仮想 CPM(インプレッション単価)は、Google アド マネージャーでキャンペーンの価値が適切に見積もられるように、計算の基準として指定する金額です。[仮想 CPM] に入力した値は、次の 2 つの目的に使用されます。
- 配信されたインプレッションに対する収益の計算に使用されます。
- 空き枠の広告申込情報に仮想 CPM が定義されている場合は、ダイナミック アロケーションと優先交渉権による競合の際、「レート」値の代わりに仮想 CPM が使用されます。
仮想 CPM が設定されている場合、アド マネージャーでは統一価格ルールが適用されるため、レートの代わりにこの値が使用されます。
CPM 値を見積もる
仮想 CPM に指定する金額を見積もる際は、次の式を使用します。
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ヒント
- 合計収益には、広告ネットワークから受け取った最新の掲載結果レポートの値を使用します。
- アド マネージャーから配信されたインプレッションの合計数を確認するには、広告ネットワークの掲載結果レポートと同じ期間で広告申込情報のレポートを作成してください。
仮想 CPM 値を設定する
非保証型の広告申込情報に仮想 CPM を設定するには:
- Google アド マネージャーにログインします。
- [配信]、[オーダー] をクリックします。
- 編集する広告申込情報を含むオーダーをクリックします。
- 編集する広告申込情報をクリックします。
- [設定] をクリックします。
- [配信設定] の [レート] 欄の横に仮想 CPM の金額を入力します。
- [保存] をクリックします。
仮想 CPM を頻繁に更新するメリット
Google アド マネージャーでは、仮想 CPM の予測レートに基づいて最高額の入札者が選ばれます。仮想 CPM が古い場合、ネットワークが不適切なレートで競合し、広告収益を最大化できない可能性があります。
収益を向上させるためには、仮想 CPM レートを少なくとも月に 1 回更新してください。
カレンダーに通知を追加して、仮想 CPM を更新するようにしましょう。
ネットワークで AdSense または Ad Exchange が有効になっている場合、広告サーバーでバルク、ネットワーク、または価格優先の広告申込情報が配信候補として選択されると、候補の広告申込情報の「レート」と、AdSense または Ad Exchange の広告の価格が比較されます。
AdSense または Ad Exchange の広告申込情報の CPM が、バルク、ネットワーク、または価格優先の広告申込情報の CPM よりも高い場合は、AdSense または Ad Exchange の広告申込情報が配信されます。
上記の例では、ネットワーク、バルク、または価格優先の広告申込情報の仮想 CPM を設定して、Ad Exchange と AdSense の広告との競合で「レート」値の代わりにその仮想 CPM を使用できます。
仮想 CPM レポートを作成する
仮想 CPM レポートを作成するには、アド マネージャー レポートの [平均 eCPM] 指標を使用します。