ここでは、Google Workspace Migrate の設定で Apache CouchDB を使用する場合に発生する可能性のある問題のトラブルシューティングについて説明します。
CouchDB のディスク容量の不足に関するエラーを解決する
手順 1: CouchDB ディスクを確認するGoogle Workspace Migrate では CouchDB サーバーのディスク容量が大量に消費される可能性があります。容量不足を防ぐために、CouchDB ディスクを定期的にご確認ください。
ディスクを確認できない場合は、CouchDB ディスク容量の不足を示す以下の兆候がないか確認します。
- ブリッジ トランザクションの詳細情報にアクセスできない。
- ブリッジ パーティションを起動できない。
- CouchDB の管理ページ(http://localhost:5984/_utils または設定に応じた同等のアドレス)が読み込まれない。
- Google Workspace Migrate プラットフォームまたはノードサーバーからのサービスホストのログに次の文字列を含む CouchDB エラーが記録されている。
- badarg
- unknown_error
- function_clause
上記の兆候が見られる場合は、まず CouchDB が実行中であることを確認します。
- CouchDB マシンにログインします。
- Windows の [ファイル名を指定して実行] ウィンドウを開き、「services.msc」と入力して [サービス] アプリを開きます。
- サービスの一覧で [Apache CouchDB] を探します。
- サービスのステータスが [実行中] でない場合は、[Apache CouchDB] を右クリックして [開始] を選択します。
方法 1: 古いデータを削除する
不要なブリッジまたはプロジェクトを削除すると、空き容量を増やすことができます。
既存のブリッジからトランザクション ログの詳細情報を消去して、空き容量を増やすこともできます。
- http://localhost:5131/#/clear-transaction-details(または設定に応じた同等のアドレス)に移動します。
-
データを消去するブリッジを選択して、削除アイコン をクリックします。
-
(省略可)各ブリッジの最新の実行に関するトランザクションの詳細情報を保持する場合は、[Preserve details from most recent executions(直近の実行結果からの詳細情報を保持する)] を選択します。
注: この設定では、1 つのブリッジを複数回実行したために容量不足になった CouchDB ディスクからデータが消去されます。すべてのブリッジを一度に実行する場合は、この設定を選択してもディスクの空き容量は増えないため、この設定はおすすめしません。この設定を行わない場合、選択したブリッジのトランザクションの詳細情報はすべて消去されますが、トランザクション レコードは保持されます。
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[Yes(はい)] をクリックして処理を開始します。
- 詳細アイコン をクリックし、ブリッジ トランザクション ログが空であることを確認します。空の場合は、選択したブリッジのトランザクションの詳細情報に [No items to display(表示する項目がありません)] と表示されるはずです。
- CouchDB のディスク使用量をチェックして十分な容量があることを確認します。CouchDB のディスク容量の要件について詳しくは、システム要件をご覧ください。
方法 2: ディスクサイズを増やす
- Google Compute Engine を使用して容量を増やします。詳しくは、ディスクの作成とアタッチをご覧ください。
- CouchDB データ ディレクトリをより大きなディスクに移動します。詳しくは、CouchDB のドキュメントをご覧ください。
CouchDB のパスワードを再設定する
手順 1: 新しいパスワードを設定する- CouchDB のインストール場所にある etc/local.ini ファイルを開きます。
- [admins(管理)] で、移行ユーザーのパスワードを上書きします。詳しくは、CouchDB のドキュメントをご覧ください。
- etc/local.ini ファイルに変更を保存してから、CouchDB を再起動します。
Google Workspace Migrate プラットフォームにアクセスできるかどうかに応じて、以下のいずれかの方法を選択してください。
Google Workspace Migrate プラットフォームにアクセスできる場合
- Google Workspace Migrate プラットフォームで、上部にある設定アイコン [Database settings(データベース設定)] をクリックします。
- CouchDB と MySQL の新しいパスワードを入力します。
両方のパスワードが必要です。MySQL のパスワードがない場合は、次の Google Workspace Migrate プラットフォームにアクセスできない場合に進みます。
- [Continue(続行)] をクリックして、後述の手順 3: ノードを再度関連付けるに進みます。
Google Workspace Migrate プラットフォームにアクセスできない場合
- プラットフォームを実行しているパソコンにログインします。
- タスクバーの [Google Workspace Migrate] を右クリック [Edit host settings(ホスト設定の編集)] を選択します。
- [CouchDB settings(CouchDB の設定)] で [Password(パスワード)] をクリックし、新しいパスワードを入力します。
- [Save & Close(保存して閉じる)] [OK] をクリックします。
- タスクバーの [Google Workspace Migrate] を右クリック [Stop Google Workspace Migrate service(サービスを停止)] を選択します。その後、サービスを再起動します。
- 次の手順 3: ノードを再度関連付けるに進みます。
新しいデータベース設定をノードに反映するには、この手順を完了する必要があります。
- Google Workspace Migrate プラットフォームの右上にある [Servers(サーバー)] をクリックします。
- すべてのノードを選択し、削除アイコン をクリックします。
- CSV ファイルを使用するか、手動でノードを追加します。
詳しくは、ノードサーバーの追加をご覧ください。
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