ビジネスまたは学校の Chrome ブラウザおよび ChromeOS デバイスの管理者を対象としています。
全般
企業向け Chrome ブラウザは、一般ユーザー向け Chrome ブラウザとどのような点が異なりますか?企業向け Chrome ブラウザ(Chrome Enterprise とも呼ばれます)は一般ユーザーが使用する Chrome ブラウザと同じですが、ブラウザの導入方法と管理方法が異なります。IT 管理者は Chrome Enterprise Bundle をダウンロード後 MSI を使用して Chrome ブラウザをインストールし、組織の Chrome ブラウザを 200 以上のポリシーを適用できるグループ ポリシーを使用して管理します。
Windows、Mac、Linux で Chrome の管理機能を利用できます。
詳しくは、Chrome ブラウザの管理を開始するをご覧ください。
登録済みのデバイスでハードドライブの空き容量の不足を防ぐために、デバイスは 1 分ごとに空き容量をチェックし、2 GB の空き容量を確保するまでキャッシュとプロファイルを古いものから順に削除します。この動作はポリシー設定では管理されません。登録済みのすべてのデバイスに対して自動的にこの処理が実行されます。
現在ログインしているユーザーのキャッシュとプロファイルは削除されません。デバイスにアカウントが 1 つしかない場合は、メモリの空き容量を増やすためにそのアカウントが削除されることはありません。デバイスに複数のアカウントがある場合、現在ログインしているユーザーのアカウントは削除されません。また、ログインしているユーザーはディスク容量を管理できます。
アプリケーション固有のアイテムは、ChromeOS のアイテムと同様に削除されます。
削除する順序 | 削除するもの |
---|---|
ChromeOS | |
1 | ブラウザのキャッシュ |
2 | Google ドライブのキャッシュ |
3 | Android のキャッシュ |
4 | ユーザーのプロファイル *1 つのプロファイルが常にデバイスに残ります |
アプリケーション固有(現在ログインしているユーザーのみ) | |
なし |
ファイルアプリ: ダウンロード フォルダを削除 |
なし | Android アプリ: アプリ固有の操作 |
インストール
Chrome ブラウザをインストールするための Windows MSI はありますか?はい。最新の MSI を入手するには、Chrome Enterprise Bundle をダウンロードしてください。
個人用の Chrome ブラウザをダウンロードするには、https://www.google.com/chrome/ にアクセスしてください。
Google では常に最新の Chrome を使用することをおすすめしています。以前のバージョンを使用する必要がある場合は、次の操作を行います。
- 現在のバージョンをアンインストールします。
- 次のディレクトリを削除して、ユーザーごとに保存されているプロファイル データを削除します。
- Windows Vista 以降: C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Local\Google\Chrome\User Data
- Windows XP 以前: C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Application Data\Google\Chrome\User Data
注: パス全体をたどるには、隠しフォルダを表示する必要があります。 - macOS: ~/Library/Application Support/Google/Chrome/Default
- Linux: ~/.config/google-chrome/Default
警告: これらのディレクトリを削除すると、ユーザーのブックマーク、閲覧履歴などが完全に削除されます。
- 古いバージョンを再インストールします。
いいえ。MSI の古いバージョンは使用できません。サポート対象外です。
MSI はシステムレベルでのみインストールされます。つまり、同じパソコンを使用するユーザーは全員、Chrome の同じインスタンスにアクセスすることになります。
更新
Chrome はどのくらいの頻度で更新されますか?Google では、Chrome ブラウザと ChromeOS デバイスの更新を約 4 週間おきにリリースしています。
Chrome ブラウザのマイルストーン リリースについては、企業の管理者向けにリリースノートを公開しています。Chrome のリリースに関する一般向けのブログ(https://chromereleases.googleblog.com)でも最新情報をご確認いただけます。
公開直後のセキュリティ更新については、https://chromereleases.googleblog.com のブログをご覧ください。
ポリシーと設定
使用中の Chrome ポリシーを確認するにはどうすればよいですか?Chrome のアドレスバーに「chrome://policy」と入力すると、そのブラウザまたは ChromeOS デバイスで現在有効になっているすべてのポリシーが表示されます。
また、デバイスの現在の Chrome ポリシーを表示するもご覧ください。
Chrome ポリシー管理の概要をご覧ください。
企業の Windows パソコンに Chrome ポリシーを適用するには、Windows のグループ ポリシー、Windows のレジストリ設定、initial_preferences ファイルを使用します。
詳しくは、Windows 上の Chrome ブラウザ(オンプレミスでの管理)をご覧ください。
注: Chrome ブラウザ 91 以降では、master_preferences ファイルが initial_preferences に置き換えられます。サービスの中断を最小限に抑えるために、Chrome では引き続き両方のファイル名がサポートされます。さらなる変更を実施する場合は Chrome Enterprise リリースノートで改めてお知らせいたします。
はい。企業が管理するデバイスでは有効になります。ユーザーの自宅のパソコンの Chrome でポリシーを有効にするには、管理対象の Google アカウント(Google Workspace などのアカウント)で Chrome にログインする必要があります。
サポート
Chrome ブラウザと ChromeOS は何代前のバージョンまでサポートされますか?Google では、以下の最新バージョンのサポートを提供しています。
- Chrome ブラウザ - Stable チャンネル、Extended Stable チャンネル、Beta チャンネル、Dev チャンネル
- ChromeOS - Stable チャンネル、長期サポート チャンネル(LTS: Long-term support)、長期サポート候補チャンネル(LTC: Long-term support candidate)、Beta チャンネル、Dev チャンネルと、現在 Stable と LTS の管理コンソールで利用できる OS の固定バージョン。
詳しくは、Chrome ブラウザのリリース チャンネルと ChromeOS リリースのおすすめの使用方法をご覧ください。
はい。Google Workspace か Google Workspace for Education のアカウントをお持ちの場合、または所属する企業で Chrome Enterprise のサポートをご購入いただいている場合は、電話やメールでのサポートをご利用いただけます。
Google の公開バグトラッカーでバグを報告してください。まず、検索欄から同様のバグを検索して、解決済みの問題でないか確認することをおすすめします。
残念ながら、個々の問題の正確な修正時期をお答えすることはできません。公開されているバグに登録すると、変更や修正があった場合や、問題が解決された場合に通知を受け取ることができます。
この Chrome Enterprise ヘルプセンターのほか、次のオンライン ヘルプを利用できます。
- 一般ユーザー向け Chromebook ヘルプセンター
- 一般ユーザー向け Chrome ブラウザ ヘルプセンター
- Chrome の公開バグトラッカー
ユーザーが従来のブラウザ(ActiveX、Java、Silverlight を使用するブラウザなど)でウェブサイトやアプリケーションにアクセスする必要がある場合は、従来のブラウザのサポートをデプロイすると、Chrome ブラウザと別のブラウザが自動的に切り替わります。Chrome の Beta チャンネルと Dev チャンネルで組織内アプリケーションをテストし、今後リリースされる Chrome の Stable チャンネルでシステムが正常に動作することを確認してください。
Chrome で問題が起きた場合(例: ページ クラッシュ、ウェブページの表示が Chrome と Safari で異なるなど)は、バグを報告してくださいますようお願いいたします。