ディスプレイ クリエイティブを作成する
まず、キャンペーン マネージャー 360 内でディスプレイ クリエイティブを作成して、アセットをアップロードします。
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キャンペーンを開くか、広告主の [クリエイティブ] タブを開きます。
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[新規] > [ディスプレイ] をクリックします。
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クリエイティブに名前を付けます。
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メインアセットを 1 つずつアップロードします。[クリエイティブ アセット] で [アセットを追加] をクリックします。
必要なアセット-
メインアセット: ディスプレイ クリエイティブでは、画像と HTML5 をメインアセットとしてサポートしています。
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HTML5 とともに使用するポライトロード ファイル: 40 KB 未満の画像ファイルを追加します。この画像は、インターネット接続に時間がかかっているなど、ページの読み込みやメインアセットの読み込みが遅れている場合に表示されます。
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(省略可)HTML5 とともに使用する代替画像: ユーザーのブラウザで HTML5 を使用できない場合に備え、代替画像を追加します。
詳しくは、ディスプレイ クリエイティブのアセットのガイドラインをご覧ください。
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[クリエイティブ アセット] で、クリエイティブのサイズを確認し、HTML5 アセットを使用する場合は必要な詳細情報を追加します。
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高密度画像アセットの場合は、サイズがプレースメントのサイズと一致していることを確認します。
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HTML5 アセットの場合は、ランディング ページとクリックタグを確認します。
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(省略可)[クリエイティブ アセット] で代替画像を追加します。
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(省略可)クリエイティブ フィールドを設定して、クリエイティブのレポートラベルを追加します。
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[保存] をクリックします。
一括アップロード
一括アップロードを使用して、画像アセットや HTML5 アセットからディスプレイ クリエイティブを作成できます。
注: ディスプレイ クリエイティブで HTML5 アセットを使用する場合は、単一の ZIP ファイルにパッケージ化してからアップロードしてください。
識別情報の詳細
クリエイティブ プロパティの [識別情報] を表示します。ここでクリエイティブに名前を付けたり、タイプや、互換性、バージョン情報、ステータスを確認したりすることができます。
クリエイティブ名: キャンペーン マネージャー 360 とレポートで使用される名前。この項目を空欄のままにすると、アセットのファイル名が使用されます。
タイプ: タイプは常にディスプレイになります。
互換性: クリエイティブにどのような環境が必要かを表します。ディスプレイ クリエイティブの互換性は「ディスプレイ」です。これは、ウェブページやアプリ内に表示できることを示します。
SSL: SSL はインターネット上でコンテンツを保護する方法です。セキュアサイト(URL の先頭が https
のサイト)では SSL が使用されます。セキュアサイトにクリエイティブを配信する予定の場合は、クリエイティブが SSL に対応していることを確認してください。SSL 対応にすることによって、クリエイティブはセキュアサイト、セキュアでないサイトのいずれでも機能します。SSL 対応のクリエイティブでは、セキュアでない URL(http
)は使用されません。プレースメントに対して SSL 対応を必須にするよう設定している場合、そのプレースメントに割り当てることができるのは、SSL 対応のクリエイティブだけになります。注: ランディング ページは SSL に影響しません。http
で始まる URL を設定できます。詳細
ステータス: クリエイティブのステータス。
サイズ
[クリエイティブ アセット] でサイズを確認します。
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標準の画像アセットを追加する場合は、サイズをアセットと一致させる必要があります。
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高密度画像アセットを追加する場合は、クリエイティブのサイズと画像アセットのアスペクト比を一致させる必要があります。クリエイティブのサイズは、割り当てられたプレースメントのサイズと一致させる必要があります。たとえば、300×250 のプレースメントに割り当てられた 300×250 のクリエイティブで 600×500 のアセットを使用できます。
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単一サイズの HTML5 アセットを追加する場合は、手動でサイズを設定します。ポライトロードのアセットは、親 HTML5 アセットのサイズと一致させる必要があります。
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(省略可)代替画像を追加する場合、代替画像のアセットも親 HTML5 アセットのサイズと一致させる必要があります。
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レスポンシブ HTML5 アセットやマルチサイズ HTML5 アセットを追加する場合は、クリエイティブによってサポートされているすべてのサイズと、アセットによってサポートされているすべてのサイズを、必ず一致させる必要があります。
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(省略可)親 HTML5 アセットによってサポートされているサイズごとに、1 つの代替画像を追加します。
