コンバージョン値のルールがスマート自動入札やパフォーマンスに及ぼす影響

現在スマート自動入札でコンバージョン値を使用している場合(特に目標広告費用対効果コンバージョン値の最大化、P-MAX、スマート ショッピング キャンペーンのいずれかを使用している場合)、コンバージョン値のルールを適用することで、ビジネス内容に応じたコンバージョンの価値(コンバージョン値)をより正確にデータに反映し、自社にとって価値の高いユーザー層のコンバージョンを増やせるよう、最適化できます。

アカウントまたはキャンペーンのレベルでコンバージョン値のルールが適用されている場合、スマート自動入札はオークションの時点でアクティブなルールを参照し、入札単価の最適化方法に反映します。コンバージョン値のルールは、オークションにおいて、Google の各種入札システムと組み合わせて使用できる仕組みになっています。

コンバージョン値のルールをスマート自動入札と組み合わせるべき場面

  • 顧客のタイプによって得られる価値が異なるが、そのことがアカウントのレポートに反映されていない場合
    • たとえば、オンラインでセールスリードを集めるビジネスで、Google 広告で獲得するリード 1 人あたりの価値を、現在は一律 500 円で計算しているとします。一方で、実際には神奈川県のリードは平均 2 倍の価値を持つことがわかっています。この場合、コンバージョン値のルールで神奈川県のユーザーの価値を自動的に 2 倍にすることにより、顧客層に応じた価値の差をレポートに反映できます。
  • Google 広告で、顧客の潜在的な生涯価値を基準とする最適化を行いたい場合
    • たとえば Google 広告で、短期的な生涯価値を基準に、得られる価値が大きいイベントやオーディエンスを識別し、それに応じたコンバージョン値のルールを適用します。
  • 現在はコンバージョン 1 件あたりの価値を静的に割り当てているが、オーディエンス、デバイス、地域などに応じて動的に価値を割り当てることにより、レポート類の精度や、目標広告費用対効果およびコンバージョン値の最大化に基づく入札の質を高めたい場合
    • たとえば、現在は電話問い合わせ 1 件の価値を 500 円、申し込み 1 件の価値を 2,000 円で計算しているとします。一方で、特定の条件に合致するユーザーがこれらのアクションを完了すれば、それ以上の価値があることがわかっています。この場合、コンバージョン値のルールを適用することにより、条件に合致するユーザーが同アクションを完了した際の価値を、500 円ないし 2,000 円に一定額上乗せ、または指定の係数で乗算した値になるよう、動的に処理できます。
  • 来店コンバージョンや店舗販売コンバージョンの価値を設定する際、ビジネス目標に沿って、よりきめ細かく柔軟に管理したい場合は、店舗でより多く売れている高額商品を宣伝しているキャンペーンで、デフォルトのアカウント値よりもキャンペーン単位の来店値を高く設定します。あるいは、アカウント単位の店舗販売値に 0.8 を掛けてオフラインでの合計値を削減して、e コマースの成長目標とのバランスをとることができます。
注: キャンペーンのレベルで作成したコンバージョン値のルールは、他のキャンペーンの入札パフォーマンスやコンバージョン データには適用されません。ただしポートフォリオ入札戦略の場合は例外で、ポートフォリオに含まれるキャンペーンのひとつに変更を加えると、ポートフォリオの最適化により、それ以外のキャンペーンのパフォーマンスにも若干の影響が出ることがあります。

コンバージョン値のルールの削除

最大限のコンバージョン値が得られるように自動最適化を行う「目標広告費用対効果」および「コンバージョン値の最大化」による入札では、アカウントに含まれるルールのうちその時点でアクティブなものがすべて反映されます。コンバージョン値のルールを削除すると、通常のコンバージョン値の定義に沿って最適化する動作に戻ります。

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