Vault で Google Chat のメッセージを保持する

組織の情報ガバナンス アプローチの一環として、Google Chat のダイレクト メッセージ(DM)、グループ メッセージ、会議の会話、スペース内のメッセージの保持期間を管理できます。保持ルールを使用すると、メッセージをいつまで保持し、いつ削除するかを設定することができます。

特定の条件に一致するデータを一定期間にわたって保持するには、カスタム保持ルールを作成します。ライセンスを付与されたすべてのアカウントのすべてのサービスデータを一定期間にわたって保持するには、デフォルトの保持ルールを作成します。

Chat の保持に関する重要なお知らせ

保持ルールを設定する前に、データ保持の仕組みおよび Vault でサポートされる Chat のメッセージをお読みになることを強くおすすめします。

警告: 保持ルールの設定に誤りがあると、Chat のメッセージが直ちに削除されて元に戻せなくなることがあります。保持ルールを作成または変更する際は注意してください。新しいルールを組織全体に適用する前に、少数のアカウントに対してテストすることをおすすめします。

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保持できるデータ

対象:

  • Chat で履歴をオンにした状態で送信されたメッセージとその添付ファイル
  • 外部ユーザーからユーザーに送信された DM
  • 組織のグループ メッセージとスペースの外部ユーザーから送信されたメッセージ
  • Chat スペースとして保存された会議の会話

対象外:

  • 履歴をオフにした状態で送信されたメッセージ
  • リンクされたファイル
  • 外部の Chat スペースにあるメッセージ
  • プレビュー済みのメッセージ

詳しくは、サポートされるサービスとデータタイプをご確認ください。

会議の会話の概要

Meet での Chat のリリースに伴い、Google Chat で会議の最大 7 日前から一連の会議の会話が作成されるようになります。これらの会議は、管理者スペース管理ツールと監査ロギングおよびレポートに表示されます。なお、使用されていない会議の会話は、作成日から 8 日以内に自動的に削除されます。

: 今後数か月以内に、さらに詳しい情報をお伝えしていきます。

Vault

会議のチャットの保持がオンになっている場合、会議の会話は Chat のスペースとして保存されます。これらの会話には、組織における Google Chat のデータ保持ポリシーとデータ損失防止(DLP)ルールも適用されます。なお、匿名ユーザー向けの DLP ルールは、会議の会話には適用されません。

会議レベルの主催者設定

会議の主催者が会議のチャットの保持をオフにすると、会議中のメッセージは以前の設定に戻ります。メッセージは Google Chat に保存されず、組織のデータ保持ポリシーの対象になりません。詳しくは、Google Meet で Chat を使用する方法をご覧ください。

  • 管理者設定 - 現在、ドメイン全体で会議の会話をオフにすることはできません。この機能は現在開発中です。
  • 管理コンソール - 会議の会話での外部ユーザー、ドロップイン ユーザー、匿名ユーザーのアクティビティは、ログイベント レポートに含まれます。

会議の会話が、管理者によるスペース管理とレポートのスペース セクションに表示されるようになります。会議の会話はシステムによって生成されるため、使用されているかどうかに関係なく、すべてを監査ログで確認できます。これらのログは、Google 管理コンソールの [レポート] 次に [監査と調査] 次に [チャットのログイベント] で確認できます。

会議の保持のリリースに伴い、報告されるスペース使用数が増加する可能性があります。

保持された会話データにアクセスする方法

会議の会話はシステムによって作成された実際の Chat スペースであるため、管理コンソールの 4 つの領域で変更が確認できます。これは想定された挙動です。

アプリレポート

アプリのレポートデータは、[レポート] 次に [アプリレポート] 次に [Google Chat] で確認できます。

Chat レポートのグラフで、[作成されたスペース数] 指標の値が増加している可能性があります。これは、予定されている会議の 7 日前にスペースが自動的に生成されるようになったことによるものです。必ずしも、手動ユーザー アクティビティの増加を示すものではありません。

スペース管理ツール

会議の会話には、スペース管理ツールの [アプリ] 次に [Google Workspace] 次に [Google Chat の設定] 次に [スペースの管理] からアクセスできます。

これらのスペースは他の Chat スペースと同様に管理されますが、使用されていない場合は自動的に削除されます。詳しくは、下のチャット会議の会話の自動削除をご覧ください。

: 今後のアップデートで、システムによって作成された会話を分離し、このビューを見やすくすることを検討しています。

監査と調査

これらのスペースが作成されると、Chat の監査ログに「チャットルームを作成しました」というイベントが生成されます。

これらのスペースが作成されると、Chat の監査ログに「チャットルームを作成しました」というイベントが生成されます。これらのログは、[レポート] 次に [監査と調査] 次に [チャットのログイベント] で確認できます。

: これらのスペースはシステムによって生成されますが、監査ログの [アクター] フィールドには会議の主催者が表示されます。これは、スペースが準備されたユーザーを示します。

Vault とデータ エクスポート

会議チャットの保持が有効になっている状態でドメイン全体のデータ エクスポートを開始すると、システムによって生成されるスペースが追加されるため、スペースの数が増加する可能性があります。