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HTML5 アセットの詳細
生成された HTML5 バージョン: 以前の Flash クリエイティブと自動生成された HTML5 バージョンがある場合は、その名前とファイルサイズがここに表示されます。
機能の依存関係: 機能の依存関係は、ブラウザで HTML5 アセットを正しく描画するために対応が必要な機能です。これはキャンペーン マネージャー 360 によって判定されます。ブラウザが必要な HTML5 機能に対応していないことをキャンペーン マネージャー 360 が検出した場合、代替画像を追加している場合を除き、何も表示されません。
自分がアップロードした HTML5 アセットに限り、必要に応じて、機能の依存関係のリストを変更できます。Flash クリエイティブの自動生成された HTML5 バージョンの機能の依存関係を追加または削除することはできません。
自分がアップロードした HTML5 アセットに限り、必要に応じて、機能の依存関係のリストを変更できます。自動生成された HTML5 ファイルの機能の依存関係を追加や削除することはできません。
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機能を追加する場合は、[機能を追加] をクリックします。追加する機能を選択して [適用] をクリックします。
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機能を削除する場合は、削除する機能の横にある [x] をクリックします。
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リスト内の機能をすべて消去する場合は、[クリア] をクリックします。機能の依存関係が 1 つも含まれていない場合は常に HTML5 アセットが配信されます。
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キャンペーン マネージャー 360 が検出したリストに戻すには、[検出された機能を復元] をクリックします。
ブラウザ上でクリエイティブを正常に表示するために必要なすべての機能がリストに含まれているかご確認ください。機能を削除すると、キャンペーン マネージャー 360 は、HTML5 アセットを配信する前にブラウザがその機能をサポートできるかどうかを確認しなくなります。
必要のない機能の依存関係は削除してください。クリエイティブをブラウザ上で正常に表示するうえで実際には必要ではない機能を、キャンペーン マネージャー 360 が検出することがあります。これには、主に 2 つの場合があります。
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HTML5 アセットがシンプルで、特別な機能を一切必要としない場合、機能の依存関係が 1 つも必要ないことがあります。たとえば、イメージタグのみを使用するクリエイティブの場合、どのブラウザも標準的なイメージタグに対応しているため、機能の依存関係は存在しません。
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HTML5 アセットによっては、ブラウザの問題に対して独自に対処できるように設定されていることがあります。このようなクリエイティブの場合、ブラウザ側の対応状況が自動的にチェックされ、必要に応じて調整が行われます。たとえば、シンプル版の機能に切り替えて表示する場合や、.zip ファイル(または .adz ファイル)内に含まれる画像を使用する場合などがあります。
このような場合、クリエイティブ内で検出されたすべての機能にブラウザが対応しているかどうかをキャンペーン マネージャー 360 がチェックする必要はありません。クリエイティブに対処方法を判断させる場合は、機能の依存関係をリストから削除してください。
クリエイティブに機能の依存関係がないことを、デベロッパーにご確認ください。依存関係があると、ブラウザのエラーや正しくフォーマットされないメディアがユーザーに表示されるおそれがあります。どの機能が絶対に必要なものなのか判断できない場合、キャンペーン マネージャー 360 が検出したリストを使用することをおすすめします。
キャンペーン マネージャー 360 は、可能な限り HTML5 アセットを配信します。HTML5 がサポートされていない場合は、代替画像を追加している場合を除き、何も配信されません。
フォント ファイル: フォントとしてサポートされているファイル形式は、ttf、eot、woff、woff2 です。ttf フォントの場合に限り、キャンペーン マネージャー 360 は解析を行って、フォント ファミリー、ファウンダリ、スタイル、ウェイトを抽出します。権利の保護はありません。
HTML5 アセットのランディング ページ
ディスプレイ クリエイティブでは、クリックタグを使用して HTML5 アセットのランディング ページを定義します。クリエイティブ単位のランディング ページを使用することも、広告単位のランディング ページでオーバーライドすることもできます。
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クリエイティブ レベル: アセットをアップロードすると、キャンペーン マネージャー 360 によって自動的にクリックタグが検出されます。このランディング ページは必要に応じて編集できます。ディスプレイ クリエイティブでは、クリックタグのレポートラベルを使用できるため、この方法を選ぶとレポートで exit イベントごとにクリックを確認できるようになります。クリエイティブ プロパティでランディング ページを使用する場合は、広告レベルのランディング ページを空欄にしてください。
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広告レベル: 広告レベルでクリックタグのランディング ページを設定できます。広告の配信時には、クリエイティブ プロパティのランディング ページではなく、このランディング ページが使用されます。レポートでは、クリックタグのレポートラベルは使用されません。
方法: 広告にクリエイティブを割り当てると、広告プロパティで、広告単位のランディング ページを設定できます。広告プロパティの [クリエイティブの割り当て] で、[ランディング ページ] を確認します。[exit ごとにランディング ページを設定] をクリックします。キャンペーンのランディング ページ リストから選択するか、カスタムのランディング ページを設定し、[完了] をクリックして、プロパティを保存します。
結果: 広告のクリエイティブが配信され、クリックされると、広告プロパティで設定した広告レベルのランディング ページがブラウザに表示されます。各クリックタグでは同じ広告レベルのランディング ページが使用されます。このように指定することで、ディスプレイ クリエイティブを使用する広告ごとに異なるランディング ページを設定できます。
