アサインメント LTI™ の仕組み

アサインメントは、Google Workspace for Education とともに使用して課題の出題や、生徒の提出物の分析と採点を行える学習管理システム向けのアドオン アプリケーションです。

アサインメントにより、学習管理システム内で Google ドキュメント、Google スプレッドシート、Google スライド、Google ドライブを使ってファイルを送信することが可能になります。アサインメントを使用すると、生徒の課題の割り当てと提出物の採点を効率化できるほか、独自性レポートで生徒の提出物の独自性を確認することができます。

アサインメントは、学習管理システムに Learning Tools Interoperability(LTI)ツールとして組み込んで、LTI バージョン 1.1 以降をサポートする学習管理システム(Canvas、Schoology、Blackboard、Moodle など)での使用が可能です。

学習管理システムにアサインメントを追加するには、学習管理システム管理者のサポートが必要になることがあります。学習管理システムのアドオン アプリケーションや外部ツールを設定したことがない場合は、Canvas や Schoology などの学習管理システムでのアサインメントの設定について IT 管理者または学習管理システム管理者にご相談ください。

アサインメントのスタートガイド

アサインメントのワークフロー

ステップ 1: 教師が課題を作成する

教師が、新しいコース資料を追加する際に Google アサインメントを使用することを選択し、次のような課題の設定を行います。
  • (必須)点数を設定する
  • (省略可)期限を設定する
  • (省略可)採点用ルーブリックを追加する
  • (省略可)課題のファイルを添付して、各生徒の編集と提出用の専用コピーを作成する
  • (省略可)独自性レポートを有効にする

ステップ 2: 生徒が各自の課題を提出する

生徒が学習管理システムで課題を開き、必要に応じて Google ドライブから提出物のファイルを添付します。添付できるのは次のようなファイルです。
  • Google ドキュメント、スプレッドシート、スライド、サイト、図形描画
  • Microsoft® Word®️、Excel®️、PowerPoint®
  • PDF
  • 画像ファイル
  • テキスト ファイル
  • 動画ファイル(WEBM、MPEG4、3GPP、MOV、AVI、MPEG-PS、WMV、FLV、OGG)
パソコンからファイルをアップロードすることもできます。
ヒント: ドキュメントやドライブでサポートされていないファイルが提出された場合は、ファイルをダウンロードし、対応するアプリケーションで表示します。詳しくは、Google ドライブに保管可能なファイルをご覧ください。
生徒が課題を提出すると、次のようになります。
  • 元のファイルに対する生徒の編集権限とコメント権限が無効になります。
  • アサインメントによって、提出されたファイルのコピーが作成され、生徒のドライブに保存されます。

詳しくは、教師と生徒がファイルを共有する方法をご覧ください。

ステップ 3: 教師が課題を採点して返却する

教師が学習管理システムで課題を開き、提出物の確認、フィードバックの提供、採点を行います。
教師が課題を返却すると、次のようになります。
  • ファイルのオーナー権限が生徒に戻ります。
  • アサインメントによって、採点済みのファイルのコピーがアーカイブされ、教師のドライブに保存されます。
  • 成績が学習管理システムの採点簿に保存されます。

詳しくは、教師と生徒がファイルを共有する方法をご覧ください。

一般的なよくある質問

組織でアサインメントを使用するには Google Workspace for Education が必要ですか?

はい。アサインメントを使用するには Google Workspace for Education が必要です。Google Workspace for Education には、教育機関を対象に無料で提供されているエディションもあります。Google Workspace for Education アカウントのお申し込み方法については、Google Workspace for Education スタートガイドをご覧ください。

アサインメントはどの国や地域、言語で利用できますか?

アサインメントは、Google Workspace for Education が提供されている国や地域であればどこでも利用できます。詳しくは、Google Workspace for Education のご利用資格をご覧ください。
アサインメントは次の 44 の言語に対応しています。アラビア語、バスク語、ブルガリア語、カタロニア語、中国語(簡体)、中国語(繁体)、クロアチア語、チェコ語、デンマーク語、オランダ語、英語(英国)、エストニア語、ペルシア語、フィリピン語、フィンランド語、フランス語、ドイツ語、ギリシャ語、ヘブライ語、ヒンディー語、ハンガリー語、インドネシア語、イタリア語、日本語、韓国語、ラトビア語、リトアニア語、マレー語、ノルウェー語、ポーランド語、ポルトガル語(ブラジル)、ポルトガル語(ポルトガル)、ルーマニア語、ロシア語、セルビア語、スロバキア語、スロベニア語、スペイン語、スペイン語(中南米)、スウェーデン語、タイ語、トルコ語、ウクライナ語、ベトナム語

アサインメントの料金はいくらですか?

アサインメントは Google Workspace for Education Fundamentals の一部であり、教育機関を対象に無料で提供されています。
詳しくは、Education Fundamentals のご利用資格をご覧ください。

どのブラウザに対応していますか?

Google Workspace ツールであるアサインメントは、Chrome の最新バージョンのほか、Firefox® と Safari® の最新バージョンおよび 1 つ前のバージョンに対応しています。

アサインメントはモバイル デバイスで利用できますか?

アサインメントはウェブブラウザでのみ利用でき、パソコンとタブレット上のブラウザで最適に動作します。モバイル デバイスで学習管理システムのアドオン アプリケーションを使用できるかどうかは、学習管理システムによって異なります。

アサインメントはユーザー補助機能に対応していますか?

