この記事の内容
- Google データ エクスポートで利用できるサービス
- データ エクスポートの共通の設定を使用してサービスを設定する
- データ エクスポートの個別の設定を使用してサービスを設定する
- ユーザーのアカウントでのデータ エクスポートを管理する
Google データ エクスポートで利用できるサービス
データ エクスポートに共通の設定を適用するサービス: ドライブや Classroom など、大部分の Google サービスではデータ エクスポートを個別に制御できません。代わりに、該当するすべてのサービスに対して、データ エクスポートを許可またはブロックします。
データ エクスポートを個別に制御できるサービス: サービスごとにデータ エクスポートの設定を選択します。たとえば、ユーザーに Google フォトと YouTube ではデータ エクスポートの使用を許可し、Google Pay ではデータ エクスポートを使用できないようにすることができます。
データ エクスポートに共通の設定を適用するサービス データ エクスポートを個別に制御できるサービス ドライブ、Gmail、カレンダー、コンタクト、およびその他の Google サービスに対して、データ エクスポートを許可またはブロックします。
データ エクスポートを特定のサービスまたはサービス グループに制限することはできません。
ヒント: データ エクスポートで利用できるサービスの例については、Google Workspace 管理者アカウントにログインして takeout.google.com にアクセスしてください。
以下のサービスごとに、データ エクスポートを許可またはブロックします。
- Blogger *
- Google ブックス
- Google マップ
- Google Pay *
- Google フォト
- Google Play *
- Google Play Console *
- ロケーション履歴 *
- YouTube
* 注: 18 歳未満のユーザーは、管理コンソールでサービスがオンになっていても、Google Workspace for Education アカウントでこのサービスを使用することができません。詳細
データ エクスポートのデフォルトの設定
- Google Workspace をご利用の場合、データ エクスポートの制御は [許可] に設定されます。
- Google Workspace for Education をご利用の小学校から高等学校の場合、データ エクスポートの共通の設定は [許可しない]、データ エクスポートの個別の設定は [許可] となります。
データ エクスポートの共通の設定を使用してサービスを設定する
[データ エクスポートの権限] で、データ エクスポートの個別の設定がないドライブ、Gmail、カレンダー、コンタクトおよびその他の Google サービスに対して、データ エクスポートを許可またはブロックするように設定します。
データ エクスポートを許可またはブロックする
この手順を実施するには、グループ、組織部門(最上位)、サービス設定に対する管理者権限が必要です。
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管理者アカウントで Google 管理コンソール にログインします。
管理者アカウントを使用していない場合は、管理コンソールにアクセスできません。
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- [Google サービスでのデータ エクスポートへのユーザー アクセス] をクリックします。
- [管理者が個別に制御できないサービス] で [編集] をクリックします。
- [データ エクスポートの権限] を [全員に許可する] または [全員には許可しない] に設定します。
- [保存] をクリックします。
- (省略可)組織部門の権限を設定します。
注: 最上位組織の設定をオーバーライドする組織部門の横には、灰色の点は表示されません。- 左側で組織部門を選択します。
- [データ エクスポートの権限] で、データ エクスポートの許可またはブロックを設定します。
- 現在の設定が [継承 ] の場合: [許可 ] または [許可しない] をクリックし、[オーバーライド] をクリックして親組織部門の設定をオーバーライドします。
- 現在の設定が [オーバーライド] の場合: [許可] または [許可しない] をクリックし、[保存] をクリックして組織部門の新しい設定を保存します。あるいは、親組織部門の設定を常に使用するには、[継承] をクリックします。
- 現在の設定が [継承 ] の場合: [許可 ] または [許可しない] をクリックし、[オーバーライド] をクリックして親組織部門の設定をオーバーライドします。
- (省略可)グループの権限を設定します。
- 左側でグループを選択します。
- [データ エクスポートの権限] で、データ エクスポートを許可するように設定します。
- グループに対して許可するには、[許可] をオンにして [保存] をクリックします。
- グループの設定を削除するには、[設定解除] をクリックします。こうすると、ユーザーには組織のアクセス設定が適用されます。ただし、サービスが有効になっている別のアクセス グループに属しているユーザーは、引き続きそのサービスを利用できます。
注: 通常、変更は数分で反映されますが、場合によっては最長で 24 時間ほどかかることがあります。
データ エクスポートの個別の設定を使用してサービスを設定する
データ エクスポートを個別に制御できるサービスに対して、データ エクスポートを許可するかどうかを設定できます。たとえば、グループに対して、Google フォトと YouTube 動画にはデータ エクスポートの使用を許可し、Google Pay には許可しないように設定することができます。サービスに対してデータ エクスポートを許可していない場合、ユーザーのデータ エクスポート ページにはそのサービスが表示されません。
この手順で操作するには、組織部門(最上位)およびサービス設定に対する管理者権限が必要です。
始める前に: 特定のユーザーに対してデータ エクスポートを許可するかどうかを設定するには、部門単位でアクセスを制御する場合は対象ユーザーのアカウントを組織部門に配置し、部門全体または部門内の一部のユーザーのアクセスを許可する場合はユーザーをアクセス グループに追加します。
- [Google サービスでのデータ エクスポートへのユーザー アクセス] をクリックします。
- 左側で組織部門を選択します。
注: このビューでは、最上位組織の設定をオーバーライドする組織部門の横には、灰色の点は表示されません。 - データ エクスポートのリストで 1 つまたは複数のサービスの横にあるチェックボックスをオンにします。
注: [フィルタを追加] ボタンはご利用いただけません。現時点では、その他のサービスの一部にのみ、データ エクスポートの個別の設定があります。 - データ エクスポートの設定を選択します。
- ステータスが [継承] の場合: [許可] または [許可しない] をクリックして親組織部門の設定をオーバーライドします。
