アド マネージャーの動画広告申込情報は、VAST(Video Ad Serving Template)を介してクリエイティブ アセットをリクエストでき、配信内容に基づいて広告申込情報のレポートを作成できます。#vast #videosolutions
VAST 3 は動画広告配信テンプレート(Video Ad Serving Template、VAST)の 3 番目のバージョンで、IAB 標準となっています。VAST 3 は VAST 2 のすべての機能をサポートしているほか、次のような拡張も行われています。
- 1 つの VAST レスポンスで、以下のような複数の広告を返すことができます。
- 標準化された連続配信広告のレスポンス(例: 最適化された連続配信広告)
- スキップ可能なリニア広告(ネットワークレベルで任意に指定したスキップ時間を含む)
- 代替広告(ウォーターフォール)
- 詳細な VAST 3 エラーコード
- アダプティブ ビットレートを使用するクリエイティブのサポートによる、帯域幅と処理速度に応じた最適な品質での動画ストリーミング
- 代替のコンパニオン クリエイティブ(iOS IMA SDK と HTML5 IMA SDK の両方で使用可能)
- アイコン(HTML5 IMA SDK で使用可能)
サポートされる動画プレーヤー プラットフォームの標準について詳しくは、Google Interactive Media Ads をご覧ください。
VAST 3 をネットワークで有効にするには
デフォルトの VAST バージョンはネットワーク設定で管理し、このバージョンや将来のバージョン用にタグを再設定する必要はありません。
ネットワークの VAST 設定を更新するには
- アド マネージャーで [管理者] [動画] [動画設定] をクリックします。
- [VAST バージョン] で [VAST 3] を選択します。
ネットワークのデフォルトとして設定されたバージョンを使用するには、タグで output=vast
をリクエストします。
選択したバージョンの XML レスポンスを、プレーヤーで処理できるようにする必要があります。
動画プレーヤーで IMA SDK を使用している場合、動画広告リクエストの出力パラメータは常に output=xml_vast4
に設定されます。SDK は第三者広告サーバーが配信するすべての VAST バージョンと下位互換性があるため、信頼性に関する問題が発生することはありません。
IMA SDK を使用していない場合は、output=xml_vast3
と指定して、特定の広告タグまたはサイトの一部について、VAST 3 を明示的にリクエストできます。
スキップ可能時間とエンゲージ ビュー時間を変更するには
VAST 3 では、直接販売のスキップ可能な広告の「スキップ」時間と「エンゲージ ビュー」時間を変更できます。この変更は、Ad Exchange で配信されるスキップ可能な広告には影響しません。
スキップ時間とエンゲージ ビュー時間を変更するには:
- アド マネージャーで [管理者] [動画] [動画設定] をクリックします。
- 次の設定を変更します。
- スキップ可能な動画のスキップ時間: スキップ可能な動画広告がスキップ可能になるまでのユーザーの視聴時間(秒)。
- スキップ可能な動画の表示時間: スキップ可能な広告でエンゲージ ビューがカウントされるまでのユーザーの視聴時間(秒)。
これらの変更後の設定は、ネットワーク内のプログラマティック以外のスキップ可能な広告すべてに適用されます。プログラマティック チャネルのスキップ可能な広告には、必ず 5 秒のスキップ時間が適用されます。