すべてのデータを書き出す方法については、組織のすべてのデータを書き出すをご覧ください。
データ エクスポート ツールを使用すると、組織のデータの一部またはすべてを Google Cloud Storage アーカイブに書き出してダウンロードできます。組織によっては、データセット全体ではなく、特定のデータのみの書き出しが必要になる場合があります。たとえば、セールス部門が生成したコンテンツのみを書き出す場合などです。
データのダウンロードを各ユーザーに任せる場合は、Google データ エクスポートを許可し、ユーザーに Google データをダウンロードする方法を案内してください。
FedRAMP 認証を受けている組織、またはユーザー数が 1,000 人を超える組織の場合は、データ エクスポート ツールを使用する前に Google Workspace サポート までご連絡ください。Google Workspace サポートチームがデータ エクスポート ツールで書き出されたデータにアクセスしたり、データを処理したりすることはありません。
始める前に
ユーザーのデータを書き出す
この操作を行うには、特権管理者としてログインする必要があります。
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管理者アカウントで Google 管理コンソール にログインします。
管理者アカウントを使用していない場合は、管理コンソールにアクセスできません。
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[データのエクスポート] に移動します。
- [新しいエクスポートを設定] をクリックします。
- [名前] ボックスに、書き出すデータに付ける名前を入力します。
- [範囲] ボックスで、書き出すユーザーのデータを選択します。
- 管理者のみが利用できるデータを含む、組織のすべてのデータを書き出すには、[組織全体のすべてのユーザーデータをエクスポートする] を選択して、次のステップをスキップします。詳しくは、組織のすべてのデータを書き出すをご覧ください。
- 選択したユーザーのデータを書き出すには、[特定のユーザーのデータをエクスポートする] を選択し、組織部門、グループ、個々のユーザー名のいずれかを使用してユーザーを識別します。
- (省略可)[グループ]、[組織部門]、[ユーザー名] の中から書き出し元を選んで選択ボックスをクリックするか、直接入力して決定します。
- 組織部門を選択すると、選択した組織部門の直属のメンバーのデータのみが書き出され、子組織部門のメンバーのデータは書き出されません。たとえば、「財務」組織部門に「欧州」と「アジア」の 2 つの子組織部門があるとします。書き出し対象として「財務」組織部門を選択した場合、「財務」に直属のユーザーのデータのみが書き出され、「欧州」と「アジア」の子組織部門のデータは書き出されません。
- [サービス] ボックスで、書き出すサービスのデータを選択します。
- (省略可)[ラベル] ボックスでは、特定の Google ドライブのラベルでデータを書き出すように選択できます。プルダウンから目的のドライブのラベルを選択します。
- [期間とタイプ] ボックスで、Google ドライブ、Gmail、Google Chat のデータを特定の期間から書き出すよう選択するか、継続的な書き出しを設定します。詳しくは、継続的エクスポートをご覧ください。
注: 共有ドライブのファイルを期間でフィルタすることはできません。 - (省略可)[継続的エクスポート] を設定するには、チェックボックスをオンにします。
注: [継続的エクスポート] が表示されるのは、Assured Controls アドオンを使用している組織のみです。 - [エクスポート先] ボックスで、書き出したデータを保存する場所を選択します。
データ エクスポート ツールは、ユーザーデータを Google が提供する Cloud Storage バケットまたはユーザーが所有する Cloud Storage バケットに書き出すことができます。詳しくは、書き出されたデータの保存場所をご覧ください。- Google が提供する一時的なバケットを使用するには、[Google 提供のバケット] を選択し、バケットのリージョンとして [米国]、[ヨーロッパ]、[指定しない] のいずれかを選択します。
注: Google が提供する一時的な Cloud Storage バケットは、継続的エクスポートでは使用できません。
- 所有する Cloud Storage バケットを選択するには、[使用中のバケット] を選択し、作成したバケットの名前を入力します。例: my-gws-data-export-[バケット名]
- Google が提供する一時的なバケットを使用するには、[Google 提供のバケット] を選択し、バケットのリージョンとして [米国]、[ヨーロッパ]、[指定しない] のいずれかを選択します。
- [エクスポートを開始] をクリックします。
書き出したデータを確認、ダウンロードする
データのエクスポートが完了すると、組織の特権管理者に、アーカイブを表示できるリンクが記載されたメール通知が届きます。Google 管理コンソールを使用してアーカイブにアクセスすることもできます。
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管理者アカウントで Google 管理コンソール にログインします。
管理者アカウントを使用していない場合は、管理コンソールにアクセスできません。
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[データのエクスポート] に移動します。
- [データ エクスポート] テーブルには、以下を含め、すべてのデータ エクスポートが列挙されます。
- エクスポート名
- 最終開始日と最終終了日
- 各エクスポートを設定したユーザー
- エクスポート ステータス
- エクスポートされたデータで可能な操作
- [データのエクスポート] の表で、書き出したデータの名前をクリックして詳細ビューを開きます。
- [範囲] で、書き出しが行われたユーザー、グループ、組織部門を確認します。
- [ステータス] で、書き出しが完了したかどうか、エラーが発生したかどうかを確認できます。
- 失敗: データは書き出されませんでした。
- エラー: 一部のデータがアーカイブに含まれていません
- 完了: すべてのデータが書き出されました。
- アーカイブを表示するには、[操作]
[アーカイブを表示] をクリックします。
- データ エクスポートでエラーが発生した場合は、修復を実行できます。
書き出したデータを表示、ダウンロードするには:
- Cloud Storage UI で、ルートフォルダをクリックします。ルートフォルダにはユーザー フォルダのリストが表示されています。各ユーザー フォルダには、そのユーザーのデータの zip ファイルが含まれています。
注: 一部のデータ(共有ドライブ内のファイルなど)は、ユーザーではなくサービス アカウントが所有者です。エクスポート アーカイブでは、サービス アカウントには「リソース」という名前が付けられます。
Cloud Storage UI を使用してダウンロードできるのは個々のオブジェクトだけです。フォルダまたは複数のオブジェクトを一度にダウンロードするには、gsutil コマンドライン ツールを使用してください。
例:
gsutil -m cp -r \
"gs://[データ エクスポート用バケットの gsutil URI]" \
.
- zip ファイルをクリックしてユーザーのデータをダウンロードします。
- ファイルを解凍して、ユーザーのデータをサービスごとに確認します。