この記事は、Google アナリティクス 4 プロパティ(ベータ版)を使用してユニバーサル アナリティクスの契約を締結している 360 ユーザーを対象としています。Google アナリティクス 4 の契約を締結している 360 ユーザーの場合は、こちらの記事をご覧ください。
ユニバーサル アナリティクス プロパティやその他の 360 サービスを標準版にダウングレードする方法については、360 からスタンダードへのダウングレードをご覧ください。
Google アナリティクス 4 プロパティを標準版にダウングレードする方法については、360 からスタンダードへのダウングレードをご覧ください。
プログラム
アプリ + ウェブの追加条項またはユニバーサル アナリティクス 360 の契約に署名された Google アナリティクスおよび Google アナリティクス 360 のお客様には、現在、標準版の Google アナリティクス 4(旧称「アプリ + ウェブ」)プロパティをご利用いただいておりますが、Google では Google アナリティクス 4 プロパティのプレミアム バージョンの開発も進められております。このたび、Google アナリティクス 360 で提供予定の機能をプレビューとして、ベータ版プログラムで公開することとなりました。ご興味をお持ちのお客様は、ぜひプログラムにご参加ください。
このベータ版プログラムでは、既存の Google アナリティクス 4 プロパティを Google アナリティクス 360 にアップグレードしていただけます。2022 年 9 月上旬の時点で、360 にアップグレードできる Google アナリティクス 4 プロパティの数は、ユニバーサル アナリティクス 360 プロパティの数と同じです。
このベータ版と拡張された Google アナリティクス 360 の制限事項は、Google アナリティクス 4 プロパティ データに適用されます。このベータ版プログラムが、この他の形で既存のアナリティクス 360 プロパティに影響を与えることはありません。
このベータ版には、サービスレベル契約はございません。
ベータ版の提供期間は、2024 年 7 月 1 日までを予定しております。ただし、Google は本プログラムとそのサービスを取り消す、またはその他の方法で変更する権限を有するものとします。
360 の機能に適用される制限
Google アナリティクス 360 では、Google アナリティクス 4 プロパティ データの収集、レポート、保持、BigQuery へのエクスポートの上限が以下のように引き上げられます。
機能 | Google アナリティクス 4 プロパティ(標準) | アナリティクス 360 の Google アナリティクス 4 プロパティ |
---|---|---|
イベント パラメータ |
イベントごとに 25 個 プロパティごとにイベント スコープのカスタム ディメンション 50 個 プロパティごとにイベント スコープのカスタム指標 50 個 |
イベントごとに 100 個 プロパティごとにイベント スコープのカスタム ディメンション 125 個 プロパティごとにイベント スコープのカスタム指標 125 個 |
ユーザー プロパティ | イベントごとに 25 個 | イベントごとに 25 個 |
ユーザー スコープのカスタム ディメンション |
プロパティあたり 25 個 |
プロパティあたり 100 個 |
コンバージョン | 30 | 50 |
オーディエンス | 100 | 400 |
データ探索 |
ユーザーあたり、プロパティごとに 200 件まで作成可 プロパティごとに 500 件まで共有可 |
ユーザーあたり、プロパティごとに 200 件まで作成可 プロパティごとに 1,000 件まで共有可 |
データ探索のサンプリングの上限 | クエリごとに 1,000 万件のイベント | クエリごとに 10 億件のイベント |
非サンプリング データ探索 | 利用不可 | 非サンプリング データの結果: プロパティごとに 1 日あたり最大 500 億件のイベント |
API 割り当て ほとんどの場合、リクエストで使用するトークンは 10 個未満です。 |
1 日あたり 25,000 トークン |
1 日あたり 250,000 トークン |
データの保持 |
最長 14 か月 オプション: 2、14 か月 |
最長 50 か月 オプション: 2、14、26、38、50 か月 特大プロパティ: 2 か月 |
BigQuery Export |
1 日のエクスポート: 100 万件のイベント ストリーミング エクスポート: 無制限 |
1 日のエクスポート: 数十億件のイベント ストリーミング エクスポート: 無制限 |
1 ユーザー 1 日あたりのイベント(アプリデータ ストリームの場合) | 500 | 2000 |
イベント名で区別されるイベント ウェブデータ ストリームの場合: 上限なし |
