広告枠を更新すると、ページのコンテンツ全体を更新することなく、広告コンテンツだけを更新できます。業界標準となっているように、広告が動的に再読み込みされるよう設定することもでき、こうすることでユーザーの利便性は高まります。
方法としては、アド マネージャーの設定で広告ユニットの更新頻度を設定するか、GPT を使用して更新機能を実装します。
更新の基準は、UI とページで定義する必要があります。これにより、更新の基準に関する情報が入札リクエストで送信されるため、購入者に対する透明性を確保できます。
更新を指定した広告枠は競合可能です。ただし更新の透明性に関する広告業界のガイドラインに沿って、広告枠のどの部分を更新するかを宣言しておく必要があります。広告枠の更新に関する宣言を広告枠ルールに追加すると、リアルタイム ビッダー プロトコル経由で広告枠を購入する購入者に、更新の基準と更新の最小間隔を伝えることができます。
広告枠の更新を宣言しない場合、または宣言が間違っている場合(更新の基準の種類または更新間隔を誤って宣言するなど)は Google ポリシーへの違反となり、その旨が通知されます。
パブリッシャーの宣言は、公開オークション、プライベート オークション、優先交渉権、Open Bidding に適用されます。
広告枠の更新の宣言を作成する
広告枠で有効にした更新の種類を広告枠のルールで定義します。
- Google アド マネージャーにログインします。
- [広告枠]
[広告枠ルール]
[パブリッシャーの宣言] をクリックします。
- 該当する広告枠のタイプのサブタブ([ディスプレイ] など)をクリックします。
- [広告枠のタイプ] を対象とした新しいサイト運営者宣言をクリックします。
- 宣言の名前を入力します。
- ターゲティングとして追加または除外する広告枠を指定します。
- [広告枠] など、ターゲティング セクションのいずれかを展開します。
- 選択した項目をターゲティング条件に追加するには、項目にカーソルを合わせて、追加
をクリックします。
- 選択した項目をターゲティング条件から除外するには、項目にカーソルを合わせて、除外
をクリックします。
- 選択した項目がターゲティング表の右の列に表示されます。
- 選択した項目を削除するには、項目の右の削除
をクリックします。
- 広告ユニットを「追尾広告」として実装できます。
追尾広告とは、ユーザーがページのコンテンツを上下にスクロールしても表示される広告ユニットを指します。 - [更新の基準] の下で、選択した広告枠を更新することを示すチェックボックスをオンにします。同じ広告枠に対して更新の種類を 1 つ以上選択できます。ターゲットとするすべてのインプレッションに、それぞれの宣言が適用されます。
- 宣言する更新の基準ごとに、広告更新の最小間隔を指定します。これで、購入者に対して、この広告枠の広告コンテンツがそれより短い間隔で更新されることがないと宣言することになります。
- [保存] をクリックします。
ルールでは広告の更新を宣言するだけです。ルールを使ってページ上の広告の動作を制御することはできません。管理画面で広告ユニットの更新を宣言しても、広告枠に更新機能が実装されるわけではありません。
ウェブページでの広告の動作は、アド マネージャーでパブリッシャーに宣言した動作と一致させる必要があるため、可能であればユーザー操作に基づく更新またはイベントに基づく更新を使用することをおすすめします。