自動化ルールの設定

自動化ルールでは、指定した設定や条件に応じて自動的にアカウントに変更を加えることができます。広告ステータス、予算、入札単価などの変更が可能です。たとえば、広告が検索結果の最初のページに表示されなくなったときに、自動的にキーワードの入札単価を引き上げるルールなどを設定できます。また、自動化ルールを使用すると、特定の条件が発生したときに自動的にメールで通知を受け取ることができます。

自動化ルールを使用すると、キャンペーンを監視して頻繁に手動で変更を加える必要がなくなり、時間を節約することができます。

アカウントで [自動化] ボタンをクリックすると、ルール用の設定を選び、プレビューを確認することができます。以降は自動的にアカウント管理が行われます。ただし、もちろん広告主様の判断力には及びませんので、ルールに適切な制限を設けるとともに、ときどきログを参照して、十分なデータに基づいたアクションが行われているかどうかを確認してください。

自動化ルールについて

たとえば次の日曜日の午前 2 時から特別プロモーションを実施しようと考えているものの、そのプロモーションを開始するために午前 2 時にパソコンの前に座るのは難しい場合もあるでしょう。このような場合は、アカウントで自動化ルールを作成すれば、自動的にプロモーションを開始できます。

広告や広告ステータス、予算、入札単価の変更など、頻繁に手動で行っている設定作業がある場合は、自動化ルールで処理する作業をまとめておきましょう。次のような例が挙げられます。

  • 特別なプロモーションやイベントに合わせて広告の掲載スケジュールを設定する。
  • 成果の低い広告やキーワードを一時停止する。
  • キーワードの入札単価を調整して平均掲載順位を管理する。
  • 最初のページに広告が表示されるようにキーワードの入札単価を引き上げる。
  • キャンペーンの 1 日の予算が早い時間帯に使い果たされそうな場合に自分宛てにメールを送信する。

アカウントにアクセスするユーザーごとに、アカウント 1 つにつき最大 100 個のルールを有効にできます。

自動化ルールはユニバーサル アプリ キャンペーンでは機能しません。ルールをすべてのキャンペーンに適用しても、ユニバーサル アプリ キャンペーンは対象外となります。

 

ルールの作成方法

ルールを作成するには、AdWords アカウントで [自動化] ボタンをクリックします。必要な設定に沿って新しいルールを作成した後は、[結果をプレビュー] をクリックして、適用される変更を確認します。

ルールの作成ガイド

たとえば、「前日の平均掲載順位が 5 位を下回る場合に、キーワードの上限クリック単価を引き上げる」ルールは次の手順で作成します。

  1. [キャンペーン]、[広告グループ]、[広告]、[キーワード] タブのいずれかで [自動化] プルダウン メニューをクリックします。
  2. メニュー オプションからルールを 1 つ選択します([上限クリック単価を変更する...] など)。
  3. ルールを適用するための条件を指定します。この例では、平均掲載順位が 5 位を下回るキーワードの入札単価を 3% 引き上げます。

    ルールを作成する際に、入札単価や予算に上限額や最小額を設定できます。これらを設定することで、ルールの適用時に入札単価や予算が上限額や最小額の限度を超えないようにすることができます。

  4. [頻度] メニューで、ルールを実行する頻度(毎日、特定の日時の 1 回限りなど)を指定し、どの程度の期間のデータを条件の判定に使うかも指定します。続いてルール名を入力し、ルール適用時の通知方法を選択します。この例では、毎日午前 2 時にルールが適用され、前日のデータを使用して平均掲載順位が 5 位を下回るキーワードが判別されます。

    ヒント

    ルールを適用する時間帯を指定して、その時間帯にルールの適用を開始できます。

  5. [結果をプレビュー] をクリックし、意図したとおりに設定されていることを確認します。プレビューは確認を目的とするもので、実際にアカウントに変更が適用されるわけではありません。
  6. [保存] をクリックします。
  7. ルールを作成した後は、意図したとおりに機能しているか常にチェックすることが重要です。ルールを管理するには、[自動化] プルダウン メニューで [ルールの管理] を選択するか、AdWords アカウントの [キャンペーン] タブで左側のナビゲーション パネルにある [自動化ルール] をクリックします。設定したルールの一覧が表示されます。ルールの一時停止、有効化、削除は [ステータス] 列、編集は [操作] 列で行います。
  8. ルールが適用されるたびに、ログの表に記録されます。[詳細を表示] をクリックすると、各ルールによって適用された変更内容の詳細を確認できます。