アプリ インスタンスあたり 500 個 (アプリデータ ストリームの場合) |
アプリ インスタンスあたり 2000 個 (アプリデータ ストリームの場合) |
計算指標 |
標準プロパティあたり 5 個 |
360 プロパティあたり 50 個 |
プロパティを無料の標準版から 360 ベータ版に変換する方法
この Google アナリティクス 360 ベータ版で既存の Google アナリティクス 4 プロパティをご使用になりたい場合は、Google またはパートナーの担当者にご相談ください。
アップグレード プロセスは、Google エンジニアリングが実施いたします。ベータ版プログラムの期間中は、アップグレードされたプロパティをご利用いただけます。ベータ版プログラムの終了時に、契約を締結して 360 と同じサービスレベルのプロパティを使用し続けるか、プロパティを 360 から標準版にダウングレードするかをお選びください。ダウングレードされる場合、プロパティには再び元の標準版の上限が適用されます。
360 へのアップグレードまたは 360 からのダウングレード
セルフサービスのアップグレードまたはダウングレードのオプションは、360 の有効なオーダーを持つ Google マーケティング プラットフォームの組織にリンクされたアナリティクス プロパティでのみご利用いただけます(オーダーの詳細)。Google の販売パートナー経由でアナリティクスをご購入いただいた場合、そのパートナーがサービスレベルのアップグレードまたはダウングレードを行う必要があります。
アナリティクス アカウントがリンクされている組織の組織管理者または請求管理者は、Google アナリティクス 4 プロパティを 360 のサービスレベルにアップグレードしたり、360 のサービスレベルからダウングレードしたりできます。
販売パートナーは、クライアントのプロパティのサービスレベルを設定できます。また、販売パートナーのクライアントと直接クライアントは、自分のプロパティのサービスレベルを設定できます。プロパティのサービスレベルを設定する手順は次のとおりです。
- Google マーケティング プラットフォームにログインします。
- [管理] > [組織] をクリックします。
- 目的の組織をクリックします。
- 販売パートナー: [クライアント] をクリックし、クライアント名をクリックした後、[リンクされたアカウント] で [アナリティクス] を選択し、特定のアカウントを選択します。
クライアント: [リンクされたアカウント] で [アナリティクス] を選択し、特定のアカウントを選択します。 - アップグレードまたはダウングレードする Google アナリティクス 4 プロパティのチェックボックスをオンにします。
- をクリックし、[選択したプロパティをアップグレードする] または [選択したプロパティをダウングレードする] をクリックします。
プロパティをアップグレードすると、サービスレベルは 360 に変更されます。プロパティをダウングレードすると、サービスレベルはスタンダードに変更されます。プロパティのサービスレベルの変更に必要な権限があるにもかかわらず、アップグレードまたはダウングレードする管理機能を使用できない場合は、アカウントのオーダーがないか、オーダーの終了日をすぎている、またはオーダーの開始日が将来の日付に設定されていることが原因です。
アップグレードの影響
Google アナリティクス 4 プロパティを 360 にアップグレードすると、プロパティにはすぐに上記の上限が適用されます。アップグレードが適用されるまでに、最長で 4 時間ほどかかる場合があります。
Google アナリティクス 4 プロパティを 360 にアップグレードしても、アナリティクス アカウントが Google アナリティクス 4 プロパティ向けのアナリティクス 360 の契約に移行されるまでは、アナリティクス アカウントの請求には影響しません。また、アカウントが Google アナリティクス 4 プロパティ向けのアナリティクス 360 の契約に移行されるまでは、アップグレードされたプロパティに SLA は適用されません。
ダウングレードの影響
Google アナリティクス 4 プロパティを 360 から標準版にダウングレードすると、プロパティには上記の標準版の上限がすぐに適用されます。
以前に 360 にアップグレードしたために現在プロパティが標準版の上限を超過している場合、プロパティを標準版の上限内に収めてから、オブジェクトを作成したり、プロパティが標準版の上限を超える可能性がある設定を変更したりできます。たとえば、プロパティが 360 のときに 30 件を超えるイベントにコンバージョンとしてマークを付けている場合、新しいイベントにコンバージョンとしてマークを付けるには、上限の 30 件を下回るまでイベントのマークを外す必要があります。