なお、広告単位のランディング ページにはレポートラベルがないため、どの exit がクリックされたのかをキャンペーン マネージャー 360 で確認することはできません。
方法:
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クリエイティブ プロパティの [クリックタグ] でランディング ページを設定します。広告主ランディング ページのリストから選択するか、カスタム ランディング ページを設定します。この欄でレポートラベルを追加することもできます。
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クリエイティブを広告に割り当てた後に、広告の [クリエイティブの割り当て] の [ランディング ページ] 列を確認します。[exit ごとにランディング ページを設定] をクリックします。ここですべてのランディング ページを削除するか、[クリエイティブのデフォルトを使用] を選択します。この手順を行わないと、クリックタグよりも広告レベルのランディング ページが優先されます。
結果: 広告のクリエイティブが配信され、クリックされると、クリエイティブ プロパティの [クリックタグ] で設定したランディング ページが表示されます。レポートでは、クリックタグのレポートラベル別にクリックが分類されるため、どの exit がクリックされたかを確認できます。広告レベルでランディング ページを設定した場合は確認できません。
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アセットをアップロードしたら、[クリックタグ] を確認します。ここには、すべてのディスプレイ アセットに含まれるクリックタグが表示されます。2 つのクリックタグが同じ名前の場合は、最初にアップロードしたクリックタグだけが有効になります。
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[ランディング ページ] に、クリックタグのリンク先 URL を設定します。広告主ランディング ページのリストから選択するか、カスタム ランディング ページを設定します。広告単位でランディング ページを指定していない場合は、このランディング ページだけが使用されます。
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独自のクリックタグを追加した場合は、[確認] をクリックして、クリエイティブ内のクリックタグをキャンペーン マネージャー 360 が検出できるか確認します。
クリックタグでは、HTML5 アセットを使用するクリエイティブの各 exit に対するランディング ページを定義します。exit は、クリックされたときにブラウザをランディング ページに誘導できる領域です。各クリックタグでは、各種 exit のランディング ページを定義します。
exit がクリックされると、クリエイティブはキャンペーン マネージャー 360 に対しその exit に関連付けられたランディング ページを求めます。このランディング ページは、必要に応じて、クリエイティブまたは広告に設定できます。
キャンペーン マネージャー 360 では、アセットのアップロード時にクリックタグが検出されます。タグのエクスポート後も、クリックタグで使用するランディング ページはいつでも変更できます。これは、クリックタグは標準の変数であり、ハードコーディングされた値ではなくランディング ページのプレースホルダとして使用できるためです。
クリックタグを設定する際のおすすめの方法を紹介します。ディスプレイ クリエイティブでは、広告レベルの設定がクリエイティブ レベルの設定より優先されます。
- クリックのリンク先として、クリエイティブでクリックタグ変数を必ず使用するようにします。
- クリックタグは、広告サーバーにとって読み取りやすいものにする必要があります。縮小化や難読化は行わないでください(コードの他の部分や他のファイルでは縮小化できます)。
- アセットに URL をハードコーディングする方法はおすすめしません。キャンペーン マネージャー 360 はクリックをトラッキングできなくなり、入稿担当者は URL を更新できなくなります。アセット内に URL がハードコーディングされていると、アップロード後にキャンペーン マネージャー 360 で警告が表示されます。
代替画像
代替画像は必須ではなく、画像がディスプレイ クリエイティブのメインアセットの場合は不要です。追加した代替画像は、HTML5 アセットが利用できない場合、またはユーザーのブラウザでサポートされていない場合にのみ配信されます。
代替画像のサイズは、親アセットと一致させる必要があります。
代替画像プロパティの主な設定項目-
代替ランディング ページ: 代替画像がクリックされた後にブラウザに表示されるランディング ページです。
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ターゲット ウィンドウ: クリエイティブを表示するフレームまたはウィンドウを示します。クリエイティブは、新しいウィンドウ、現在のウィンドウ、現在のフレーム、親フレームのいずれかに表示できます。現在のフレームとは、クリエイティブがクリックされたフレームです。親フレームとは、現在のフレームが含まれるフレームです。
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exit レポートラベル: このレポートラベルは、代替画像上やこのラベルが設定されているアセット上のアクティビティに関連付けられます。
代替画像の exit イベントのレポートラベルが、[クリエイティブ イベント] のレポートラベルと別のものになっているか確認することをおすすめします。この 2 つのレポートラベルが同一の場合、レポート内で両者が区別されなくなります。
クリエイティブ フィールド
クリエイティブにラベルを付けてレポート内で識別する場合は、クリエイティブ フィールドを設定します。こうしたプロパティを設定する必要がなければ、そのままクリエイティブを保存します。
クリエイティブ フィールドとその値は、広告主レベルで設定します。クリエイティブごとに、各 [フィールド名] に 1 つの [フィールド値] を設定できます。
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値を設定するクリエイティブ フィールドの行で [編集] をクリックします。
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プルダウンから値を選択します。
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[更新]、[保存] の順にクリックします。
これで、レポートでは選択した項目名と値がクリエイティブに関連付けられます。