Google 広告のユーザー アカウントとアカウント設定をビジネス用メールアドレスに切り替える

リクエストを送信する方法(Google 広告管理者) リクエストを承認する方法(Google 広告ユーザー)

個人情報の保護と不正アクセスのリスク軽減のため、Google 広告アカウントの管理者は、自社の Google 広告アカウントへの個人的なアクセス権を持つユーザーに、ビジネス用メールアドレスに切り替えるようリクエストできます。

アカウントをビジネス用メールアドレスに切り替えるリクエストを承認した場合は、古いユーザー アカウントが閉鎖される前に、更新する必要がある Google 広告の設定とプロパティを確認してください。

このページの内容

ビジネス用メールアドレスに切り替えるメリット

アカウントへのアクセスに使用される個人用メールアドレスや管理されていないメールアドレスにはフラグが付けられるため、管理者は不要なユーザーを削除したり、ユーザーにビジネス用メールアドレスへの切り替えをリクエストしたりすることができます。ユーザーがビジネス用メールアドレスに切り替えると、アカウント管理者はシングル サインオン、可視性の向上、管理とセキュリティの強化などのメリットを享受できます。

広告戦略の一環として動的リマーケティングを使用している場合、会社の Google 広告アカウント ユーザーが個人用メールアドレスでログインした場合、そうしたユーザーの在職中と退職後に、会社のオーディエンス情報や戦略がリスクにさらされる可能性があります。

リクエストを送信する(Google 広告アカウントの管理者)

リクエストの送信について、以下の点にご注意ください。

  • Cloud Identity または Google Workspace とドメインの管理を確認する。組織が Google 広告で Cloud Identity または Google Workspace を使用していることを確認する必要があります。これにより、ユーザー リクエストを送信できるようになります。複数のドメインの適格性確認が可能です。ドメインが管理されていない場合は、Cloud Identity の詳細をご覧ください。
  • メールの準備。Google 広告がお客様に代わってリクエスト メールを自動的に生成して送信します。メールには、以下のような詳細情報が記載されています。
    • リクエストの詳細とリクエストが送信された理由
    • ドメインを切り替えるための 4 週間(30 日間)の猶予期間についてなど、以降のステップに関する概要
    • ヘルプとサポートに関する情報

手順

  1. Google 広告の管理画面で、[アクセスとセキュリティ] を開きます。
  2. 上部のバーで [セキュリティ] タブを開き、個人用メールアドレスと管理されていないメールアドレスについて報告されたセキュリティの問題をクリックします。
  3. [会社が管理するドメインへの切り替えリクエスト] ページで、ビジネス ドメインを入力し、[確認] をクリックします。
  4. 確認するすべてのドメインについて、手順 3 を繰り返します。すべてのドメインを追加したら、[次へ] をクリックします。
  5. 表を確認し、リクエストを送信するユーザー アカウントを選択します。
  6. ビジネス用メールアドレスに切り替える必要があるユーザー アカウントのチェックボックスをオンにします。[リクエストを送信] をクリックします。
  7. [次へ] をクリックして、管理対象外ユーザーのリストを表示またはダウンロードするか、メール テンプレートをコピーします。[完了] をクリックします。

ユーザーがビジネス用メールアドレスを入力して確認すると、通知が届きます。


リクエストを追跡する(Google 広告アカウントの管理者)

リクエスト メールを送信した後、以下の情報を確認できるようになります。
  • 個人用メールアドレスまたは管理されていないメールアドレスを使用しているユーザーのリスト
  • ユーザーによって却下されたリクエストとその理由
  • リクエスト メールに対応していないユーザー

手順

  1. Google 広告の管理画面で、[アクセスとセキュリティ] を開きます。
  2. 上部のバーで [セキュリティ] タブを開き、個人用メールアドレスと管理されていないメールアドレスについて報告されたセキュリティの問題をクリックします。
  3. [会社が管理するドメインへの切り替えリクエスト] ページで、以下の項目を確認できます。
    • リクエストを却下したユーザー
    • リクエストを確認していないユーザー
    • リクエストを完了したユーザー

リクエストを承認する(Google 広告ユーザー)

個人用メールアドレスやビジネス用メールアドレスから Google 広告アカウントにアクセスできる猶予期間は 30 日間です。猶予期間が終了すると、個人用メールアドレスのアクセス権は削除されます。スムーズに移行できるよう、新しいユーザー アカウントの関連するアカウント設定とプロパティを更新してください。

Google 広告ドメインの更新リクエストは、個人用メールアドレスに届きます。リクエストを受け取ったら、ビジネス用メールアドレスを入力するか、理由を添えてリクエストを却下することができます。

