収益グループとは
収益グループを使用すると、Ad Exchange、Open Bidding、モバイルアプリ向けメディエーションで販売する広告枠を指定できます。
収益グループには Ad Exchange が必ず含まれます(ブロックした場合を除く)。第三者エクスチェンジや広告ネットワークを追加することもできます。広告申込情報と同様のターゲット設定も可能です。
新しい収益グループを作成する
以下の手順を完了するには、収益グループと会社に対する編集権限が必要です。
このように設定しないと、ネットワークの収益グループで設定されているすべての広告ネットワークと広告ユニットへのアクセスをチームに個別に設定することが難しくなります。チームについて
- Google アド マネージャーにログインします。
- [配信] [収益グループ] をクリックします。
- [新しい収益グループ] をクリックします。
- [名前] に、レポートで見つけやすい固有の収益グループ名を入力します。
広告フォーマットと広告枠のサイズ
- [広告フォーマット] と [広告枠タイプ] で、この収益グループのターゲットとする広告フォーマットと広告枠タイプを選択します。この選択内容により、対応能力に応じて収益グループに追加できる広告ネットワークが決まります。
- バナー: ウェブまたはモバイルアプリ用のディスプレイ広告(例: 320×50 のビッグバナー スロット)。アウトストリーム動画も含まれます。
- インタースティシャル: モバイルアプリの広告枠タイプで表示される全画面広告。
- インストリーム動画とオーディオ: 動画コンテンツ ストリームの再生前、再生中、再生後に表示される動画広告。このフォーマットは Ad Exchange と Open Bidding でサポートされています。
- リワードあり: モバイルアプリ向けの動画広告。ユーザーは、アプリ内での対価を受け取る代わりに広告を見ることを自分の意思で選択できます。
- ネイティブ: ウェブまたはモバイルアプリでユーザーの操作を妨げず、周囲に溶け込んで表示されるカスタムのディスプレイ広告または動画広告。パブリッシャーのモバイルアプリでカスタム レンダリングされるか、Google でネイティブ スタイルを使用してレンダリングされます。
- (省略可) 「ウェブ」広告枠タイプの場合は、[広告枠のサイズ] のリストからターゲットとするサイズを選択します。ご利用のエクスチェンジや広告ネットワークでサポートされているサイズを選択してください。
その他のカスタマイズ
-
(省略可) [デバイス カテゴリ]、[デバイスの製造元]、[オペレーティング システム]、[地域] などを選択します。これらは、デフォルトではすべて含む設定となっています。
例
モバイル専用の収益グループを作成する場合は、[デバイス カテゴリ] または [デバイスの製造元] のターゲティングを含めます。 - [ターゲティング] で、この収益グループがインプレッションの獲得に向けて競合することのできる広告枠を定義します。管理が複雑にならないようにするため、他の収益グループと重複しないターゲティング条件を指定してください。
- 特定の URL をターゲットに設定する場合は、Ad Exchange の広告枠に URL を追加したうえで、[URL] でターゲットを設定します。
- 収益グループではプレースメント ターゲティングがサポートされていません。
Ad Exchange のポリシーに準拠している広告枠のみをターゲットに設定できます(収益グループのターゲットに設定する広告枠で Ad Exchange による購入がブロックされている場合を除く)。Key-Value を使用して、ポリシーに準拠していないコンテンツへの配信を許可しないよう設定している場合は、その Key-Value を収益グループのターゲットに必ず追加するようにしてください。 - (省略可) ターゲットとする広告枠で競合させる第三者の収益パートナーをさらに追加します。
保存して開始する
- 変更を適用するだけでこの収益グループの配信をまだ開始しない場合は、[保存] をクリックします。変更を適用した上ですぐにこの収益グループの配信を開始する場合は、[保存して開始] をクリックします。
収益グループを作成して有効にすると、アド マネージャーでその収益グループを使用してリクエストに対応できるようになります。
推奨される収益グループの数
