より多くのユーザーに広告を表示できるよう、ターゲットに設定したトピック、プレースメント、ディスプレイ広告、動画広告、または検索広告のキーワードに一致するコンテンツに広告が表示されるようになります。たとえば、トピックとして「自転車」をターゲットに設定し、ディスプレイ広告、動画広告、または検索広告のキーワードとして「サイクリング」をターゲットに設定すると、いずれかに一致するコンテンツに広告が表示されます。
また、コンテンツ ターゲティングが Google 広告の 1 つのページに簡略化されるため、すべてのコンテンツ ターゲティング タイプ(トピック、プレースメント、ディスプレイ広告や動画広告のキーワード、除外設定)を 1 つの画面で管理できるようになります。新しいページは、左側のナビゲーション メニューの [キャンペーン] の [コンテンツ] セクションに表示されます。
増加するモバイル ユーザーへのリーチを拡大するため、モバイル ディスプレイのターゲット設定および除外設定が簡素化されました。
コンテンツの除外(「GMob モバイルアプリ(インタースティシャル以外)」の除外)は、よりシンプルなモバイル デバイス ターゲティング(パソコン、タブレット、モバイル)に置き換えられました。
広告を表示するコンテンツのサイト運営者やタイプを、以下を使用して管理できます。
- トピック
- モバイル デバイス ターゲティング: パソコン、タブレット、モバイル
- アプリのカテゴリ
- モバイルアプリ向けのプレースメントの除外を使用した個別のアプリの除外、および個別のウェブサイトの除外
- コンテンツの除外
YouTube、検索パートナー ネットワーク、ディスプレイ ネットワークでは、特定のプレースメント(ページ、サイト、モバイルアプリ、動画など)をターゲットに設定できるだけでなく、広告を表示したくないプレースメントを除外することもできます。自社のブランドに合わない、または商品やサービスの販売促進に貢献していないウェブサイトやドメインを除外できます。
除外するプレースメント(ページ、サイトなど)の例
- ブランド イメージに合わないサイト
- 現在広告が表示されているものの、売り上げにつながっていないウェブページ
例
家族向けアウトドア ツアーの広告グループで、「ハイキング、キャンプ」などのトピックをターゲットに設定しています。しかし広告が表示されているサイトの一部は、選択したトピックには関連しているものの、家族で見るには相応しくない内容であることがわかりました。この場合は、そうしたサイト(プレースメント)を広告グループから除外できます。
キャンペーン、広告グループ、またはアカウントからプレースメントを除外する
[プレースメント] ページで、特定の広告グループやキャンペーンからプレースメントを除外することができます。プレースメントを除外すると、特定のウェブサイト、動画、アプリなどのプレースメントに広告を表示しないように設定できます。ターゲット オーディエンスに関連性のないコンテンツに広告を表示したくない場合や、ブランドに悪影響を及ぼす可能性があるプレースメントに広告を表示したくない場合に便利です。
キャンペーンのプレースメントを除外するには:
- Google 広告の管理画面で、[キャンペーン] アイコン をクリックします。
- セクション メニューで [オーディエンス、キーワード、コンテンツ] プルダウンをクリックします。
- [コンテンツ] をクリックします。
- [除外設定] をクリックします。
- 右側の [除外設定を編集] をクリックします。
- プレースメントを除外する単位を、キャンペーン、広告グループ、またはアカウントから選択します。
- プレースメントは、URL、アプリ ID、動画 ID で除外できます。
- テキスト広告、イメージ広告、動画広告など、どの広告フォーマットのプレースメントでも除外できます。
- (省略可)複数の URL を除外するには、[入力] を選択し、除外する URL を入力します。
- [プレースメントの除外リストを使用] を選択した場合は、既存のプレースメント除外リストを選択します。
- 除外するプレースメントを入力したら、[保存] をクリックします。
除外は [コンテンツの適合性] で編集することもできます。
- 左側の [ツール] メニューを選択します。
- [コンテンツの適合性] を選択します。
- [詳細設定] で [除外プレースメント] を選択します。
- 特定の除外については、プルダウンからオプションを選択します。プレースメントは、次の条件に基づいて除外できます。
