収益分配の対象となる楽曲( が目印)を動画で使用する場合、その動画の収益を楽曲の権利所有者との間で分配する必要があります。
収益分配を受け取る
動画内の楽曲の収益分配を有効化するには:
- 収益分配の対象となる楽曲を探します。
- 収益分配の要件を満たす動画を作成します。
- YouTube に動画をアップロードします。
- アップロード プロセスのチェック段階で、動画内に著作権で保護されたコンテンツがないかチェックされます。収益分配の対象となる楽曲が見つかると、その動画の収益分配は自動的に有効になります(ただし、収益分配できないコンテンツへの Content ID の申し立てを受けていない場合に限られます)。
収益分配の使用要件を理解する
クリエイター ミュージックの収益分配可能なトラックを使用する動画は、収益分配の対象となるために次の利用要件を満たす必要があります。
- トラックと動画の長さ: 適切な長さの動画に適切な長さのトラックを使用していること。
- トラックがライセンス取得可能だが、ライセンスの購入を希望しない場合は、3 分を超える動画内でトラックの使用が 30 秒未満の場合に、収益を分配できます。
- トラックがライセンス不可でも収益分配の対象である場合は、任意の長さの動画内でそのトラックを好きなだけ使用することで、収益を分配できます。
- 収益化に関する問題がないこと: 収益化に関する次のような問題が動画にあってはいけません。
- 公開のブロックや収益化が無効化につながる Content ID の申し立て。
- YouTube の広告掲載に適したコンテンツのガイドラインに関する違反。
- ライブ配信またはショート動画は不可: ライブ配信やショート動画で使うことはできません。詳しくは、YouTube ショートの収益分配についての記事をご覧ください。
利用要件は、権利所有者の裁量で変更される可能性があります。たとえば、収益分配可能なトラックを使用する動画をアップロードした後、権利所有者がトラックの収益化を無効にする可能性があります。これにより、動画の収益化が無効になります。利用規約の変更は、特定の地域に適用されることも、すべての地域に適用されることもあります。
収益分配の計算方法を理解する
クリエイター ミュージックを利用して収益分配の対象となるトラックを長尺動画で使用する場合は、下の例に示すように、楽曲の権利調整費用をカバーするために、標準的な 55% の収益分配に対して調整が行われます。どのように調整されるかは、次の要素によって左右されます。
- 使用されるトラックの数: クリエイターが動画内で使用する収益分配の対象となるトラックの数(下の例を参照)。
- 楽曲の権利に関する追加費用: 演奏権など、楽曲の権利に関する追加費用をカバーするために差し引かれる金額です。差し引き率は最大 5% で、収益分配の対象となるクリエイター ミュージックのトラック全体の、楽曲の権利に関する追加費用の総計を反映したものになります。
例: 収益分配の対象となるトラックを 1 つ使用 |
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例: クリエイターは長尺動画で収益分配の対象となるトラックを 1 つ使用し、標準的な 55% の収益分配の半分(27.5%)を得ています。この例における楽曲の権利に関する追加費用の差し引き率は 2.5% です。 この動画で、クリエイターは総収益の 25%(27.5% - 2.5%)を得ます。 |
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例: 収益分配の対象となるトラックを 2 つと、使用許可取得済みのトラックを 1 つ使用 |
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例: クリエイターは長尺動画で収益分配の対象となるトラックを 2 つと、使用許可取得済みのトラックを 1 つ使用し、標準的な 55% の収益分配の 1/3(18.33%)を得ています。この例における楽曲の権利に関する追加費用の差し引き率は 2% です。 この動画で、クリエイターは総収益の 16.33%(18.33% - 2%)を得ます。 |
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収益分配の状況を確認する
動画の公開後に、その動画の収益分配の状況に関する情報を YouTube Studio で確認できます。
- YouTube Studio にログインします。
- 左側のメニューから [コンテンツ] を選択します。
- [動画] タブで、収益分配対象の楽曲が含まれる動画を探します。
- その動画の収益が分配されているのを確認するには、[収益化] 列の [分配] を探します。
- 詳細を確認するには、動画のサムネイルをクリックします。
- 左側のメニューで [著作権] を選択します。
- [動画への影響] 列で、 [収益の分配] にカーソルを合わせます。
使用方法の詳細は、権利所有者の裁量で変更されることがあります。