保持の対象はルールの種類によって異なる

デフォルトの保持ルールは、組織内のすべてのダイレクト メッセージ(DM)、グループ メッセージ、会議の会話、Chat スペースに適用されます。

カスタム保持ルールは、次のようにさまざまなメッセージに適用されます。

組織部門ベースの保持ルール 「すべての Chat スペース」の保持ルール(会議の会話を含む)
  • Chat の DM
  • 2020 年 12 月初旬より前に作成された Chat のグループ会話
  • スレッド形式のスペース(メッセージがスレッド形式になっているスペース)
  • 非スレッド形式のスペース(DM などの単独のメッセージで構成されるスペース)
  • 2020 年 12 月初旬より後に作成された Chat のグループ会話

複数のカスタム保持ルールがメッセージに適用されている場合、そのメッセージは最後に期限切れとなるカスタムルールに従って保持されます。

カスタム保持ルールを使用してすべてのメッセージ(DM、グループ メッセージ、スペースのメッセージ)を保持するには、少なくとも 2 つのルールを作成する必要があります。つまり、スペースのメッセージと特定のグループ会話を対象とするすべての Chat スペース用のルールを 1 つと、DM とグループ メッセージを対象とする最上位の組織部門用のルールを 1 つ作成します。

詳しくは、グループ メッセージとスペースの違いに関する記事をご覧ください。

注: Gmail や Google グループの保持ルールとは異なり、特定のアカウントに関連付けられたメッセージまたは特定のキーワードを含むメッセージに Chat の保持ルールを適用するのに、キーワードを使用することはできません。

保持期間は参加者によって異なり、外部スペースのメッセージは保持されない

ダイレクト メッセージ

1 対 1 のダイレクト メッセージ(DM)のオーナーは、会話を作成したチャット参加者の組織です。多くの場合、最初のメッセージを送信したユーザーになりますが、必ずしもそうとは限りません。

チャットに参加しているユーザーが同じ組織に所属していても、適用される保持ルールが異なる場合は、2 つの保持ルールのうち保持期間が長い方のルールが適用されます。たとえば、DM を 7 日後にパージする保持ルールが適用される組織部門の参加者 1 と、DM の無期限の保持ルールが適用される組織部門の参加者 2 がチャットするとします。両方の参加者はダイレクト メッセージに無期限にアクセスできます。どちらかの参加者を対象に Vault で検索すると、両方のユーザーのメッセージが無期限に返されます。

外部ユーザーとの DM

所有者に関係なく、参加者が異なる組織に所属している場合、DM は各組織の保持ルールに従って保持されます。

たとえば、会社 A では DM を 1 週間保持し、会社 B では 2 年間保持するという場合、Vault では、会社 A の管理者の DM は 1 週間、会社 B の管理者の DM は 2 年間保持されます。Chat には 30 日間の保持期間があり、メッセージは保持ポリシーまたは自動削除ポリシーによって削除された後 30 日間保持されます。その間は、Vault でメッセージにアクセスできます。Chat の保持期間が終了すると、どちらの会社の DM にも Vault でアクセスできなくなります。

注: 所有する組織の保持ポリシーは、プロダクトの UI 内の会話に適用され、各組織のポリシーは Vault 内のメッセージに適用されます。所有する組織のユーザーの保持ポリシーがゲスト管理者よりも長い場合など、ユーザーが管理者よりも長い期間メッセージを閲覧できる場合があります。このような場合、Vault の公開設定は、少なくともユーザーの公開設定と一致するように延長されます。

Chat スペース

Chat でデフォルトの保持ルールを設定するか、カスタム保持ルールを作成すると、履歴が有効になっているスペース内(会議の会話を含む)のメッセージのみが Vault によって保持されます。組織部門に対して設定した Chat の保持ルールは、スペースのメッセージには適用されません。

Chat スペース内の外部ユーザー

複数の組織から参加者がある場合は、スペース作成者の組織の保持ルールに従って会話が保持されます。自組織のユーザーが、別組織のユーザーがオーナーであるスペースに参加した場合のメッセージは、Vault による保持、記録保持(リティゲーション ホールド)、検索、書き出しの対象とすることはできません。

保持期間が終了すると、対象となるすべての Chat メッセージがパージされる

Chat の保持ルールには、ユーザーが削除したメッセージのみをパージするオプションはありません。保持ルールに有効期限がある場合、保持期間が終了した時点ですべてのメッセージがパージされます。

チャット会議の会話の自動削除

Google Chat では、システムで生成された会話(会議の会話など)が空であるか、非アクティブである場合、それらの会話が自動的かつ完全に削除されます。会議の会話は、会議の開始予定日の 7 日前までにシステムによって生成されることがあります。

システムで生成された会話は、次の条件がすべて満たされた場合にのみ削除されます。

  • 表示されている、または削除済み(復元可能)のスペース内に、ユーザーが作成したメッセージが含まれていない(ユーザーの参加や退出など、システムによって生成されたメッセージは例外です)。
  • 固定されたリソースやタスクがない。
  • スペースにメールを送信できない。詳細
  • 過去 8 日間、会話でユーザー アクティビティ(メッセージの送信、ファイルのアップロード、参加者の変更など)が行われていない。

