Google Workspace または Cloud Identity に申し込むときに指定したドメイン名が、アカウントに関連付けられるプライマリ ドメインになります。管理者とユーザーには、そのドメインのユーザー名とメールアドレスが与えられます。
新しいプライマリ ドメインが本当に必要かどうか検討する
プライマリ ドメインの変更は必ずしも必要であるわけではなく、そのプロセスも複雑です。ニーズの内容によっては、別のドメインをドメイン エイリアスか追加ドメインとして設定するだけで十分な場合があります。
プライマリ ドメインの変更が必要なのは、通常次の場合のみです。
- 社内のユーザーが新しいプライマリ ドメイン名でアカウントにログインできるようにしたい場合。
- 以前のドメインの所有権を喪失したので、それをアカウントから削除したい場合。
- ドライブでの共有とカレンダーからの招待で、ユーザーのメインのメールアドレスが常に表示されるようにして、ブランドの一貫性を保ちたい場合。
- Google App Engine を使用して、プライマリ ドメインのユーザー アカウントにログインする場合。
アカウントのプライマリ ドメインの変更が可能かどうか
Google Workspace と Cloud Identity の一部のエディションでは、プライマリ ドメインの変更が可能です。
次の場合はプライマリ ドメインを変更できません。
- Google Workspace のお申し込み時にドメインを購入した場合。
- お試し期間がまだ終了していない場合。誤って違うドメインで申し込んだ場合は、Google Workspace アカウントを解約できます。
- ドメインが未確認の場合。ドメインの所有権を証明するか、Google Workspace アカウントを解約します。
- Google Domains アカウントから Google Workspace を購入した場合。
- Google Workspace または Google Cloud の販売パートナーである場合。(注: 販売パートナーのお客様である場合は、ドメイン変更後に販売パートナーにお問い合わせください。)
- 従来の無償版 G Suite を利用している場合。
- Google Meet ハードウェア デバイスを所有している場合。
これらのサービスの詳細については、サポートにお問い合わせください。
新しいドメインのメールアドレスさえあればよい場合
新しいドメインのメールアドレスを使用してメールを送受信するには、そのドメインをドメイン エイリアスとして追加してください。こうすることで、ログインするアカウントは以前のドメインのものを維持しながら、メールの送受信は新旧どちらのドメインのアドレスでも行えるようになります。
設定方法については、複数のドメインまたはドメイン エイリアスを追加するをご覧ください。