データ インポートについて

データを包括的に把握する

データ インポートを使用すると、外部ソースのデータをアップロードして、アナリティクスで収集したデータと統合できます。これにより、アナリティクスを使用して、ビジネスに合わせてあらゆるデータを効果的に整理して分析できるようになります。

この記事の内容:

データ インポートを使用する理由

ビジネスでさまざまなシステムやツールを利用されている場合は、アナリティクスを使用してそれらのデータをまとめて結合して分析できます。たとえば、個別の CRM データ、e コマースデータ、アナリティクス データを 1 つのビューにまとめて表示して、ビジネスの全容を把握することができます。

使用しているビジネス システムはそれぞれ独自のデータストアを生成します。CRM には、顧客リピート回数率、ライフタイム バリュー、商品の好みなどの情報が含まれます。ウェブサイト運営者の場合は、コンテンツ管理ツールに作成者や記事のカテゴリなどのデータ ディメンテョンが保存されていると考えられます。e コマース ビジネスを運営している場合は、商品の価格、スタイル、サイズなどを記載したカタログを作成している可能性があります。また、この記事をご覧になっている方は、ウェブサイトやモバイルアプリ、その他のツールのトラフィックや掲載結果をアナリティクスでトラッキングしている可能性が高いと言えます。通常、これらのデータは「縦割りの情報サイロ」として存在し、他のサイロのデータに左右されたり情報が提供されたりすることはありません。

データ インポートを使用すると、オフラインのビジネス システムで生成されたデータと、アナリティクスで収集したオンライン データを結合できます。 これにより、結合データのビューで、ビジネス固有の具体的なニーズに合わせてデータを効果的に整理、分析して対処することができます。たとえば、ウェブサイト運営者の場合は、アナリティクスで収集したヒットと、CMS システムや CRM システムからエクスポートされたデータ ディメンションを統合して、作成者によるサイトへの貢献度を分析できます。

インポートできるデータのタイプ

データ インポートを使用すると、データを収集して処理する過程における 3 つのタイミングで、それぞれアナリティクス アカウントに情報をアップロードして統合できます。

ヒットデータのインポート

ヒットデータのインポートを使用すると、ヒットデータがアナリティクスに直接送信されます。これは、トラッキング コード、Collection API、モバイル SDK、Measurement Protocol の代わりに使用できます。インポートされたヒットデータは、まずアナリティクス プロパティに追加されてから処理が始まるため、フィルタなどのプロセスタイム アクションの影響を受けることがあります。ヒットをインポートすると、該当のデータはそのプロパティのすべてのレポートビューに表示されます(選択したビューでそのデータを表示しないように設定することもできます)。

このタイプのインポートでは、次の種類のデータのアップロードがサポートされています。

  • 払い戻しデータ - e コマースの払い戻しデータをインポートして、アナリティクスに合わせて調整した e コマースに関する内部レポートを作成します。

拡張データのインポート

拡張データのインポートは、選択したレポートビューの収集済みまたは処理済みのデータや、処理中のデータに追加(拡張)されます。通常、拡張データはカスタム ディメンションやカスタム指標に保存されますが、場合によっては、デフォルトの収集済み情報の上書きが必要になることがあります(たとえば、キャンペーンの参照元ディメンションやメディア ディメンションをインポートする場合など)。

次の種類のデータをアップロードできます。

  • ユーザーデータ - リピート率や顧客のライフタイム バリューなどユーザーのメタデータをインポートし、これらの値を Google アナリティクスのセグメント機能やリマーケティング リストで使用します。
  • キャンペーン データ - 広告キャンペーンに関連するディメンション(参照元など)をインポートして、Google 以外の既存のキャンペーン コードを拡張、再利用します。
  • 地域データ - カスタムの地域を作成して、ビジネスの組織に合わせた効果的なレポートをアナリティクス データに基づいて作成、分析できます。
  • コンテンツ データ - 作成者、公開日、記事カテゴリなどのコンテンツの メタデータをインポートして、コンテンツの分類に使用します。
  • 商品データ - サイズ、色、スタイルなどの商品メタデータをインポートすることで、マーケティングのヒントを得ます。
  • カスタムデータ - カスタムデータ セットのインポートをサポートします。

