ユーザー メッセージとクライアント管理(MCM)

この記事では、MCM の委任タイプに応じたユーザー メッセージの動作の仕組みと、子パブリッシャーがメッセージの管理アカウントを制御する方法について説明します。

: 拡張パートナー管理(SPM)の従来のユーザーで、タグ設定を MCM に更新していない場合、ユーザー メッセージが説明のとおりに機能するかどうかは保証されません。

メッセージと MCM の委任タイプ

アカウントの管理

アカウントの管理」(MA)委任タイプの場合、親パブリッシャーが子パブリッシャーのアカウント内のすべてのメッセージを設定します。その後、メッセージは子の広告タグを通じて配信されます。

広告枠の管理

広告枠の管理」(MI)委任タイプの場合、MI の親のサイトに次の広告タグが設定されます。

  • 子の広告ユニット
  • MI の親の広告ユニット(最大 15 個)

1 つのドメインに子または親のアカウントのうち複数がユーザー メッセージを公開した場合、プライバシーとメッセージ機能では、デフォルトでいずれかのアカウントが任意に選択され、そのアカウントのメッセージがドメインで表示されます。選択されるアカウントは、ユーザー メッセージをドメインに公開したアカウントの組み合わせがどのようなものであっても常に同じになりますが、アカウントの組み合わせが変わった場合は変わることがあります。

子 A に親 X と親 Y がいて、3 者すべてがドメイン example.com にユーザー メッセージを公開したとします。この場合、プライバシーとメッセージ機能では子 A、親 X、親 Y のいずれかが任意に選択されます。たとえば親 X が選択された場合は次のようになります。

  • example.com にアクセスしたすべてのユーザーを対象に、親 X が設定したすべてのタイプのユーザー メッセージが配信されます。

    親 X が欧州の規制メッセージのみを公開した場合、子 A と親 Y のメッセージは、GDPR、米国の州、広告ブロックによる損失収益の回復などいずれのタイプであっても表示されません。

  • 親 X はすべてのメッセージで使用されますが、新しい MI の親が example.com にユーザー メッセージを公開するとこの動作は変わる可能性があります。

    たとえば、子 A が後から親 Z を追加し、親 Z が example.com にメッセージを公開したとします。この場合プライバシーとメッセージ機能では、別のアカウントが任意に選択され、ドメインでそのメッセージの表示が開始される可能性があります。

子パブリッシャーがメッセージの管理アカウントを制御する方法

子パブリッシャーがメッセージの管理アカウントを制御するには、サイトのタグを再設定して明示的にアカウントを選択します。次の 2 つの方法があります。

  • 広告ブロックによる損失収益の回復タグをサイトに設定します。これを行う理由は、広告ブロックによる損失収益の回復タグを生成したアカウントが常に、ユーザー メッセージを管理するアカウントとなるためです。
    : 広告ブロックによる損失収益の回復タグを、複数のアカウントから同じサイトに設定することはできません。設定した場合、未定義の動作が発生します。

    または

  • ドキュメント ヘッダーに配置した広告タグの末尾に、?network-code=<account_network_code> クエリ パラメータを追加します。このクエリ パラメータが設定されている場合、指定されたネットワーク コードのアカウントのユーザー メッセージが常に実装されます。
    上記のクエリ パラメータを含むタグの例

    <script async src=".../gpt.js?network-code=<account_network_code>"> </script>

    ネットワーク コードを使用して、ヘッダー入札による入稿などの他の機能を設定することもできます。ページに gpt.js タグが複数ある場合は、それぞれのタグにネットワーク コードが追加されていることを確認してください。

注: MI の子は、サイトのユーザー メッセージの管理を担う MI の親と明確に話をして、ドメインへのメッセージ公開とすべてのメッセージの管理が 1 つのアカウントのみで行われるようにする必要があります。

オファーウォール(ベータ版)を使用するパブリッシャー

この情報は、オファーウォールのベータ版プログラムに参加しているパブリッシャー様のみを対象としています。次の点にご注意ください。

「アカウントの管理」を使用する親

  • リワード広告は追加の設定なしで動作する必要があります。また MCM の親は、子アカウントを介してオファーウォールを公開し、子の広告ユニットを使用する必要があります。
  • サードパーティ統合のお支払い(Supertab など)は現在サポートされていません。
    Supertab でオファーウォールを使用するパブリッシャーが「アカウントの管理」の子になった場合、お支払いは親子契約にかかわらずその子アカウントに行われます。

「広告枠の管理」を使用する親

  • リワード広告は追加の設定なしで動作する必要があります。また MCM の親は、リワード広告の配信用に自身の広告ユニットを 1 つ選択し、オファーウォールを子の MCM サイトに公開する必要があります。

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