エディタでのディスプレイ ネットワーク対応について

検索キャンペーンでディスプレイ ネットワーク対応を有効にすると、検索ネットワークで使いきれない予算を Google ディスプレイ ネットワークで使って、検索ネットワークと同様のコンバージョン単価でコンバージョンを増やすことができます。この記事では、エディタでのディスプレイ ネットワーク対応オプションの基本的な仕組みと、その活用方法を解説します。

 


仕組み

検索キャンペーンでディスプレイ ネットワーク対応を有効にするには、エディタでキャンペーンを編集する際に、[ディスプレイ ネットワークを含める] プルダウンで [有効] を選択します。ディスプレイ ネットワーク対応での広告掲載では、検索キャンペーンの設定が可能な限り守られます。たとえば、次の例が挙げられます。

  • 入札とターゲティング(例: コンテンツとの関連性など)。
  • キャンペーン全体の予算上限は守られます。ディスプレイ ネットワーク対応を有効にしても、検索キャンペーンの費用は通常は変わりません。ディスプレイ ネットワーク対応では、検索ネットワークで使いきれない予算だけをディスプレイ ネットワークで消化することを目指します。
  • ディスプレイ ネットワークでのコンバージョン単価は、通常は検索ネットワークでのコンバージョン単価と同等かそれを下回ります。
  • ディスプレイ広告は検索広告に基づいて自動作成されますが、Google 広告アカウントの [キャンペーン] タブにある [アセット] セクションで、お客様がご自身でイメージ広告を簡単に作ることもできます。
  • リーチをさらに拡大し、パフォーマンスを高めるには、レスポンシブ ディスプレイ広告のご利用をおすすめします。

ディスプレイ ネットワーク対応が有効な場合は、ご指定のキーワードとマッチする検索語句が Google 検索や検索パートナー サイトで検索されたときに広告が表示されるほか、その語句に関連する Google ディスプレイ ネットワークのウェブサイトやアプリにも広告が表示される可能性があります。Google は検索でのパフォーマンスを注意深くモニタリングし、限定的な調査期間をおくことで、検索ネットワークと同じパフォーマンスを平均的に維持しながら、ディスプレイ ネットワークで選択的に広告を掲載することができます。検索ネットワークでのパフォーマンスに届かない場合、ディスプレイ ネットワークでの広告掲載は停止します。予算が余っている検索キャンペーンでディスプレイ ネットワーク対応を有効にすると、検索と同程度のコンバージョン単価で、コンバージョン数が最大 15% 増える可能性があります。

適切なオーディエンスを見つける

検索ネットワーク キャンペーンでディスプレイ ネットワーク対応を有効にすると、追加設定なしで広告のリーチが広がり、適切な場所とタイミングで、適切なオーディエンスを見つけて広告を表示できます。

  • インプレッション数とコンバージョン数が増加: ディスプレイ ネットワーク対応が有効な検索キャンペーンにおいてディスプレイ ネットワークに広告が表示されるのは、検索ネットワークで予算が使いきれないと予測され、なおかつ同一インプレッションでお客様の他のディスプレイ キャンペーンやユニバーサル キャンペーンとの競合が発生しない場合に限られます。
  • パフォーマンスが向上: ディスプレイ ネットワーク対応が有効で、予算が余っている検索キャンペーンでは、現在と同等のコンバージョン単価でコンバージョン数が最大 15% 増える可能性があります。
  • 潜在顧客を発掘: ディスプレイ ネットワーク対応を有効にすると、300 万超のウェブサイト、動画、アプリを擁する Google ディスプレイ ネットワークに広告を表示して、お客様の宣伝商品と似た商品を閲覧したり調べたりしている潜在顧客にリーチできます。
  • 手間をかけずに戦略的に運用: ディスプレイ ネットワーク対応は完全に自動化されているため、追加設定なしで、ディスプレイ ネットワーク全域において広告のターゲティングが最適化されます。

レスポンシブ広告を使ってより多くのユーザーにリーチする

リーチをさらに広げてパフォーマンスを高めるには、ディスプレイ ネットワーク対応の検索ネットワーク キャンペーン用のレスポンシブ広告を作成します。レスポンシブ広告は、ディスプレイ ネットワークのあらゆる広告スペースに配信できる、オールインワンの便利な広告フォーマットです。お客様が入力したアセット(広告見出し、画像、ランディング ページなど)を使って、配信先の広告スペースに合わせてサイズ、表示形式、フォーマットが自動的に調整されます。レスポンシブ広告は、1 つ作成するだけでディスプレイ ネットワークのほとんどの広告スペースに対応できるため、リーチ拡大と時間節約の両方に役立ちます。Google 広告に画像アセットをアップロードしてある場合は、検索キャンペーンでディスプレイ ネットワーク対応を有効にすることで、レスポンシブ ディスプレイ広告が自動的に作成されます。お客様側で必要な作業はありません。詳しくは、レスポンシブ ディスプレイ広告についてをご覧ください。

: 運用中の検索ネットワーク キャンペーンでディスプレイ ネットワーク対応を有効にすると、従来よりもコンバージョン数が増え、それによって 1 日の広告費用が増える可能性があります。平均的に、ディスプレイ ネットワークでの広告のコンバージョン単価は、検索ネットワークの場合と同程度になります。

 


手順

ディスプレイ ネットワーク対応の検索ネットワーク キャンペーンを作成する

  1. Google 広告エディタで、左側の [管理] メニューの [キャンペーン] をクリックします。
  2. [キャンペーンを追加] をクリックします。
  3. [キャンペーン名] 欄を選択し、新しいキャンペーンの名前を入力します。
    • 省略可: エディタでは、新しいキャンペーンはデフォルトのキャンペーン名で作成されます。キャンペーン名は変更しても、そのままにしてもかまいません。
  4. 右側の [選択したキャンペーンの編集] タブで、[キャンペーン タイプ] に移動します。
  5. [キャンペーン タイプ] プルダウンから [検索] を選択します。
  6. [ディスプレイ ネットワークを含める] プルダウンで [有効] を選択します。
  7. その他のキャンペーン設定を選択します。キャンペーン設定の詳細
  8. [保存して次へ] をクリックします。

既存の検索ネットワーク キャンペーンでディスプレイ ネットワーク対応を有効にする

  1. Google 広告エディタで、左側の [管理] メニューの [キャンペーン] をクリックします。
  2. 検索キャンペーンを選択します。
  3. [ディスプレイ ネットワークを含める] プルダウンで [有効] を選択します。
:
  • 検索で使いきれずにディスプレイ ネットワーク対応で使われる予算は、共有予算やキャンペーン テストには充当されません。また、ディスプレイ ネットワーク対応で使われる予算は、検索で使いきれない予算をベスト エフォート ベースで予測して算出されます。
  • 予算の全額を消化する仕様の入札戦略の場合は(コンバージョン数の最大化、クリック数の最大化、コンバージョン値の最大化など)、検索ネットワークと同程度かそれより良好なコンバージョン単価が見込まれる場合に、ディスプレイ ネットワーク対応で検索の予算が共有されます。通常は、共有された予算の大部分が引き続き検索ネットワーク用に確保されます。
  • コンバージョン タグを使用していない場合は、Google がベスト エフォート型の見積もりを使ってパフォーマンスのベースラインを設定します。

 


関連リンク

この情報は役に立ちましたか?

改善できる点がありましたらお聞かせください。
検索
検索をクリア
検索を終了
メインメニュー
5845130663762850360
true
ヘルプセンターを検索
true
true
true
true
true
73067
false
false
false