    ヒント

    AdWords Editor やサードパーティのツールをご利用の場合でも、入札単価、予算、ステータスを手動で変更することが可能であれば、それらの変更処理は問題なく自動化することができます。

自動化ルールを使用する際のヒントとガイドライン

一般的なヒント

限度を設ける

  • 入札単価や予算に上限、下限を設定し、その金額が過度に高く、あるいは低くならないようにします。入札単価を引き上げ続けるとクリック単価が必要以上に高くなり、逆に引き下げ続けるとトラフィックが著しく減少することがあります。

十分なデータに基づいて判断する

  • 十分なデータに基づいて変更を加えられるように、十分な期間を設けたり、「インプレッション > X」というような要件をルールに追加したりすることをおすすめします。

同じ期間の [頻度] と [データの使用期間] オプションを使用する

  • 長期的な測定に短期間の頻度を使用すると、問題が発生することがあります。「過去 14 日間の広告平均掲載順位が 3 位を下回る場合に、入札単価を毎日 x% 引き上げる」というルールを考えてみてください。このようなルールを作成すると、ルールによって広告の平均掲載順位(14 日間)が評価される回数より、入札単価が頻繁に(毎日)引き上げられます。一般的に、頻度と使用期間は同じ長さにする(たとえば、データの使用期間が 7 日間の場合は、頻度として週 1 回を選択する)方が好ましい結果を得られます。

プレビューする

  • ルールの作成後は、プレビューで確認し、キャンペーンに与える影響を把握したうえで保存してください。条件や設定次第では、アカウントを大幅に変更することになる可能性があるため、ルールの作成時は再確認が大切です。

慎重を期す

  • 1 回限定でルールを試験的に適用し、実際の影響を確認してください。ルールの効果に納得できたら、毎日や毎週など、定期的に適用するルールとして設定することができます。

ビジネスに適したルールを設定する

  • たとえば、トラフィックがピーク時と通常時、平日と週末で異なるなど、1 日や 1 週間の中での傾向に注意してください。また、目標達成が近い段階では増分を 5% に留め、それ以外では 20% と増分を大きくするなど、変更幅を設定する際には、目標を達成するまでのどの段階にいるのかを考慮してください。このような問題には、複数のルールを併用することで対処できます。

同じ項目に同時に 2 つのルールを適用する場合は慎重に行う

  • 2 つのルールを同じ項目に同時に適用するよう設定する場合は注意が必要です。ルール間に優先順位はないため、2 つのルールを同じ項目に同時に適用するよう設定している場合は、どちらのルールも適用され、すべての対象項目に指定されたとおりの変更が加えられます。複数のルールを同じデータに同時に適用することは、できる限り避けてください。キャンペーンの同じ項目に 2 つ以上のルールを適用する必要がある場合は、ルールを適用する時間帯を変えることをおすすめします。

複数のルールが同じ項目に同時に適用される場合は、すべてのルールが適用されますが、競合する変更が同時に加えられることでエラーが発生する可能性があります。ルールを異なるタイミングで適用するよう設定すると、こうしたエラーを防げるだけでなく、優先するルールを先に適用することもできます。

キーワードの入札単価を左右するルールについてのヒント

アカウントやキャンペーン全体に対して入札単価のルールを定期的に適用する場合は、設定が複雑になることがあります。必要に応じて、入札単価や予算管理に自動入札機能コンバージョン オプティマイザーをご利用ください。キーワードの入札単価の変更や定期的に適用する自動化ルールを設定する際のヒントを、次にいくつかご紹介します。

コンバージョン データを基に入札単価を変更する

  • コンバージョンは、クリックの発生後、長い日数が経過してから達成されることもあり、選択した計測期間内に発生した場合のみ記録されるため、クリック数やインプレッション数より測定に時間がかかります。また、コンバージョン数はクリック数やインプレッション数よりかなり少なくなります。コンバージョンに基づくルールを作成する場合は、コンバージョンを正確に把握できるように、[データの使用期間] を長めに設定することをおすすめします。

平均掲載順位を基に入札単価を変更する

  • 入札単価を変更して平均掲載順位をコントロールしようとしても、うまくいかない場合もあります。これは、入札単価を上げた結果、広告の表示回数が増えてしまうケースもあるためです。これにより、以前より広告掲載順位が下がってしまうこともあります。

クリック率(CTR)を基に入札単価を変更する

  • 広告のクリック率はページでの掲載順位に左右されます。クリック率が低い場合に入札単価を引き下げるルールを作成すると、広告の掲載順位の低下とクリック率の低下を繰り返す悪循環に陥ることがあります。

次のステップ

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