- ステータスが [オーバーライド] の場合: [継承] をクリックすると、親組織部門と同じ設定に戻ります。あるいは、親組織部門の設定をオーバーライドするには、[許可] または [許可しない] を選択します。
- (省略可)個々のサービスのデータ エクスポートの設定を管理します。たとえば、組織全体におけるサービスの設定を確認または変更します。
- [サービス名] 列で、チェックボックスではなくサービスの名前をクリックします(Blogger や Google フォトなど)。
- データ エクスポートの設定を確認または変更する組織部門を選択します。
この手順で操作するには、グループ、組織部門(最上位)、サービス設定に対する管理者権限 が必要です。
組織部門全体ではなく、特定のユーザー グループに対してデータ エクスポートを許可するかどうかを設定できます。組織構造を変更しなくても特定のユーザーのデータ エクスポートを制御できます。
始める前に: グループを選択します。既存のグループを使用することも、グループを作成することもできます。
設定グループとして使用できるのは、管理コンソール、ビジネス向け Google グループ、Directory API、または Google Cloud Directory Sync で作成したユーザー グループのみです。Google グループで作成したグループは使用できません。
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管理者アカウントで Google 管理コンソール にログインします。
管理者アカウントを使用していない場合は、管理コンソールにアクセスできません。
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- [Google サービスでのデータ エクスポートへのユーザー アクセス] をクリックします。
- 左側で [グループ] をクリックし、グループを選択します。
デフォルトでは、新しいグループには最上位の組織部門の設定が適用されます。目的のグループが見つからない場合、そのグループは Google グループで作成されたものである可能性があります。そのようなグループは設定グループとして使用できません。 - データ エクスポートのリストで 1 つまたは複数のサービスの横にあるチェックボックスをオンにします。
注: [フィルタを追加] ボタンはご利用いただけません。現時点では、その他のサービスの一部にのみ、データ エクスポートの個別の設定があります。
- グループの Google データ エクスポートの設定を選択します。デフォルトでは、新しいグループには最上位の組織部門の設定が適用されます。
- [許可] または [許可しない] をクリックします。パネルを閉じるには、[キャンセル] をクリックします。
- [設定解除] をクリックして、設定グループを削除します。こうすると、ユーザーには組織の設定が適用されます。ただし、データ エクスポートの設定がある他の設定グループにユーザーが属している場合は、その設定が適用されます。
- (省略可)サービスに複数の設定グループがある場合は、優先するグループを指定できます。詳しくは、設定グループについてのページをご覧ください。
- サービスの名前をクリックします(Blogger など)。
- 左側で [グループを検索] をクリックします。優先値の高い順に既存の設定グループが一覧表示されます。
- グループを上下にドラッグしてグループの優先値を調整します。
- [保存] をクリックします。
通常、変更は数分で反映されますが、すべてのユーザーに反映されるまでに最長で 24 時間ほどかかることがあります。
この手順で操作するには、ユーザー、組織部門(最上位)、サービス設定に対する管理者権限 が必要です。
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管理者アカウントで Google 管理コンソール にログインします。
管理者アカウントを使用していない場合は、管理コンソールにアクセスできません。
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右側で、次のいずれかのサービスの名前をクリックします。
- Blogger
- Google ブックス
- Google マップ
- Google Pay
- Google フォト
- Google Play
- Google Play Console
- ロケーション履歴
- YouTube
- サービスの設定ページで [Google データ エクスポート] をクリックします。
- 左上の [ユーザー] をクリックします。
- [ユーザーを選択] をクリックし、ユーザーのメールアドレス(名前ではなく)を検索します。
- 設定を確認するユーザーを選択します。設定の名前の下にある、ユーザーの設定に適用された設定グループまたは組織部門をクリックします。
ユーザーのアカウントでのデータ エクスポートを管理する
- ユーザーに手順を伝えます(Google データをダウンロードする方法)。
- データ エクスポート サービスを使用できなくなる前にユーザーがダウンロードをスケジュール設定した場合、ダウンロードはスケジュールどおりに実行されます。これをキャンセルできるのは、スケジュールを設定したユーザーのみです。
- 停止中のユーザーは、データ エクスポートを使用してデータをダウンロードすることはできません。
- Education エディションの管理者の場合: ユーザーは自身の Gmail や Google ドライブのドキュメントのコピーを別の Google アカウントに移行できます。詳細
サービスに対してデータ エクスポートが有効になっているにもかかわらず、そのサービスのデータが表示されない
データ エクスポートに目的のサービスが表示されない場合は、ユーザーにそのサービスのデータが存在しない可能性があります。また、設定が最近変更された場合、設定が反映されるまでに最長で 24 時間ほどかかることがあります。
データ エクスポートが許可されていないサービスが、ユーザーのデータ エクスポートのダウンロード対象に含まれている
- データ エクスポートを個別に制御できるサービスの場合 - ユーザーが属している組織部門または設定グループで、Google データ エクスポートが [許可しない] に設定されていることを確認します。
- データ エクスポートに共通の設定を適用するサービスの場合 - ユーザーが属している組織部門または設定グループで、[データ エクスポートの権限] が [許可しない] に設定されていることを確認します。
また、設定が最近変更された場合、設定が反映されるまでに最長で 24 時間ほどかかることがあります。
書き出し時にデータが欠落する
書き出し時にデータが欠落しているという報告をユーザーから受けた場合は、書き出しを再試行するよう依頼します。
- Google データ エクスポートでのユーザー アクティビティをご確認ください。データ エクスポートのログイベントには、書き出しを開始したユーザーや対象に追加されたサービスなどの情報が含まれます。詳しくは、データ エクスポートのログイベントをご覧ください。
- データ エクスポートの設定に加えた変更は、 管理ログイベントで確認できます。