Google Workspace for Education のサブスクリプションに登録している学校や大学では、100 TB のストレージ プールを基本容量としてすべてのユーザー間で共有します。これは、約 1 億件のドキュメント、800 万件のプレゼンテーション、40 万時間の動画を保存できる容量です。
Google 管理コンソールの管理者向けツールを活用することで、保存容量の確認や、容量制限の設定、過度に容量を使用しているアカウントの把握が可能になります。
詳細やベスト プラクティスについては、次のよくある質問とそれ以降のページをご確認ください。管理者向けストレージ ガイドをダウンロードしてご利用いただくこともできます。
ストレージに関するよくある質問
ストレージ プールとは何ですか?ストレージ プールにカウントされるのはどのようなデータですか?ストレージ プールは、すべてのユーザー アカウントと共有ドライブ内のあらゆるコンテンツ(Google ドライブ、Gmail、Google フォトのファイルなど)を対象とした共有ストレージです。2022 年 5 月 2 日以降、Google ドキュメント、スプレッドシート、スライド、フォーム、図形描画で新規に作成されたファイルと更新されたファイルは、組織の保存容量割り当てにカウントされます。
ユーザーへのストレージ プールの割り当てを管理するには、管理コンソールを使用して、ユーザー グループごとに異なる上限を割り当てます。
注: Google Vault で保持されている削除済みのメールとファイルは、ユーザーの保存容量割り当ておよび教育機関のストレージ プールの総量にはカウントされません。
2022 年 7 月、Google Workspace for Education をご利用のお客様に対して新しい保存容量ポリシーが適用されました。
学校や大学では、基本容量 100 TB のストレージ プールをすべてのユーザーとアカウントで共有していただけます。追加の保存容量が必要な場合は、追加の保存容量が必要な場合はどうすればよいですか?をご確認ください。
Google Workspace ストレージは、GiB で販売・計算されます。たとえば、Education Standard をご利用のお客様には 100 TiB のストレージ プールが割り当てられます。これは約 110 TB に相当します。
いいえ。ストレージの管理者ロールか、ストレージの管理者ロールに含まれている権限をお持ちであれば、ストレージ管理ツールのすべての機能を使用できます。権限の一部しか持っていない場合でも、一部のストレージ管理機能を使用できる場合があります。
組織全体または個々のアカウントが使用している保存容量を確認できます。
組織全体のストレージ使用量を表示する
重要: 2022 年 5 月 2 日より前に作成された Google ドキュメント、スプレッドシート、スライド、フォーム、図形描画のファイルは合計使用容量に含まれません。
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管理者アカウントで Google 管理コンソール にログインします。
管理者アカウントを使用していない場合は、管理コンソールにアクセスできません。
- 上部に、組織での Workspace ストレージの使用量が表示されます。
注: 組織のストレージに関する変更が管理コンソールのストレージ管理ページに反映されるまで、最長で 24 時間ほどかかることがあります。
注: ストレージの使用量を確認するときに、保存容量メーターに「その他」という新しいカテゴリのストレージが表示される場合があります。これは、WhatsApp などの Android バックアップからユーザーが利用できる保存容量を管理者がよりよく把握できるようにする新しいカテゴリです。このストレージは保存容量メーターに表示されますが、このデータに対する料金請求の予定はありません。請求に変更が生じる場合は、変更の 90 日前までにお客様に通知いたします。
ユーザーごとのストレージ使用量を表示する
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管理者アカウントで Google 管理コンソール にログインします。
管理者アカウントを使用していない場合は、管理コンソールにアクセスできません。
- ユーザーの名前をクリックして、そのユーザーのアカウント ページを開きます。
ページの上部に、ユーザーが使用しているメール ストレージとドライブ ストレージの割合が表示されます。
ユーザーは使用可能な保存容量を確認できますか?
はい。ユーザーはドライブ ストレージのページに移動して、使用可能な空き容量を確認できます。
はい。停止中のユーザーが使用した保存容量もストレージ プールにカウントされます。
追加の保存容量が必要な組織は、既存のコンテンツを削除するか、Google Workspace for Education のエディションをアップグレードして保存容量を増やすことができます。Education をご利用のお客様は、Workspace 追加ストレージを購入することで、ストレージ プールを 10 TB 単位で増やすこともできます。詳しくは、教育機関の空き容量を増やす、または保存容量を追加するをご確認ください。
Google Cloud には、お客様のニーズに合わせて Google Cloud Storage などのさまざまなストレージ オプションが用意されています。Google Cloud Storage にはデータへのアクセス頻度に応じたオブジェクト レベルのストレージ階層があり、費用を抑えながらファイルの保存とアクセスが可能です。Google Cloud Storage にデータを移行する際は、Rclone などのオープンソース ツールまたはサードパーティのツールを使用できます。詳しくは、Google Cloud の営業担当者またはセールスチームまでお問い合わせください。
個々のユーザーの使用量が上限を超過すると、サービスへの直接的な影響が生じます。
個々のユーザーまたは組織の使用量が上限を超えると、Google フォトのサービスに直ちに影響が生じ、ユーザーは写真を追加 / バックアップできなくなります。
組織の使用量が上限を 25% 超過した時点、または上限を超えた状態が 14 日間続いた時点のどちらか早い方のタイミングで、以下のようになります。
- 新しいファイルや画像を Google ドライブにアップロードできなくなります。
- コンテンツの共同作成アプリ(Google ドキュメント、スプレッドシート、スライド、図形描画、フォームなど)でファイルを作成できなくなります。ストレージ使用量を減らさない限り、影響を受けたファイルの編集やコピー、そのユーザーが所有するフォームの送信は、どのユーザーも行えなくなります。
- Google Meet で新しい会議を録画できなくなります。
- Google Workspace for Education アカウントへのログインとアクセス、ファイルの閲覧とダウンロード、メールの送受信は引き続き行うことができます。
Google Classroom で教師のストレージの空き容量がなくなった場合:
- 教師は、作成 / アップロードがまだ済んでいない新規ファイルを使って課題を作成することができなくなります。
- 教師は、成績を Google スプレッドシートに書き出すことができなくなります。
- 生徒は、添付ファイル付きの課題を提出できなくなります。
- 生徒のストレージの空き容量がなくなった場合、生徒は [課題] 内のファイルのうち、コピーの作成が求められるものにアクセスできなくなります。
組織の使用量が上限を超え、その状態が 14 日以上続いた場合の影響について詳しくは、こちらをご覧ください。