概要データのインポート

概要データのインポートを使用すると、アップロードした指標を集計できます。インポートした概要データは、収集されたすべてのデータの処理と集計が終了してから、選択したレポートビューに適用されます。概要データ インポートでは情報を逐次追加、更新できるのでヒットデータの収集の後にデータを一括で受信する場合に便利です。

現時点では、概要データ インポートでは次の種類のインポートがサポートされています。

  • 費用データ - サードパーティ(Google 以外の)広告ネットワークのクリック数、費用、表示回数データを含むことで、広告費用の全体像を把握します。

データ インポートにアクセスする方法

Data import steps: select your account, then property, then click Data Import.
データ インポートへのアクセス。

データ インポートにアクセスするには:

  1. Google アナリティクスにログインします。
  2. [管理] をクリックして、データをアップロードするプロパティに移動します。
  3. [プロパティ] 列で [データのインポート] をクリックします。 「データセット」ページが表示されます。
  4. 既存のデータセットを選択するか、新しいデータセットを作成して、インボートしたデータを保持します。

データ インポートの仕組み

データ インポートは、外部データを含むテキスト ファイルをアナリティクスのプロパティにアップロードすることで機能します。通常、これらの情報は、オフラインのビジネスツール(CRM または CMS システムなど)から書き出されます。データ量が少ない場合は、テキスト エディタやスプレッドシートを使用してアップロード ファイルを手動で作成することもできます。

データ インポートを使用すると、アップロードしたオフライン データと、アナリティクスでウェブサイトやモバイルアプリ、その他のデバイスから収集されるデフォルトのヒットデータを結合できます。インポートしたデータを使用すると、レポート、セグメント、リマーケティング ユーザーリストを、独自のビジネスニーズや組織に合わせて拡張できるため、ユーザーのオンラインおよびオフラインのアクティビティをさらに詳しく把握できるようになります。

データのアップロード方法

データは以下のいずれかの方法でアップロードできます。

アップロードしたデータは、Javascript トラッキング コードやモバイル SDK、または Measurement Protocol によって該当のプロパティで収集済みのデータに追加されるか、上書きされます。

データ インポートでのオンライン データとオフライン データの統合方法

データ インポートの設定時に、[データセット] を作成します。データセットは、キーとして使用するディメンションを定義します。データ インポートでは、このキーを使用してアップロードしたデータの値と収集したヒットデータの値を一致させます。追加データをアップロードすると、データセットで定義したディメンションまたは指標に追加されます。インポートしたデータでは、デフォルトまたはカスタムのいずれかのディメンションと指標を使用できます。インポートしたデータは、レポート、リマーケティング ユーザーリスト、その他のアナリティクス ツールで、ウェブサイトのトラッキング コード、モバイル SDK、Measurement Protocol により収集された標準のデータと一緒に使用できます。

インポートと収集の比較

ヒットデータを収集するだけでなくインポートするメリットについては、次のセクションをご覧ください。ヒットデータの収集に加えてデータ インポートを使用するメリット

アナリティクスでデータを収集するには、基本的に次の 2 つの方法を使用します。

  • JavaScript のトラッキング コード、モバイル SDK、Measurement Protocol によって収集されたヒットを送信する方法
  • データ インポートを使用する方法

ページの URL に含まれるパラメータを渡したり、Analytics API を使用したりして、ヒットデータをカスタムデータで補強することもできますが、この方法は次の理由から最適とは言えません。

  • ヒットデータの補強は、カスタムコードを記述するための知識豊富なデベロッパーが必要。
  • ユーザーデータのようなデータには機密データが含まれるので、クリアテキストで送信するのは安全面で問題がある。
  • 各ヒットに追加するにはデータ量が多過ぎる。
  • ヒットの発生時にデータが利用できない場合がある。

非同期一括処理でデータをインポートすると、これらの問題が解決されます。

次のステップ

この記事は役に立ちましたか?
改善できる点がありましたらお聞かせください。