アド マネージャー レポートの基本

インプレッションとクリックのカウント

デジタル広告配信では、広告キャンペーンの掲載結果について詳細な指標を把握できます。最も基本的な指標はインプレッション数(広告が配信された回数)とクリック数です。ここでは、アド マネージャーでこれらの指標がどのようにカウントされるかについて、要点を説明します。

このページの内容

詳しくは、ディスプレイ広告とネイティブ広告の第三者インプレッション トラッキング URL のカウント第三者の URL による動画トラッキング イベントに関する記事をご覧ください。

広告申込情報でインプレッションが記録されない理由を調べるには、配信インスペクタを使用します。また、クリエイティブでクリックがカウントされるかどうかを確認するには、クリエイティブのプレビューを使用します。

インプレッションをカウントする

アド マネージャーでは、クリエイティブがユーザーのデバイスにダウンロードされて、読み込みが始まったときにインプレッションがカウントされます。カウントのタイミングは、クリエイティブのダウンロードが完了してエンドユーザーにクリエイティブが表示されるです。

Google アド マネージャーでは、業界基準に沿った方法でモバイルアプリ インプレッションがカウントされます。つまり、デバイスの画面に広告クリエイティブが 1 ピクセル以上表示されると、モバイルアプリ インプレッションが 1 回カウントされるという仕組みです。現在のところ、Ad Exchange クリエイティブ、一部のアド マネージャー クリエイティブ フォーマット、Open Bidding でこの方式が使用されています。

詳しくは、Google アド マネージャーでのモバイルアプリ インプレッションのカウント方法をご覧ください。

広告申込情報の統計情報

広告申込情報の詳細ページの [サマリー] セクションに表示されるインプレッション数には、マスター クリエイティブによって配信されたインプレッション数のみが含まれます。コンパニオン クリエイティブにより発生したインプレッション数を確認するには、「過去のレポート」を作成して、「マスター / コンパニオン クリエイティブ」ディメンションを追加します。

後発インプレッション

すべてのクリエイティブ タイプで後発インプレッションが使用されます。つまり、クリエイティブがアド マネージャーにインプレッション リクエストを送信するまでインプレッションはカウントされません。予備のリクエストがあるため、これらのクリエイティブ タイプでは「合計コード配信数」の指標の合計が「合計インプレッション」の値よりも大きくなることがあります。

クリエイティブ コードがエンドユーザーに配信された時点から所定の時間以内に、アド マネージャーでクリエイティブからインプレッション リクエストを受信することが要件となります。適用される時間は次のとおりです。
  • アプリ起動リクエスト: 4 時間
  • サーバーサイドのリクエスト: 4~6 時間
  • 連続配信広告のインストリーム動画広告枠: 4~6 時間
  • その他すべての広告枠: 1 時間

モバイルアプリのバナー広告向けの手動インプレッション カウント

アド マネージャーのデフォルトでは、デバイスの画面に広告クリエイティブが 1 ピクセル以上表示されると、モバイルアプリのインプレッションがカウントされますが、バナーについては、Google Mobile Ads SDK の手動カウント機能を使ってインプレッションのカウントを設定することもできます。この機能を使用する場合は、後発インプレッションがカウントされます。

インプレッションの手動カウントに対応しているのは、アド マネージャーに直接入稿されるクリエイティブのみです。バックフィル(Ad Exchange、AdSense、AdMob)に対応している広告ユニットの広告や、第三者ネットワークからの広告(SDK メディエーションを含む)をリクエストする場合、この機能は使用できません。

アド マネージャーに入稿されたクリエイティブに第三者のインプレッション トラッキング ピクセルが含まれている場合、そのピクセルは mAdView.recordManualImpression() 関数が呼び出された時点で呼び出されます。

モバイルアプリのインタースティシャル インプレッション

アド マネージャーでは、クリエイティブを配信するときではなく、インタースティシャル広告をユーザーに表示するときにインプレッションがカウントされます。インタースティシャルがリクエストされてアド マネージャーからアプリにクリエイティブが送信されても、アプリがそのインタースティシャルを表示しなければインプレッションはカウントされません。

オーディオのインプレッション

アド マネージャーでは、IMA SDK が統合されたオーディオ プレーヤーで広告の再生が開始された時点で、オーディオ広告のインプレッションが 1 回カウントされます。

クリックをカウントする

ユーザーが広告クリエイティブをクリックすると、アド マネージャー広告サーバーにクリック リクエストが送信されます。アド マネージャーがクリック リクエストを受信するとすぐにクリックがカウントされ、ユーザーを指定したリンク先 URL にリダイレクトします。アド マネージャーがクリックをカウントするのはユーザーをリンク先 URL にリダイレクトした時点ではなく、クリックを受信した時点です。

広告申込情報の統計情報

広告申込情報の詳細ページの [サマリー] セクションに表示されるクリック数には、マスターとコンパニオンの両方のクリエイティブによって配信されたクリック数が含まれます。

無効なインプレッションとクリックを除外する

アド マネージャーは無効と判定されたインプレッションとクリックを破棄します。アド マネージャーによる無効なトラフィック検出とフィルタリングの方法についての詳細をご覧ください。

動画広告とディスプレイ広告の違い

IAB では、ページと広告の読み込み、インプレッションのカウント、トラッキングの観点において、動画広告とディスプレイ広告を異なるカテゴリとして分類しています。

ディスプレイ広告

  1. ページが読み込まれる
  2. 広告が読み込まれインプレッションが記録される
  3. クリック トラッキングが記録される(設定している場合)

動画広告

  1. ページが読み込まれる(動画プレーヤーもこのとき読み込まれます)
  2. 広告が読み込まれる
  3. 動画が再生されインプレッションが記録される
  4. クリックとインタラクションのトラッキングが記録される(設定している場合)

詳細は次のようになります。

  • ページが読み込まれる: どちらの場合も同様にページが読み込まれます。ただし、動画タグはプレーヤー内に配置され、ディスプレイ タグはページ上に直接配置されます。
  • 広告が読み込まれる: どちらの場合も同様にそれぞれの広告タグから広告が読み込まれます。ただし、動画広告はプレーヤーで再生が開始されなければ、インプレッションはカウントされません。
  • インプレッションがカウントされる: ディスプレイ広告のインプレッションは広告が読み込まれるとすぐにカウントされる一方、動画広告タグはプレーヤーが広告の再生を開始した後にカウントされます。
  • 追加のトラッキングがカウントされる: ディスプレイ広告ではクリックに関する追加の指標を 1 つ記録できますが、動画広告ではインタラクションに関する追加の指標(動画の 25%、50%、75%、100% までの再生回数など)を多数記録できます。

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