綿密でデータドリブンなテストを実施することは、特に今日の変化し続ける環境において、成長を目指すあらゆるビジネスにとって重要です。Google 広告でテストを実施することで、これを実現することが可能です。テストにより、キャンペーンに変更を適用した場合の影響を把握して、掲載結果を改善することができます。テストをより簡単にアカウントで実施できるよう、このたび Google 広告に新しい [テスト] ページを導入し、テストを 1 か所で作成、管理、最適化できるようにしました。
簡単にテストを作成して管理する
これまでは、キャンペーンのテストを実施するには、キャンペーンの下書きを作成し、その下書きを個別にテストする必要がありました。今後は、キャンペーンの選択とカスタムテストの作成を 1 つの手順で行えるようになります。テストの設定ではテストの実施期間のほか、テストで使用する元のキャンペーンからのトラフィックと予算の割合を指定します。
テストの実施期間中、新しい [テスト] ページで掲載結果を確認できます。掲載結果に問題がなければ、1 回クリックするだけで、元のキャンペーンに変更を適用できます。たとえば、新しい入札戦略をテストするカスタムテストを作成したとします。テストを数週間実施した後、このテストによってキャンペーンの掲載結果が向上した場合、新しい [テスト] ページで新しい入札戦略を基本のキャンペーンに適用できます。このようにして、実装の問題を回避しながら、テスト結果によって見込まれる成果を簡単に確認できます。
同期でテストを最適化する
簡単に有効なテストを実施できるように、Google では対応するキャンペーンとテストを同期する新しい方法を導入しました。これまでは、テストを最新の状態に保つには、元のキャンペーンへの変更を手動でコピーする必要がありました。この作業は難しく、時間もかかります。特に複数のテストを同時に実施する場合に大きな労力を必要とします。
今回のアップデートで、元のキャンペーンに加えた変更によってテストが自動的に更新されるようになります。たとえば、テスト中のキャンペーンに新しいキーワードを追加したとします。同期を有効にすると、こうしたキーワードも自動的にテスト キャンペーンに追加されます。新しいテストを作成する際、同期はデフォルトで有効になります。
フリーランス サービスのオンライン マーケットプレイスを世界的に展開している Fiverr では、新しい [テスト] ページでテストを実施し、複数のテストを簡単に管理しています。Fiverr のシニア PPC スペシャリストである Gabi Vatmakhter 氏は、次のように述べています。「この機能のおかげで、さまざまなランディング ページと広告をテストして、掲載結果を高めることができます。」 |
Google では、今後数か月にわたって [テスト] ページに新機能を追加していく予定です。[テスト] ページについて詳しくは、Google 広告ヘルプセンターをご覧ください。
Posted by Natalie Wertz - Google 広告担当プロダクト マネージャー