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在宅勤務からオフィス勤務に戻すことをご検討中のお客様は、Chrome OS の活用方法をご覧ください。

Chrome ブラウザの一般的な問題

インストールに関する問題

ファイアウォールの内側でインストールを実行するとタイムアウトになり、インストールできない

デフォルトでは、インストール時に Google アップデータがアップデートを確認しようとしますが、ファイアウォールがあると確認できません。

この確認作業をスキップするには、次のようにパラメータ「NOGOOGLEUPDATEPING=1」を渡します。

msiexec /i GoogleChromeStandaloneEnterprise.msi NOGOOGLEUPDATEPING=1 /l*v log.txt
既存の MSI インストール環境に上書きする形で MSI をインストールすると、「より新しいバージョンが存在します」という内容のエラーが表示される

自動更新が有効になっている場合、インストールしようとしている MSI のバージョンがすでに古くなっている可能性があります。Dev チャンネルまたは Beta チャンネルをインストールしている場合、これらのチャンネルは新しいバージョンであるため、MSI では上書きできません。

Windows 版 Chrome の Stable チャンネルの最新バージョンを確認するには、こちらをクリックしてください。最新バージョンはこちらでダウンロードできます。

インストールを修復しようとしても失敗する

自動更新が有効になっている場合、より新しいバージョンでインストールが自動更新されていると考えられます。この場合、MSI よりも新しいバージョンになっていることが原因で修復に失敗しています。

Stable チャンネルの最新の MSI をダウンロードして、修復にご利用ください。

MSI を以前のインストール環境に適用すると、必要なプログラムを実行できないというメッセージが表示される

インストール実行時に /f フラグを指定(マイナー アップグレードとして実行)すると、このエラー メッセージが表示されます。

Windows インストーラ パッケージに問題があり、このインストールを完了するのに必要なプログラムを実行できませんでした。サポート担当者またはパッケージの製造元にお問い合わせください。

代わりに、/i フラグを指定してインストールを実行(メジャー アップグレードとして実行)する必要があります。

バージョンに関する問題

MSI の古いバージョンまたは最新バージョンを入手したい

古いバージョンは入手できません。公開版の最新バージョンはいつでもこちらからダウンロードできます。

Google では、約 4 週間ごとに Stable チャンネルに新しい「メジャー」バージョンをリリースしています。また、重大な問題が発生した場合や、セキュリティの問題が発生した場合は、次のメジャー アップデートの前でも必要に応じてこの公開チャンネルを更新しています。

既存の MSI インストール環境を修復する必要があり、自動更新が有効になっている場合は、Stable チャンネルの最新の MSI を使用して修復できます。

一般ユーザー向けの Chrome をインストール済みの場合に Chrome Enterprise をプッシュするとどうなるか

1 台のマシンにインストールできる Chrome のバージョンは 1 つのみです。一般ユーザー向け Chrome がすでに存在することを MSI が検出した場合、一般ユーザー向け Chrome は削除され、ユーザーのショートカットが更新されます。ユーザーが次回 Chrome を起動すると、Chrome Enterprise が使用されます。

この処理はシームレスに行われますが、動作に不整合が生じる場合があります。MSI をプッシュする前に、一般ユーザー向け Chrome をアンインストールすることをおすすめします。

Chrome Enterprise をプッシュする前に、対象のマシンから一般ユーザー向け Chrome を完全にアンインストールするには

次のレジストリキーを他のパラメータとともに追加して実行します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Google\Update\ClientState\{8A69D345-D564-463c-AFF1-A69D9E530F96}\UninstallString +
HKEY_CURRENT_USER\Software\Google\Update\ClientState\{8A69D345-D564-463c-AFF1-A69D9E530F96}\UninstallArguments + '--force-uninstall'

コマンドは次のようになります。

[ユーザーのデータ ディレクトリへのパス]\setup.exe --uninstall --force-uninstall'
一般ユーザー向け Chrome をアンインストールした場合、ユーザーのデータはワイプされるか

ユーザーデータは Chrome インストールとは別に保持されます。

ただし、ユーザーが使用していた Chrome の方がバージョンが新しい場合、プロフィール データが古いバージョンの Chrome で動作しない可能性があり、実行しようとすると警告が表示されます。プッシュする Chrome が Stable チャンネルの最新バージョンであることを確認してください。

新バージョンがリリースされたが、自分の環境では Chrome が自動更新されない

通常、更新後数日間は、安定度合いを観察し、適切なアップデートをプッシュしていることを確認するために、アップデートを制限しています。すべてのユーザーがすぐにアップデートを入手できるわけではないため、リリース後数日間は自動更新されるマシンとそうでないマシンが混在することがあります。