収益グループは、収益パートナー別ではなく、広告枠のターゲティング別に構成することをおすすめします。
ニュースのセクションを複数の収益パートナーで埋める場合は、それらの収益パートナーを含む収益グループを 1 つ作成します。そうすると、収益グループでの競合からメリットを得ることができます。
(省略可) 第三者の収益パートナーを収益グループに追加する
新しい収益グループには、デフォルトで Ad Exchange が収益パートナーとして必ず含められます。ただし、保護機能を使用して、収益グループで Ad Exchange(またはディスプレイ&ビデオ 360、Google ディスプレイ ネットワークなどの Ad Exchange の個々の購入者)をブロックすることもできます。
第三者の収益パートナーを追加して、ターゲットとする広告枠で競合させることもできます。第三者の収益パートナーは、新しい収益グループでターゲティング条件を選択した後、または既存の収益グループを編集する際に追加できます。
1 つの収益グループに追加できる第三者の収益パートナーは、Open Bidding とモバイルアプリ向けメディエーションの収益パートナーも合わせて、最大 10 件です。同じ広告枠に対して、複数の収益グループ(および追加の収益パートナー)を競合させることもできます。
- [配信] [収益グループ] をクリックします。
- 編集する収益グループの名前をクリックします。
- [収益パートナーを追加] をクリックします。
- [収益パートナー] プルダウンから収益パートナーを選択します。
会社を編集する権限がある場合、ネットワークで新しい収益パートナーを追加するには [新しい収益パートナーを作成] をクリックします。
- [統合タイプ] で次のいずれかを選択します。
- モバイル SDK メディエーション: 収益パートナーが Mobile Ads SDK でサポートされている場合にのみ選択します。
- カスタム イベント: モバイルアプリでカスタムコードを呼び出すために特別なラベル、クラス名、パラメータ値を定義する必要がある場合に使用します。詳しくは、Android と iOS のドキュメントをご覧ください。
- Open Bidding: 収益パートナーが Open Bidding に対応している場合に選択します。
- ターゲットとするプラットフォームを [iOS] または [Android] から選択します。この項目は、収益グループの統合タイプが「モバイル SDK メディエーション」と「カスタム イベント」の場合にのみ選択できます。
- [ステータス] で [無効] または [有効] を選択します。
- メディエーション ネットワークの競合価格を手動で設定するには、各広告ネットワークの交渉済みレートまたは平均レートに基づく値を [デフォルト CPM] に入力します。
- アド マネージャーの会社の設定で自動データ収集を有効にしている場合、[デフォルト CPM] の値は使用されません。代わりに、[ダイナミック CPM] の横に表示される収集値がメディエーションのランク付けに使用されます。
- ダイナミック CPM をオーバーライドするには、[ダイナミック CPM をオーバーライドする] を選択します。ダイナミック CPM が設定されていない場合は、デフォルトの CPM が使用され、チェックボックスの選択内容は考慮されません。
- [追加の収益パートナーの詳細] で、この収益パートナーに関するその他の必要な情報を入力します。この情報により、アド マネージャーと収益パートナーの間で広告リクエストの処理に必要なやり取りが可能になります。
- ラベル: レポートで使用するカスタム イベントの名前を入力します。この設定を後で変更することはできません。
- クラス名: アプリコードで実装するカスタム イベント クラスの名前を入力します。
- パラメータ(省略可): リクエストを受け取るカスタム イベントに渡す文字列を入力します。
- 変更を適用するだけでこの収益グループの配信をまだ開始しない場合は、[保存] をクリックします。変更を適用した上ですぐにこの収益グループの配信を開始する場合は、[保存して開始] をクリックします。
収益パートナーを収益グループから削除する
- [配信] [収益グループ] をクリックします。
- 編集する収益グループの名前をクリックします。
- [編集] をクリックします。
- 削除する収益パートナーを選択します。
- [削除]、[保存] をクリックします。