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Google アナリティクス: GA4 設定タグは Google タグに変わりました。9 月より、ウェブコンテナの GA4 設定タグは自動的に移行されます。既存の測定に変更はなく、ご対応いただく必要はありません。詳細

Tag Assistant を使ってトラブルシューティングを行う

この記事は、Google タグまたはタグ マネージャーを使用していて、タグ設定のトラブルシューティングを行う必要がある方を対象としています。

Tag Assistant は、タグ設定のトラブルシューティングを支援するツールです。Tag Assistant では次のことが可能です。

  • ウェブサイト上にどんなタグがあるかを確認する。
  • どのイベントが配信されたかを確認する。
  • データレイヤーに渡されているデータを確認する。
  • デバッグ セッションをエクスポートして、Google サポートなど他のユーザーと共有できるようにする。
  • 他のユーザーのデバッグ セッションをインポートする。
  • 他のユーザーがデバッグできるように、デバッグ用 URL を共有する。

サイトに Google タグが含まれている場合、Tag Assistant でタグ付けされたページとタグ付けされていないページが [タグの対象範囲の概要] に追加され、サイト全体のタグ設定ステータスの概要を確認できます。

この記事の内容:

Tag Assistant Companion(Chrome 拡張機能)をインストールする

Tag Assistant Companion(Chrome 拡張機能)は、拡張機能がないデバッガーのコンパニオンとして機能します。最適なデバッグ結果を得るには、Tag Assistant Companion(Chrome 拡張機能)をインストールしてください。Tag Assistant が有効になっている場合、次の機能を利用できます。

  • iframe 内の Google タグの検出。
  • 現在のウィンドウから開いたポップアップ ウィンドウまたは新しいタブのデバッグ。
  • デバッグ ウィンドウを、ポップアップではなく新しいブラウザタブで開く。これにより、ユーザーはブラウザの URL バーを操作して、参照 URL ベースのアクションを簡単にデバッグできます。
  • 同じデバッグ セッションで複数のウィンドウをデバッグする。識別しやすいように、各ウィンドウのイベントツリーに記号が表示されます。

デバッグ パラメータについて

Tag Assistant では、アプリ + ウェブの測定 ID に送信されるヒットの「デバッグ」パラメータ(_dbg)が自動的に設定されます。これにより、アプリ + ウェブの DebugView などの他のデバッグ サーフェスに表示されるヒットを確認できます。ヒットを個別に調べられるように、アプリ + ウェブのヒットは送信時にバッチ処理されません。

新しいデバッグ セッションを開始する

新しいデバッグ セッションを開始するには:

  1. Tag Assistant を開きます
  2. [Add domain] をクリックします。
  3. デバッグするページの URL を入力します。
  4. [開始] をクリックします。Tag Assistant で、新しいタブにデバッグ対象のウェブサイトを読み込みます。
  5. URL にデバッグ パラメータが追加されていると、一部のサイトが動作しないことがあります。その場合は、[Include debugsignal in the URL] チェックボックスをオフにします。

デバッグ セッション(アクティブまたはクローズド)を再開するには、Tag Assistant のホームページの [Active Domains] または [History] に表示されているドメイン名をクリックします。

有効になると、入力したページが新しいウィンドウで開き、デバッグ UI が既存の Tag Assistant ブラウザ ウィンドウに表示されます。[Tag Assistant] ウィンドウのデバッグ UI には、タグの配信状態や処理中のデータなど、gtag() コマンドとイベントに関する詳細情報が表示されます。デバッグ情報は、ウェブサイトにアクセスしている通常のユーザーには表示されません。ページに Google タグが設定されていれば、同じドメイン内での操作中はデバッグ ウィンドウが開いたままになり、デバッグ情報が表示されます。

ウェブサイトをクリックして表示すると、デバッグ ウィンドウでタグの配信情報が更新されます。この情報は、タグの配信状況、配信の経緯、タグ配信の結果として行われたネットワーク リクエストを確認するのに役立ちます。

Tag Assistant の管理画面について

Tag Assistant を開くと、デフォルトの [Summary] ビューに、リクエストしたページのイベントとタグの情報の概要が表示されます。Google タグまたはタグ マネージャーのコンテナが複数検出された場合は、いずれか 1 つを選択すると、その特定の Google タグまたはコンテナのすべてのヒットが表示されます。

注: ブラウザのイベントはすべてのコンテナに適用できますが、ヒットは選択したコンテナでフィルタされます。

画面の左側には、イベントの一覧が表示されます。[Output] セクションには、選択した ID で検出されたヒットごとにカードが表示されます。

Screenshot of the Tag Manager UI

イベントは、イベントが発生したページ別にグループ化されます。左側のナビゲーション バーでページのタイトルをクリックすると、ページ単位の概要が表示されます。ユーザーがサイト内で、Google タグを含む別のページに移動すると、新しいページグループがリストの上部に追加されます。

イベントは、呼び出された順に表示され、その順番で番号が付けられます。<> アイコン でマークされたイベントは、Google タグが読み込まれたときに自動的に配信される組み込みトリガーです。左側の列でイベントをクリックすると、詳細が表示されます。

[API Call] には選択したイベントのデータ設定に使用された JavaScript が表示され、gtag() 呼び出しまたは datalayer.push() 呼び出しが使用されます。