ビジネス用メールアドレスを指定すると、ビジネス用メールアドレスを確認するためのメールが届きます。

手順

  1. [Google 広告アカウントのメールアドレスをビジネス用メールアドレスに変更するリクエスト] というメールで [開始する] をクリックします。
  2. ポップアウト ウィンドウでビジネス用メールアドレスを入力し、[送信] をクリックします。
  3. 設定のリストを確認して、[OK] をクリックします。
  4. ビジネス用メール アカウントで確認メールを探し、手順に沿って操作します。
: 会社が管理するメールアドレスへの変更後、初めてアカウントにログインする際には、IT 管理者から提供された認証情報を入力する必要があります。

Google 広告でビジネス用メールアドレスに切り替えた後、以下の手順に沿って Google 広告の設定を更新してください。


Google 広告の設定を更新する(Google 広告ユーザー)

以前に個人用メールアドレスで設定したアカウント設定やプロパティは、新しいユーザー アカウントでは設定されていない可能性があります。このような場合は、お支払いプロファイル、リンクされたアカウント、メール通知の設定、メール配信登録、再設定用デバイス、2 段階認証プロセスなどの特定の設定を更新する必要があります。

新しい Google 広告ユーザー アカウントの更新を開始するには、機能と設定をまとめた以下のリストを確認してください。

Google 広告の機能と設定 設定手順
通知

新規ユーザーは通知設定を更新できます。

詳しくは、メール通知の概要をご覧ください。

詳しくは、メール通知の設定を変更する方法をご覧ください。

2 段階認証プロセス

新規ユーザーは 2 段階認証プロセスを設定できます。

詳しくは、2 段階認証プロセスを有効にする方法をご覧ください。

レポート

新規ユーザーは、スケジュール設定されたレポートに追加する必要があります。

詳しくは、パフォーマンス データの表からレポートの作成、保存、スケジュール設定を行う方法をご覧ください。

リンクされたアカウント(スキルショップ)

新規ユーザーは、個人のスキルショップの認定資格を自社の Google Partners プログラムの要件に反映させるには、Google 広告のアカウントとスキルショップのアカウントをリンクする必要があります。

詳しくは、Google 広告の新しいメールアドレスをスキルショップ アカウントにリンクする方法をご覧ください。

キャンペーン設定(Google 広告スクリプト) 新規ユーザーは、以下の手順に沿って、スケジュール設定されたスクリプトに追加する必要があります。
  • 古いメールアドレスで Google 広告アカウントにログインし、スクリプトを無効にします。
  • 新しいメールアドレスで Google 広告アカウントにログインし、スクリプトのスケジュールを設定します。
詳しくは、スクリプトをスケジュール設定および管理する方法をご覧ください。
サービス間のリンク設定

ユーザーは、Google 広告アカウントにリンクされているサービス(Google アナリティクスなど)に新しいメールアドレスを追加する必要があります。

よく使用されるサービスへのリンクは以下のとおりです。

その他のサービスについては、Google サポートで検索できます。

お支払い

ユーザーは、新しいメールアドレスを管理者ユーザーとしてお支払いプロファイルに追加する必要があります。

詳しくは、お支払いプロファイルのユーザーを管理する方法をご覧ください。


よくある質問

ビジネス用メールドメインとは何ですか?

ビジネス用メールドメインとは、Cloud Identity または Google Workspace のアカウントで管理されている会社のメールドメインのリストです。

この機能は誰が利用できますか?

  • MCC: Cloud Identity または Google Workspace をすでに導入している最上位の MCC アカウントの管理者

  • スタンドアロン アカウント: Cloud Identity または Google Workspace をすでに導入しているアカウントの管理者

ビジネス用メールアドレスへの切り替えをリクエストできるのは誰ですか?

最上位の MCC アカウントまたはスタンドアロン アカウントの管理者がリクエストできます。

プロセスから除外されるのは、どのユーザーですか?

以下のユーザーは除外されます。
  • メール専用権限を持つユーザー
  • サービス アカウントのユーザー

Google 広告アカウントの管理者は、リクエストに関するリマインダー メールを送信できますか?

はい。リクエストの送信後、30 日以上空けて 2 回までリマインダーを送信できます。

ユーザーがリクエストを拒否した場合はどうなりますか?

管理者は、ユーザーがリクエストを拒否した理由を確認できます。確認後、ユーザーをアーカイブするか、ユーザーのアクセス権を削除できます。

リクエストはいつまで有効ですか?

リクエストの有効期限は 90 日間です。

30 日間の猶予期間が終了するとどうなりますか?

猶予期間が終了すると、個人用メールアドレスのアクセス権を持つユーザーが自動的に削除されます。

管理対象外ユーザーのリストをダウンロードするにはどうすればよいですか?

管理者は、Google 広告の [管理対象外ユーザーを確認してください] セクションから管理対象外ユーザーのリストをダウンロードできます。

管理対象外ユーザーをビジネス ユーザーに移行するには、管理者は誰に連絡すればよいですか?

管理対象外ユーザーを Cloud Identity または Google Workspace のビジネス ユーザーに移行するには、ヘルプデスクまたは IT サポートチームにお問い合わせください。

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