    : この条件は 2025 年 11 月から 12 月上旬にかけては 30 日間でしたが、その後 8 日間に短縮されました。この期間中はアクティビティが急増する可能性がありますが、その後は大幅に減少します。

ユーザーまたはシステムによって生成された会話を削除すると、会話名とメンバーリストも消去されます。このプロセスは、メッセージがないことが確認された会話にのみ適用されるため、Google Vault のメッセージ保持ポリシーや記録保持(リティゲーション ホールド)と競合することはありません。

管理者は、Google 管理コンソールで Chat の監査ログの削除記録を確認できます。

Chat の会話の自動削除

Google Chat では、グループ向けダイレクト メッセージまたはスペースでの空の会話や非アクティブな会話が、自動的かつ完全に削除されます。削除されるのは、次のすべての条件が満たされた場合のみです。

  • 表示されている、または削除済み(復元可能)のスペース内に、ユーザーが作成したメッセージが含まれていない(ユーザーの参加や退出など、システムによって生成されたメッセージは例外です)。
  • 固定されたリソースやタスクがない。
  • スペースにメールを送信できない。詳しくは、Google Chat でスペースにメールを送信するをご覧ください。
  • ユーザーによる会話でのアクティビティが過去 30 日間行われていない(メッセージの送信、ファイルのアップロード、参加者の変更など)。
  • スペースが移行中ではない。

削除が行われると、会話名とメンバー リストも消去されます。スペースは 60 日間、削除済み(復元可能)の状態となり、この期間中にユーザーはアクセスすることができません。なお、Google Vault では、ライセンスが付与された管理者であれば情報を取得できます。60 日が経過すると、スペースはパージされます。このプロセスは、メッセージがないことが確認された会話にのみ適用されるため、Google Vault のメッセージ保持ポリシーや記録保持(リティゲーション ホールド)と競合することはありません。

移行モードの Chat メッセージ

移行モードを使用してメッセージを Chat に移行する場合は、90 日以内にすべてのスペースを移行する必要があります。

移行モードのスペースには 90 日間の厳格な有効期間があり、この期間内に移行アプリはすべてのコンテンツをスペースにインポートし、スペースで移行モードを終了する必要があります。90 日が経過してもスペースが移行モードから終了しなかった場合、スペースはストレージから自動的にパージされます。スペースが移行モードを終了すると、標準の Vault 保持ルールが適用されます。

Chat のカスタム保持ルールを設定する

  1. vault.google.com にログインします。
  2. [保持] 次に [カスタムルール] 次に [作成] をクリックします。
  3. サービスとして [Chat] を選択し、[次へ] をクリックします。
  4. エンティティを選択します。
    • 組織部門のアカウントで送受信された DM とグループの会話を保持するには、[組織部門] を選択します。組織部門の欄をクリックし、表示されるダイアログで組織部門をクリックします。このルールはスペースのメッセージと、2020 年 12 月初旬より後に作成された Chat のグループの会話には適用されません。
    • 組織内のすべてのスペースのメッセージを保持するには、[すべての Chat スペース] を選択します。このルールはダイレクト メッセージまたは一部のグループ メッセージには適用されません。

    ルールの種類の違いをご確認ください。

  5. メッセージの保持期間を選択します。
    • このルールの対象となるメッセージを永続的に保持するには、[期限なし] を選択します。
    • 一定期間が経過したメッセージを破棄するには、[保持期間] を選択し、1~36,500 の範囲で日数を入力します。
      警告: 新しいルールを設定すると、保持期間を過ぎているデータのパージが Chat で直ちに開始されます。削除の対象となるデータの中には、ユーザーが保持しておきたいデータが含まれている可能性があるため、ルールを適切に設定したことを確認してから、次の手順に進んでください。
  6. [作成] をクリックします。保持期間を設定する場合は、確認のチェックボックスをオンにして [同意する] をクリックします。

Chat のデフォルトの保持ルールを設定する

  1. vault.google.com にログインします。
  2. [保持] をクリックします。デフォルト ルールのリストが表示されます。
  3. Chat アイコン  をクリックします。
  4. メッセージの保持期間を選択します。
    • このルールの対象となるメッセージを永続的に保持するには、[期限なし] を選択します。
    • 一定期間が経過したメッセージをすべて破棄するには、[保持期間] を選択し、1~36,500 の範囲で日数を入力します。
      警告: ルールを設定すると、保持期間を過ぎているデータのパージが Chat で直ちに開始されます。削除の対象となるデータの中には、ユーザーが保持しておきたいデータが含まれている可能性があるため、ルールを適切に設定したことを確認してから、次の手順に進んでください。
  5. [保存] をクリックします。ルールの影響を理解しているかどうかを確認するメッセージが表示されます。チェックボックスをオンにし、[承諾] をクリックしてルールを保存します。

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