- 個々のプレースメント: 除外するプレースメントの特定の URL、アプリ、動画 ID を入力します。
- カテゴリ: 除外するプレースメントのカテゴリ(「デリケートなコンテンツ」や「暴力的なコンテンツ」など)を選択します。
- コンテンツ ラベル: コンテンツ ラベル(「ギャンブル」や「アルコール」など)に基づいてプレースメントを除外します。
- (省略可)より具体的なターゲティングを行うには、検索バーを使用して、キーワード、フレーズ、URL、動画 ID に基づいてプレースメントを検索して除外できます。
注: プレースメントの除外は、特に指定しない限り、キャンペーン内のすべての広告グループに適用されます。除外プレースメントは、ターゲティング リーチに影響し、広告の露出が制限される可能性があります。除外プレースメントは、上記の手順に沿っていつでも確認、管理できます。
除外する URL の追加方法
URL の種類は、プロパティの種類によって異なります。モバイルアプリから特定の製品ページまで、各タイプのプロパティには特定のアドレス形式があります。各プレースメントのアドレスの入力方法を確認するには、以下のセクションを展開してください。
ウェブサイトやウェブページを除外する例
家庭用のオーガニック洗剤を販売しており、その商品と関連性の高いウェブページにのみ広告を掲載したいとします。そこで、人気のある商品レビューサイトをターゲットとして選ぶ一方、キッチン用品と関係のないページには広告が表示されないよう、ウェブサイトのパスを指定してサイト内の該当ページを除外します。広告の掲載先を限定することで、興味を持ってくれる可能性が高い見込み顧客に対して広告を表示することができます。
除外プレースメントの入力フォーマットは、除外したいサイトやページによって決まります。以下は、ドメインの除外方法と、対応する入力フォーマットの例です。
レベル |
除外対象 |
|
トップレベル ドメイン名 | example.com 特定のドメインとそれに含まれるサブドメイン、ディレクトリ名、個別ページなどを除外する場合の入力フォーマットです。
|
使用可能 |
ファーストレベル サブドメイン | www.example.com
|
使用可能 |
ファーストレベル サブドメイン | placement.example.com | 使用可能 |
シングルレベル ディレクトリ名 | www.example.com/stuff
|
使用可能 |
シングルレベル ディレクトリ名 | example.com/stuff | 使用可能 |
セカンドレベル ディレクトリ名 | www.example.com/stuff/extra
|
使用可能 |
マルチレベル サブドメイン |
www.placement.example.com
|
非推奨 |
個別のページ | www.example.com/index.html | 使用可能 |
ディスプレイ ネットワークは常に変化しているため、カテゴリを除外しても、関連するページが完全に除外されるとは限りません。しかし Google が行ったテストでは、カテゴリを除外すると、該当するページへの広告掲載を約 90% 防げるという結果が出ています。
- Google 広告の管理画面で、[キャンペーン] アイコン をクリックします。
- セクション メニューで [オーディエンス、キーワード、コンテンツ] プルダウンをクリックします。
- [コンテンツ] をクリックします。
- [除外設定] をクリックします。
- [除外設定] の右端にあるプルダウン矢印をクリックします。
- [プレースメント] をクリックします。
- 鉛筆アイコン をクリックします。
- [プレースメントの除外リストを追加する] を選択します。
- [次から除外] で [キャンペーン] を選択します。
- [キャンペーンを選択] をクリックし、アプリを除外するキャンペーンを選択します。
- [複数のプレースメントを入力] をクリックします。
- 次のいずれかを行います。
- iPhone アプリを除外する場合:
- 除外するアプリの iTunes ID を確認します。iTunes ID は、アプリの iTunes URL の末尾で確認できます。以下の例では、赤色の部分が「MechaHamster」アプリの iTunes ID になります。
https://itunes.apple.com/us/app/mechahamster/id1286046770
.