最新版が今すぐ必要な場合は、最新の MSI をダウンロードして、手動でプッシュすることをおすすめします。

その他の問題

固定した拡張機能がユーザーのブラウザのツールバーに表示されない

Google 管理コンソールを使用してユーザーのブラウザのツールバーに拡張機能を固定すると、管理コンソールで一連の設定テキストが作成され、ExtensionSettings ポリシーの JSON 文字列にそのテキストが設定されます。まれに、JSON 文字列が無効であるため、拡張機能がブラウザのツールバーに正しく固定されないことがあります。

拡張機能の設定変更が正しいことを確認するには、chrome://policy を参照します。ExtensionSettings の値を確認し、任意のツールを使用して JSON コードにエラーがないことを確認します。

最初に、テスト環境になっている組織部門の一部のユーザーやブラウザに拡張機能の設定を適用することをおすすめします。拡張機能が正しく動作していることを確認してから、組織全体に展開します。

デフォルトの検索プロバイダを設定しようとしてもうまくいかない

デフォルトの検索プロバイダのポリシーで使用する検索プロバイダの URL 形式は、オプション ダイアログに表示される形式とは異なります。オプション ダイアログの形式を使用した場合、そのポリシーは無視されます。

検索 URL で検索キーワードを表わすには、%s ではなく {searchTerms} を使用します。Google の検索 URL を例にすると、次のようになります。

誤: http://www.google.com/?q=%s

正: http://www.google.com/?q={searchTerms}

検索プロバイダの設定方法について詳しくは、アドレスバーの検索プロバイダをご覧ください。

ユーザーの Chrome プロフィールをローミング プロフィールに保存する、またはネットワーク ドライブと同期することは可能か

Chrome のユーザー プロフィールには、下位互換性がありません。バージョンが一致しないプロフィールや Chrome を使用しようとすると、クラッシュやデータ損失が発生することがあります。このような不一致がよく起きるのは、Chrome プロフィールをローミング プロフィールに同期したり、異なるバージョンの Chrome がインストールされた複数のマシンでネットワーク ドライブに同期したりする場合です。管理者とユーザーの方は Chrome 同期を使用することを強くおすすめします。Chrome 同期を使用すると、このような場合でもローミング プロフィールを使用せずに複数のマシンでユーザー設定を保持できます。

このことを考慮して、ユーザー プロフィールとキャッシュの場所を管理するための次のポリシーがあります。

Chrome ブラウザで ADFS の SSO を有効にする方法

デフォルトでは、Windows 10 ユーザーは Chrome ブラウザで Active Directory フェデレーション サービス(ADFS)経由のシングル サインオン(SSO)を使用することはできません。Chrome からの SSO を有効にするには、ADFS 対応ブラウザのリストにブラウザを追加する必要があります。

  1. プライマリ ADFS サーバーにログインし、PowerShell セッションを開きます。
  2. 現在の ADFS 対応ブラウザとその他のユーザー エージェントのリストを確認します。次のように入力します。

    PS C:\Windows\system32> Get-AdfsProperties | Select -ExpandProperty WIASupportedUserAgents

    現在対応しているユーザー エージェントが結果に表示されます(すべてのブラウザが含まれます)。たとえば、次のようになります。

    MSAuthHost/1.0/In-Domain 
          MSIE 6.0 
          MSIE 7.0 
          MSIE 8.0 
          MSIE 9.0 
          MSIE 10.0 
          Trident/7.0 
          MSIPC Windows Rights Management Client 
          
  3. 対応ブラウザのリストに Mozilla ブラウザを追加します。対応ブラウザのリストに Mozilla が含まれていると、Chrome ブラウザも対応するようになります。次のスクリプトを使用します。
    
          $add_agent = "Mozilla/5.0" 
          $user_agents = Get-AdfsProperties | Select -ExpandProperty WIASupportedUserAgents 
          if ($user_agents -notcontains $add_agent) 
          { 
             $user_agents += $add_agent 
             Set-AdfsProperties –WIASupportedUserAgents $user_agents 
             Restart-Service adfssrv 
          } 
          $user_agents = Get-AdfsProperties | Select -ExpandProperty WIASupportedUserAgents 
          if ($user_agents -contains $add_agent) 
          { 
             Write-Host "Successfully added $add_agent agent to ADFS" 
          } 
          else 
          { 
             Write-Host "Failed to add $add_agent user agent to ADFS" 
          }
  4. その他の各 ADFS サーバーで ADFS サービスを再起動します。次のように入力します。

    Restart-Service adfssrv

Google および関連するマークとロゴは Google LLC の商標です。その他すべての企業名および商品名は関連各社の商標です。

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