファッション関連のサイトを訪れたときに広告が表示されます。
同種のキーワードをグループにまとめる
キーワードと広告を商品やサービスごとに分類し、広告グループとしてまとめることで、より関連性の高い広告をユーザーに表示することができます。複数のキーワードが特定の検索語句に一致する場合、同じ広告グループ内の類似キーワードの記事で概説されているランキングに基づいて広告が配信されるキーワードが選択されます。同じキーワードを複数のマッチタイプで登録しても、費用やパフォーマンスの面で悪影響が出ることはありません。
すべてのキーワードと広告を 1 つの広告グループにまとめてしまうと、たとえば女性用のフォーマル シューズを検索しているユーザーに対し、男性用のテニスシューズに関する広告が配信されてしまう可能性があります。詳しくは、新しい広告グループを作成する方法をご覧ください。
例
たとえば靴の小売店で、「ランニング シューズ」と「フォーマル シューズ」の 2 つの広告グループを作成したとします。ランニング シューズの広告グループには「ランニング シューズ」や「スニーカー」などのキーワードと、対応する広告を含めます。一方、フォーマル シューズの広告グループには、「フォーマル シューズ」や「ドレス用シューズ」などのキーワードを含めます。
これで、「フォーマル シューズ」と検索したユーザーにはフォーマル シューズの広告を配信する一方で、「ランニング シューズ」と検索したときは別の広告を配信することができます。
キーワードで記号を使用する
キーワードに使用できる記号は、アンパサンド(&)とアクセント記号(á など)の 2 種類です。これらの記号を含むキーワードは、それぞれ異なるキーワードと見なされます(「sidewalk cafe」と「sidewalk café」など)。
システムに認識されない記号には、次のようなものがあります。
無視される記号
無視される以下の記号を使用してもかまいませんが、ほとんどの場合、キーワード オプションに大きな影響はありません。
- ピリオド - キーワードにピリオド(.)を追加できますが、キーワードが比較される際に考慮されません。このため、たとえば「Fifth Ave.」と「Fifth Ave」というキーワードは、同一のキーワードと見なされます。
- プラス記号 - キーワードにプラス記号(+)を追加すると、通常は無視されます(例: 「青+車」)。ただし、単語の末尾にプラス記号(+)が含まれている場合(「C++」など)、無視されません。
無効な記号
次の無効な記号のいずれかを含むキーワードをアカウントに追加しようとすると、エラー メッセージが表示されます。アスタリスク(*)は除外キーワードにのみ追加できます。
- 単価記号(アットマーク): @
- バックスラッシュ: \
- キャレット(曲折アクセント記号): ^
- カンマ: ,
- 等号: =
- 感嘆符: !
- グレイヴ・アクセント: `
- 大なり記号と小なり記号: <>
- 開き角かっこと閉じ括弧角かっこ: [ ]
- 開き丸かっこと閉じ丸かっこ: ( )
- パーセント記号: %
- パイプ(縦棒): |
- 疑問符: ?
- セミコロン: ;
- チルダ: ~
その他の記号
- マイナス記号(-): マッチングではマイナス(-)演算子は無視されますが、キーワードの語句のマッチング方法には影響します。マイナス「-」をキーワードの先頭に追加すると、キーワードのマッチタイプで無視されます。たとえば、「ダーク -チョコレート」という除外キーワードがある場合、「ダーク」と同じキーワードと見なされます。スペースの有無も重要です。「-」が 2 つの単語の間にある場合(「well-being」など)、またはマイナス「-」とキーワードの間にスペースがある場合(「 - red」など)、「-」は無視されます。
- サイト演算子と検索演算子: 「site:」演算子はキーワードから削除されます。このため、「[site:www.example.com ダーク チョコレート]」というキーワードを追加した場合は、「[ダーク チョコレート]」と同じキーワードと見なされます。検索演算子も無視されます。たとえば、「ダーク チョコレート」というキーワードに検索演算子「OR」を追加して、「OR ダーク チョコレート」とした場合、「OR」コマンドは無視され、キーワードは「ダーク チョコレート」だけになります。