はい。アサインメントは Google の他のすべてのサービスと同様に、高いユーザー補助基準を満たしています。視覚に障がいのある方は、スクリーン リーダーを使用してアサインメントを操作できます。

採点に関するよくある質問

アサインメントに盗用検出機能はありますか?

はい。教師と生徒は課題の独自性レポートを作成できます。
詳しくは、独自性レポートを有効にするをご覧ください。

アサインメントはルーブリック評価に対応していますか?

はい。課題ごとにルーブリックを作成し、作成したルーブリックを表示したり、課題の採点で使用したりできます。フィードバックを提供する場合は、採点済みのルーブリックと採点なしのルーブリックのどちらも使用できます。点数をつけた場合は、課題を返却すると生徒に点数が表示されます。
詳しくは、ルーブリックを使用して採点するをご覧ください。

仮成績やフィードバックを生徒がアクセスできない場所に保存することはできますか?

はい。採点中、成績と全体的なフィードバックの欄に入力した内容は自動的に保存されます(課題に変更を加えたり、ページを閉じたりした場合も含みます)が、ファイルを返却するまで、生徒は成績と全体的なフィードバックを表示できません。

課題は個別に返却できますか?また、一度にまとめて返却できますか?

どちらの方法でも返却できます。課題を個別に返却する場合は、各生徒の課題の上部で [返却] をクリックします。
課題をまとめて返却するには、次の操作を行います。
  1. 仮成績と全体的なフィードバックを追加します。
  2. 生徒のリストに戻ります。
  3. 課題を返却するすべての生徒のチェックボックスをオンにします。
  4. [返却] をクリックします。

採点せずに課題を返却することはできますか?

はい。成績欄を空白のままにすれば採点せずに返却できます。ただし、課題を採点しない場合、LTI オープン標準では課題を完了と表示できません。また、学習管理システムでは採点なしの課題と未提出の課題は区別されません。

返却された課題を再提出したり、再採点したりすることはできますか?

はい。再採点の仕組みは、最初に提出、採点、返却した場合とほぼ同じですが、次のような違いがあります。
  • 新しく採点する際に参考にすることができるよう、成績欄の横に以前の成績が表示されます。学習管理システムに同期されるのは最新の成績だけです。
  • 以前の全体的なフィードバックが表示され、これとは別のテキスト ボックスに新しい全体的なフィードバックが表示されます。

副担任も課題を採点できますか?

はい。複数の採点者が同じ課題を採点できます。教師と補助教員は、各自の Google Workspace for Education アカウントを使用する必要があります。

成績は学習管理システムに同期されますか?

はい。成績はアサインメントから学習管理システムに一方向で同期され、学習管理システムの採点簿に表示されます。

クラス管理に関するよくある質問

教師は、自分のアカウントにリンクされているすべてのコースと課題を表示できますか?

はい。教師はリンクされているすべてのコースと課題にアクセスできます。

教師はコースや課題を削除できますか?

自分がコースのオーナーであれば、そのコースと課題を削除できます。詳しくは、コースと課題を削除する方法をご覧ください。

アサインメントはグループ課題に対応していますか?

いいえ。アサインメントにグループ課題の設定はありません。ただし、次の方法でグループ プロジェクトを実施できます。
  1. 各グループに、Google ドキュメントを作成してグループ メンバーと共有し、共同編集するよう指示します。
  2. ファイルのオーナーに課題を提出してもらいます。
  3. 課題を採点し、余白のコメントまたは提案を使用して全体的なフィードバックを追加します。
    ヒント: 全体的なフィードバックの欄はファイルのオーナーだけに表示され、他のグループ メンバーには表示されません。
  4. 採点簿に他のグループ メンバーの成績を記録します。

アサインメントは生徒による課題の相互評価に対応していますか?

いいえ。アサインメントには生徒による相互評価の機能はありません。ただし、次の方法で生徒による相互評価を実施できます。
  1. 各生徒にドキュメントで課題の取り組みを開始してもらいます。
  2. 各生徒に相互評価の相手とファイルを共有してもらいます。
  3. ドキュメントで、各生徒に相互評価の相手に対して余白のコメントや提案を追加してもらいます。
  4. 各生徒に、相互評価の相手によるコメントや提案を残したまま課題を提出してもらいます。生徒が総合評価の相手によるコメントを確認し、内容を修正して解決した場合、教師は変更履歴を確認できます。
  5. 課題を採点します。
  6. (省略可)相互評価の相手による成績を別途記録しておきます。

学習管理システム内でコピーしたコースでもアサインメントは機能しますか?

はい、Google アサインメントで設定した課題は学習管理システム内でコピーしたコースでも機能します。学習管理システム内でコースをコピーした場合、次の内容がコピーされます。
  • 合計点
  • ルーブリック
  • 独自性レポートの設定
  • 添付ファイル
重要: 期限はコピーされず、またコピーされた添付ファイルを課題から削除することはできません。
エラーを回避するには:
  • エラーを確実に回避できるよう、アサインメント LTI バージョン 1.3 を使用してください。
  • コピーされた課題を生徒が開くには、教師が事前にアサインメントと自分のアカウントをリンクしておく必要があります。詳しくは、アカウントとアサインメントをリンクするをご覧ください。
  • コースをコピーするユーザーが、コースの作成者と同じ Google Workspace for Education 組織に属しているか、またはその組織の許可リストに登録されていることを確認してください。詳しくは、組織の許可リストを管理する方法をご覧ください。
  • 元の課題やその添付ファイルの編集と削除は行わないでください。

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