クロスドメイン トラッキングを使用すると、2 つの関連サイト(e コマースサイトと、別のショッピング カート サイトなど)でのセッションが 1 回のセッションとしてアナリティクス レポートに記録されます。これは「サイト間のリンク」とも呼ばれます。
この記事の内容:標準のトラッキング コードの動作
アナリティクスの標準のトラッキング コードは、特定の URL へのトラフィックを 1 つのグループとして記録します。たとえば、ブログ(myexampleblog.example.com)をトラッキングするよう設定した場合は、そのサイトのすべてのページとサブディレクトリへのアクセスがひとまとまりのデータとして収集、記録されます。ユーザーが同じサイト上で別のページに移動した場合は、アナリティクス レポートに次のような関係が表示されます。
- ページ間のナビゲーション経路
- 合計サイト滞在時間(ページ滞在時間の累計)
- 個々のセッション数とユニーク セッション数
- ユニーク ユーザー数
また、アナリティクスでは複数の異なる URL への流れをそれぞれ関連のないユニークな流れとして処理します(参照リンクは例外です)。このため、あるウェブサイトから収集したデータが、関連のない別のウェブサイトのアナリティクス レポートに表示されることはありません。
クロスドメイン トラッキングの動作
たとえば、オンライン ストアを運営していて、サードパーティのショッピング カートが次のように別のドメインでホストされているとします。
- www.example-petstore.com
- www.example-commerce-host.com/example-petstore/
クロスドメイン トラッキングを使用しない場合、最初にオンライン ストアを訪れ、それからサードパーティのショッピング カートに移動したユーザーは、異なる期間に異なるセッションを開始した 2 人のユーザーとしてカウントされます。
クロスドメイン トラッキングを使用している場合は、アナリティクス レポートに 1 人のユーザーによる 1 回のセッションとして記録されます。これは「サイト間のリンク」とも呼ばれます。オンライン ストアからショッピング カートへ移動したユーザーが 2 人ではなく 1 人と見なされ、ストアで開始されたセッションもショッピング カートまで継続されます。