Google タグ マネージャー チームよりお知らせです。9 月上旬より、タグ マネージャー内で Google タグを導入できるようになります。
Google タグは「Google アナリティクス: GA4 設定タグ」に代わるもので、次のような利点があります。
- 他の Google のサービスとの高度な統合: Google タグには、複数の Google サービスのリンク先にデータを送信する機能が備わっています。たとえば、Google 広告のユーザーは Google タグを設定して、タグ マネージャー経由でコンバージョンを送信できるようになります。
- 設定変数: Google タグと GA4 イベントタグでは、構成レベルとイベントレベルでパラメータを再利用できます。
- 構成の設定変数: Google タグの読み込み時に読み込まれるパラメータを設定できます。
たとえば、ウェブサイトを複数の言語で公開し、閲覧中の言語に基づいてユーザーを分類するとします。この場合、各タグを手動で更新する代わりに、language
パラメータを使って設定変数を作成し、Google タグ全体で使用できます。
設定を再利用する方法 - イベントの設定変数: イベントごとに追加のパラメータを設定できます。
たとえば、経営しているオンライン ショップでセールを実施するとします。ここで、提供した割引コードを利用した顧客の数をトラッキングする場合、各タグに手動でdiscount
パラメータを追加する代わりに、イベントの設定変数を使ってパラメータを再利用できます。
イベントの設定を再利用する方法
- 構成の設定変数: Google タグの読み込み時に読み込まれるパラメータを設定できます。
現在 GA4 設定タグが実装されている場合は、Google タグに自動的にアップグレードされます。測定と機能はこれまでどおりに動作し、特に対応は必要ありません。
タグの変更に関する詳細
この変更により、Google タグの形式は以前の GA4 設定タグと比べて多少変わります。
変更点は次のとおりです(タグの動作は変更されません)。
- Google タグでは測定 ID の代わりにタグ ID が使用されます。Google タグ(gtag.js)には、ウェブサイトに 1 つ追加するだけで Google のさまざまなプロダクトやサービスを使用できる、タグ ID が含まれています。Google サービス アカウントごとに複数のタグを管理する代わりに、ウェブサイト全体で 1 つのGoogle タグを使用することで、タグ ID を複数のリンク先に接続できます。タグ ID を確認する方法
GA4 イベントタグでは引き続き測定 ID が使用されます。GA4 イベントタグによってトリガーされたイベントは、特定の GA4 データ ストリームにのみ送信されます。 - [この設定が読み込まれるときにページビュー イベントを送信する] は [構成の設定変数] に移動されます。既存の設定はすべてそのまま維持されます。
- [サーバー コンテナに送信する] は [構成の設定変数] に移動されます。既存の設定はすべてそのまま維持されます。
- [設定するフィールド] は、次の 2 つの新しい設定変数に置き換えられます。
- Google タグの読み込み時にパラメータを設定する、構成レベルの設定変数
- GA4 イベントとともに送信される追加のパラメータを設定する、イベントレベルの設定変数
- ユーザー プロパティは、以下のとおりイベントの設定変数のセクションに移動します。既存のユーザー プロパティの設定はすべてそのまま維持され、タグに表示されます。