- iTunes ID の前に「mobileapp::1-」と入力します。たとえば、「MechaHamster」アプリをプレースメントの除外対象として追加するには、「
mobileapp::1-1286046770
」と入力します。
- 除外するアプリの iTunes ID を確認します。iTunes ID は、アプリの iTunes URL の末尾で確認できます。以下の例では、赤色の部分が「MechaHamster」アプリの iTunes ID になります。
- Android アプリを除外する場合:
- Google Play ストアで除外するアプリのページを開き、アプリのパッケージ名(URL の末尾で「id=」の後に続く部分)をコピーします。たとえば「MechaHamster」というアプリがあった場合、以下の URL の赤色で表示されている部分をコピーします。
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.google.fpl.mechahamster
- Google 広告のプレースメントを入力する欄に「mobileapp::2-」と入力し、コピーした URL を貼り付けます。上記の例の場合、「MechaHamster」アプリの除外設定は次のようになります。
mobileapp::2-com.google.fpl.mechahamster
- Google Play ストアで除外するアプリのページを開き、アプリのパッケージ名(URL の末尾で「id=」の後に続く部分)をコピーします。たとえば「MechaHamster」というアプリがあった場合、以下の URL の赤色で表示されている部分をコピーします。
- iPhone アプリを除外する場合:
注
プレースメントの除外とプレースメントの削除は異なります。プレースメントを除外すると、そのサイトやページへの広告掲載がブロックされます。ターゲット設定からプレースメントを削除した場合、広告グループに残っているその他のターゲティング方法(キーワードやトピックなど)によっては、そのサイトやウェブページに引き続き広告が表示される可能性があります。
プレースメント除外リストの自動アップロードのスケジュールを設定する
プレースメント除外リストの自動更新をスケジュール設定すると、リストの管理にかかる時間を節約できるほか、Google 広告のプレースメント除外リストを最新の状態に保ち、リストソースとの同期を維持することができます。広告主様は、リスト テンプレートをダウンロードし、プレースメント除外リストのスケジュールを設定する方法をご確認ください。リスト プロバイダの方は、広告主様が使用する除外リストを作成し、テストする方法をご確認ください。
広告主様向け除外リストのスケジュールを設定するには、Google 広告でサポートされているファイル形式のプレースメント除外リストをリンクします。このリストソースは、Google 広告内の除外対象を管理するために定期的に取得されます。リストソースを管理できるのは、お客様、またはお客様が信頼している第三者リスト プロバイダになります。プレースメントの除外リストへのアップロード スケジュールを設定して、除外リストを自動的に更新し、外部ソースファイルの更新内容が反映されるようにします。
テンプレートをダウンロードしてプレースメント除外リストのスケジュールを設定する手順
- Google 広告の管理画面でツールアイコン をクリックします。
- 項目メニューで [共有ライブラリ] プルダウンをクリックします。
- [除外リスト] をクリックします。
- プラスボタン をクリックします。
- [リストのアップロードをスケジュール] をクリックします。
- お客様、またはお客様が信頼しているリスト プロバイダによって作成されたリストソースがない場合は、[テンプレートを表示] をクリックしてサポートされているテンプレートを表示し、ファイルをダウンロードしてください。テンプレートは追加と保存が可能です。この CSV をダウンロードして、サンプル ファイルをご確認ください(詳しくは、アカウント単位でプレースメントを除外する方法をご覧ください)。サポートされている除外タイプは、以下のとおりです。
- サイト
- モバイルアプリ
- YouTube チャンネル
- YouTube 動画
注: 除外には、除外プレースメントの共有リストの制限が適用されます。Google 広告のターゲティングの制限に関する詳細
- 正しいファイル形式でリストソースを保存したら、リストソースで反映されたプレースメントの除外について自動アップロードのスケジュールを設定できます。
- [スケジュール名] を入力します。
- [リスト名] を入力します。この名前は、[プレースメント除外リスト] 列の名前として表示されます。
- [ソース] プルダウン メニューで、ファイルの配信方法を選択します。
- Google スプレッドシート
- HTTPS
- SFTP
- ファイルが公開されていること、またはお客様がファイルへのアクセス権を付与していることをご確認ください。
- Google スプレッドシートは公開されている必要があります。公開されていない場合は、[ソース] として [Google スプレッドシート] を選択し、[既存のスプレッドシートをリンクします] をクリックした際に表示される Google 広告アカウントと Google スプレッドシートを共有する必要があります。
- HTTPS または SFTP では、認証情報(ユーザー名とパスワード)が必要な場合があります。必要に応じて、ユーザー名とパスワードを入力してファイルにアクセスします。
注: SFTP を選択して「ファイルが見つかりません」というエラーが発生した場合は、ファイルのパスと名前の間に二重スラッシュ(「//」)を挿入してみてください(例: SFTP://sftp.mysite.com/exclusions.csv)。
- [頻度] と [時間] のフィールドを使って、選択したソースをプレースメントの除外リストにアップロードして適用する頻度とタイミングを指定します。
- [保存] をクリックします。
