Google Workspace のエディションによっては、より高度な機能を備えたセキュリティ調査ツールを利用できる場合があります。たとえば、特権管理者がセキュリティとプライバシーに関する問題を特定し、優先順位を付けて対処することなどが可能になります。詳細
組織の管理者は、Chat のログイベントを検索し、関連するセキュリティの問題に対応できます。たとえば、操作の記録を表示して、組織内の会話やディスカッションに関するアクティビティを確認できます。また、ユーザーがダイレクト メッセージを開始した日時やスペースを作成した日時を確認することもできます。
始める前に
ユーザーの Google Chat の履歴を無効にしている場合、ダイレクト メッセージを送信したユーザーのデータは表示されず、[ダイレクト メッセージの開始] のイベントのデータも表示されなくなります。設定を確認するには、履歴を有効または無効にする方法についてのページをご覧ください。
ログイベントを検索する
検索を行えるかどうかは、ご利用の Google Workspace エディション、ご自身の管理者権限、データソースによって異なります。ユーザーに対する検索は、ユーザーが使用している Google Workspace のエディションに関係なく、全ユーザーを対象に行えます。
属性の説明
このデータソースでは、ログイベント データの検索時に次の属性を使用できます。
属性 | 説明 |
---|---|
アクター | 操作を行ったユーザーのメールアドレス |
アクター グループ名 |
アクター グループの名前。詳しくは、Google グループで結果をフィルタするをご覧ください。 フィルタ グループの許可リストにグループを追加するには:
|
アクターの組織部門 | アクターの組織部門 |
アクターの種類 | 操作を行ったユーザーのロール(管理者、管理者以外など) |
添付ファイルのハッシュ | チャットの添付ファイルの SHA-256 ハッシュ |
添付ファイル名 | Chat メッセージで送信された添付ファイルの名前 |
添付ファイルのステータス | メッセージに添付ファイルが含まれているかどうか |
添付ファイルの URL | Chat メッセージで送信された添付ファイルのダウンロード URL |
会話のオーナー権限 |
会話がお客様(社内所有)または他のお客様(社外所有)によって所有されているかどうか |
スレッドの種類 |
会話の種類(次に例を示します)。
|
データ損失防止(DLP)スキャンのステータス* | Chat 用 DLP を使用すると、データ保護ルールを作成して、Chat のメッセージや添付ファイル(アップロードされたファイル)からのデータ漏洩を防ぐことができます。DLP スキャンのステータスには、[失敗]、[一部スキャン済み]、[スキャン済み] などの値があります。 |
日付 | イベントの発生日時(使用しているブラウザのデフォルトのタイムゾーンで表示されます) |
イベント | 記録されたイベントのアクション([メッセージを送信しました]、[添付ファイルをアップロードしました]、[ダイレクト メッセージの開始] など)。 |
外部のチャットルーム* | 組織外のメンバーをチャットルームに追加できるかどうか |
メッセージ ID |
Chat メッセージの ID |
メッセージの種類 |
メッセージの種類(次に例を示します)。
|
新しいロール | 受信者の新しいロールの種類(スペースの管理者、メンバーなど) |
受信者* | チャット メッセージの受信者。この属性は、次のイベントが発生したときにログに記録されます。
|
レポート ID | Chat メッセージ レポートの ID |
レポートのカテゴリ* | Chat メッセージ レポートのカテゴリ(スパム、機密情報など) |
チャットルームの履歴の設定 | チャットルームの履歴がオンまたはオフのどちらになっているか |
チャットルームの ID | チャットルームの ID |
部屋の名前 | チャットルームの名前 |
注: ユーザーの名前を変更すると、以前の名前のクエリ結果が表示されなくなります。たとえば、名前を OldName@example.com から NewName@example.com に変更した場合、OldName@example.com に関連するイベントの結果は表示されません。
ログイベント データを管理する
検索結果の列データを管理する
検索結果データをエクスポートする
データを利用できる期間
検索結果に基づいて対応する
調査を管理する
この機能に対応しているエディション: Frontline Standard、Enterprise Standard、Enterprise Plus、Education Standard、Education Plus、Enterprise Essentials Plus、Cloud Identity Premium。 エディションの比較