動画の代替機能(「ウォーターフォール」や「クライアントサイド メディエーション」とも呼ばれます)では、VAST リダイレクトを使用する際に、インプレッション獲得の可能性を最大限に高めることができます。代替機能を有効にすると、Google アド マネージャーで配信候補の広告がランク付けされ、1 つではなく複数の広告が返されます。
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動画の代替機能の仕組み
- リクエストが発生すると、アド マネージャーから SDK に複数のリダイレクト広告が送信され、
- SDK で最初の広告がリクエストされます。
- サーバーから有効な VAST レスポンスが返されなかった場合は 2 番目の広告がリクエストされ、広告の取得と再生に成功するまで「代替」が続けられます(アド マネージャーにアップロードされている広告は確実に表示されると想定されるため、この広告が選ばれる可能性があります)。ただし、ネットワークで設定した代替の上限に達すると、リクエストは終了します。
単一の動画広告の場合、広告の最初のフレームが再生されるまで代替が発生する可能性があります。なんらかの理由で広告を再生できない場合は、代替機能で別の広告に差し替えることができます。
代替が行われる状況
- VAST レスポンスがタイムアウトになった場合
- 空白の VAST XML レスポンスが返された場合
- HTTP エラーが発生した場合
- メディア ファイルを読み込めない場合(連続配信広告の代替呼び出しを除く)
- VPAID クリエイティブは読み込めるものの動画を読み込めない場合(連続配信広告の代替呼び出しを除く)
最適化された連続配信広告用の Ad Buffet の代替機能
Ad Buffet を使用すると、最適化された連続配信広告で配信可能なスタンドアロン広告(その連続配信広告で配信される元の広告に含まれていなかったもの)を代替機能で使用できるようになります。
最適化された連続配信広告では特定の順序で広告が配信されますが、Ad Buffet 広告は独自の順序で配信されます。
- Ad Exchange の広告は、最適化された連続配信広告のレスポンスで代替広告として配信可能になります。
- Ad Buffet 広告はデフォルトで 3 個表示できますが、最大 9 個まで表示するよう設定できます。
- 連続配信またはストリームのフリークエンシー キャップが設定された広告は、Ad Buffet に配信できます。
- 競合相手の除外ラベルが設定された広告申込情報がメインの連続配信広告で配信された場合、同じラベルが設定された他の広告申込情報は Ad Buffet に配信されなくなります。
- Ad Buffet 広告は、連続配信広告内の元の広告の最大再生時間を超えることはできません(たとえば、すべての広告の再生時間が 30 秒の場合、30 秒を超える Ad Buffet 広告は使用できません)。
たとえば、最適化された連続配信広告に 3 つの連続した広告と 3 つの Ad Buffet 広告が含まれているとします。このとき、2 番目の広告がリダイレクトで、広告が返されない場合、最初の Ad Buffet 広告が選択されます。
要件と利用資格
- 代替機能を使用するには、動画向け Google パブリッシャー タグが必要です。
- IMA SDK を使用していない場合、プレーヤーは IAB に準拠し、VAST 3.0 以降を使用している必要があります。
広告申込情報タイプと代替チェーン
- 代替は VAST リダイレクト クリエイティブ セットが指定された広告申込情報からのみ行われます。代替チェーンには、異なるクリエイティブ タイプが指定された広告申込情報を含めることができます。
- 通常、ダイナミック アロケーションとプログラマティック保証型取引の広告は、代替チェーンの最初の呼び出し時にのみ考慮されます。最適化された動画連続配信広告の場合は、追加の広告が返されることもあります。
- ほとんどの広告申込情報タイプでは、代替チェーンで返される広告申込情報は 1 つの優先度につき 1 つのみです。レスポンスで同じタイプの広告申込情報が複数返される場合、通常それらの優先度は異なります。
割合ベースの広告申込情報では、Ad Buffet の一部として選択されるために別の優先度を選択する必要はありません。
- 広告申込情報やクリエイティブの設定によっては、広告が代替チェーンの一部として選択されないことがあります。たとえば、順次クリエイティブ ローテーションが設定された広告申込情報は、表示が保証されず、クリエイティブ ローテーションが中断される可能性があるため、代替の対象として選択されません。広告が選択されるのを妨げる広告申込情報の設定は他にもあります。
動画の代替機能と動画の Ad Buffet を有効にする
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Google アド マネージャーにログインします。
- [管理者]、[動画とオーディオ]、[動画とオーディオの設定] をクリックします。
-
[動画の代替機能] と [動画広告ビュッフェ] を有効にします。
動画の Ad Buffet を有効にした場合は、Ad Buffet 広告の最大数(上限は 9)を指定できます。 -
[保存] をクリックします。
個別のタグに対して代替機能を無効にするには、nofb=1 を追加します。
代替のポジションに関するレポートを作成する
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Google アド マネージャーにログインします。
- 手順に沿ってレポートを作成します。
- レポートのディメンションの [動画] セクションで [代替広告のポジション] を選択します。これで、代替広告と代替でない広告が配信された結果の指標データ(インプレッション数、クリック数、コンバージョン数など)を確認できるようになります。
VAST 3 の代替に関するエラーコード別レポート指標
VAST 3 を使用している場合、レポートには VAST エラーがレスポンス ステータス コードごとに記載されます。この指標を使って、特定のクリエイティブや広告申込情報に対して代替が何回発生したかを調べることができます。
- VAST エラー 300、301、302、303 は広告リクエスト レベルでのエラーです。これらのエラーが発生すると、代替が行われます。
- VAST エラー 400~403、405、900~901 は再生中のエラーです。これらのエラーが発生すると、アセットレベルの代替が行われます。
アセットレベルの代替
従来の代替の場合、IMA SDK では広告の配信が順番に試行され、VAST ラッパー自体がインライン広告に解決されないときにのみ次の広告へと代替が行われます。一方、アセットレベルの代替の場合、SDK ではさらに 1 レベル上の確認が行われます。つまり、個々の VAST ラッパーがインライン広告に解決されても、他のエラー(VPAID でインプレッションがトラッキングされない、メディア ファイルがタイムアウトした、その他の VAST エラーが検出されたなど)が発生した場合は、SDK ではリストの次の広告へと代替が続けられます。