- ソースファイルが正しくアップロードされているかどうかは、[ツールと設定] アイコンから開いた [プレースメント除外リスト] ページで [プレースメント除外リスト] 列にソースファイルが表示されていることで確認できます。リストが表示されるまでに最大で 10 分ほどかかることがあります。
- スケジュール設定したプレースメントの除外をキャンセルまたは変更する手順は、次のとおりです。
- ツールアイコン をクリックします。
- [一括操作] で [アップロード] を選択します。
- [日程] タブをクリックします。
- [スケジュール] 列で、スケジュール設定された項目の左側にある色付きのアイコンにカーソルを合わせます。
- [有効]、[一時停止]、[削除] のいずれかを選択します。
- [アクション] 列の [編集] をクリックして編集することもできます。
注:
- 信頼できるリスト プロバイダが作成したファイルをお使いの場合は、ファイル形式がサポートされていることを確認し、ファイルが正しくアップロードされるようにしてください。
- アップロードのスケジュールが設定されている間は、ソースファイルに含まれる除外対象は継続的にリストにアップロードされます。ソースファイルを直接更新するか、第三者リスト プロバイダと協力してソースファイルを更新することをおすすめします。
- 除外リストを作成したら、プレースメント除外リストをキャンペーンに適用してプレースメントの除外を開始します。
広告主様が使用する除外リストを作成するには、Google 広告内でサポートされている外部ファイルソースをダウンロードします。広告主様がスケジュールを設定したら、このリストソースを取得して Google 広告の除外対象を管理します。リストの管理はリスト プロバイダであるお客様が行います。広告主様はお客様のプレースメントの除外ファイルを使用して、アップロードのスケジュールを設定できます。こうしたリストは、ソースファイルに加えられた変更を反映するために自動的に更新されます。
ファイル テンプレートをダウンロードし、プレースメントの除外ファイルをテストする手順
- Google 広告の管理画面でツールアイコン をクリックします。
- 項目メニューで [共有ライブラリ] プルダウンをクリックします。
- [除外リスト] をクリックします。
- プラスボタン をクリックします。
- [リストのアップロードをスケジュール] をクリックします。
- [テンプレートをご覧ください] をクリックして、サポートされているファイル形式とテンプレートを表示し、ファイルをダウンロードします。テンプレートはプレースメント除外リストの作成に使用します。この CSV をダウンロードして、サンプル ファイルをご確認ください(詳しくは、アカウント単位でプレースメントを除外する方法をご覧ください)。サポートされている除外タイプは、以下のとおりです。
- サイト
- モバイルアプリ
- YouTube チャンネル
- YouTube 動画
注: 除外には、除外プレースメントの共有リストの制限が適用されます。Google 広告のターゲティングの制限に関する詳細
- 正しいファイル形式でリストソースを保存したら、アカウントにアップロードして除外ファイルが正しくフォーマットされているかテストします。
- [スケジュール名] を入力します。
- [リスト名] を入力します。この名前は、[スケジュール] 列と [プレースメント除外リスト] 列の名前として表示されます。
- [ソース] プルダウン メニューで、ファイルの配信方法を選択します。
- Google スプレッドシート
- HTTPS
- SFTP
- ファイルが公開されていること、またはお客様がファイルへのアクセス権を付与していることをご確認ください。
- Google スプレッドシートは公開されている必要があります。公開されていない場合は、[ソース] として [Google スプレッドシート] を選択し、[既存のスプレッドシートをリンクします] をクリックした際に表示される Google 広告アカウントと Google スプレッドシートを共有する必要があります。
- HTTPS または SFTP では、認証情報(ユーザー名とパスワード)が必要な場合があります。必要に応じて、ユーザー名とパスワードを入力してファイルにアクセスします。
- これらの権限は、ファイルへのアクセス権を付与されている広告主様にも適用されます。
注: SFTP を選択して「ファイルが見つかりません」というエラーが発生した場合は、ファイルのパスと名前の間に二重スラッシュ(「//」)を挿入してみてください(例: SFTP://sftp.mysite.com/exclusions.csv)。
- [頻度] と [時間] のフィールドを使って、広告主様のプレースメントの除外リストにアップロードして適用する頻度とタイミングを指定します。
- [保存] をクリックします。
- ソースファイルが正しくアップロードされているかどうかは、[ツールと設定] アイコンから開いた [プレースメント除外リスト] ページで [プレースメント除外リスト] 列にソースファイルが表示されていることで確認できます。ソースファイルが表示されるまで最大で 10 分ほどかかることがあります。
おすすめの方法:
- 広告主様とファイルを共有する前に、お客様のアカウントでリストのスケジュールを設定し、ファイルが正しくアップロードされているかテストすることをおすすめします。このスケジュールを数日間実行して、更新した内容がアップロードされているかテストします。
- なお、リストには、標準の共有除外プレースメントの制限(リストあたり最大 65,000 件の除外)が適用されます。広告主様のアカウントには、ターゲティングの使用状況に基づいて追加の除外制限が適用されます。Google 広告のターゲティングの制限に関する詳細
- 広告主様は Google 広告からスケジュールが設定されたリストに恒久的な変更を加えることができないため、直接リストソース ファイルでリストに恒久的な変更を加える際には広告主様と協力してください。
関連リンク
- キーワード、トピック、ユーザー層、サイトカテゴリ オプションを除外する方法を確認します。
- コンテンツに基づいてウェブサイトのカテゴリ全体を除外する方法を確認します。