[Output] には、ヒットの送信先、データレイヤーの更新、エラーが表示されます。

ヒットの詳細

[Hits Sent] には、特定のヒットが送信された場所と、ヒットの種類が表示されます。

このヒットをクリックすると詳細ウィンドウが表示されます。このビューには、各ヒットで送信されたパラメータの詳細が表示されます。

データレイヤー

[Data Layer] タブには、dataLayer オブジェクトで見つかった値が表示されます。[Summary] を選択すると、データレイヤーの現在の状態と、各イベントでデータレイヤーにプッシュされたデータが表示されます。

デバッグ セッションをエクスポートする

Tag Assistant セッションのエクスポートは、タグのデバッグでサポートが必要な場合に役立ちます。エクスポートされたファイルにはデバッグ履歴が保存され、他のユーザーはそれを Tag Assistant のブラウザ ウィンドウにインポートできます。

注意: テスト対象のウェブサイトでタグを使用して個人情報(PII)が送信されると、その機密情報もエクスポートされます。

デバッグ セッションをエクスポートするには:

  1. Tag Assistant を開きます
  2. ウェブサイト内を移動して、Tag Assistant にデバッグ情報を入力します。
  3. デバッグ セッションをエクスポートする準備ができたら、オーバーフロー メニュー その他 次へ [Export session] をクリックします。
  4. 免責条項を読み、[Export] をクリックします。ファイルがパソコンに保存されます。ファイルの内容が破損される可能性があるため、ファイル名やファイルの内容を変更しないでください。
  5. タグのデバッグに協力してくれる人にファイルを共有し、その人がデバッグ セッションをインポートできるようにします。

デバッグ セッションをインポートする

Tag Assistant デバッグ セッションをインポートして、ユーザーがタグ設定をテストする手順を確認できます。インポートされたデバッグ セッションは読み取り専用モードで開くため、デバッグを続行できません。インポートしたセッションで新しいヒットやタグを配信することはできません。他のユーザーの代理でウェブサイトをテストする必要がある場合は、そのユーザーにデバッグ権限を共有してもらってください。

デバッグ セッションをインポートするには:

  1. Tag Assistant を開きます
  2. オーバーフロー メニュー その他 で、[セッションをインポート] を選択します。Tag Assistant screen showing the Import session button
  3. デバッグ セッション ファイルをアップロードします。インポートされたセッションが読み取り専用モードで開きます。

デバッグ権限を他のユーザーに共有する

タグ設定のデバッグでサポートが必要な場合は、他のユーザーに Tag Assistant へのアクセス権を付与できます。

デバッグ アクセスを共有するには:

  1. Tag Assistant を開きます
  2. 新しいデバッグ セッションを開始します。
  3. オーバーフロー メニュー その他 で [Share] を選択します。
  4. デバッグ設定を確認し、[Copy Link] をクリックします。
  5. サポートしてくれる人にデバッグリンクを共有します。

デバッグモードを終了する

デバッグモードを終了するには:

  1. デバッグモードが有効になっているウェブブラウザ タブに切り替えます。
  2. フローティング ウィンドウまたはホームページの [Stop Debugging] をクリックするか、デバッグ ウィンドウの左上隅にある [X] をクリックします。

Tag Assistant を使用して Google 広告のコンバージョン アクションを確認する

Tag Assistant と Google 広告の統合によって、コンバージョン アクションを簡単に確認できるガイド付きモードを使用できるようになります。

Google 広告コンバージョンの概要ページには、未確認のコンバージョン アクションのトラブルシューティングを行うためのリンクが含まれています。これにより、上記のように、デバッグモードに入ることができる Tag Assistant が起動します。

このページ内の Tag Assistant のオーバーレイには、コンバージョン アクションを確認するためのガイドが表示されます。確認の完了後に [完了] をクリックすると、テストされたコンバージョン アクションを説明する概要が Tag Assistant ウィンドウに表示されます。この結果は、しばらくすると Google 広告コンバージョンの概要ページに反映されます。詳しくはこちらをご覧ください

接続に関する問題を解決する

デバッグ ウィンドウがページに正しく接続されない場合は、次の解決策をお試しください。

  • 入力した URL のページに、Google タグが設定されていない可能性があります。Google タグがインストールされていると思われるウェブサイトの、別の URL を試してください。
  • ページ URL に追加されたデバッグ パラメータによってページの動作が干渉されている可能性があります。これを解決するには、デバッグモードを使用するために入力したドメインを編集し、[Include debug signal in the URL] チェックボックスをオフにします。
  • Google タグ スクリプトは、Tag Assistant がページに接続しようとした時点で読み込まれます。[Retry] をクリックして、再度接続します。
  • ページが AMP ページである可能性があります。現在 AMP は Tag Assistant ではサポートされていません。
  • ページでは Google タグが iframe 内に読み込まれます。iframe に読み込まれたタグ設定は、Chrome 拡張機能である Tag Assistant Companion がインストールされている場合にのみデバッグできます。
  • 複数のブラウザ リダイレクトを行うと、デバッグ ウィンドウを読み込めない場合があります。
  • ウェブブラウザに広告ブロッカーがインストールされていると、Google タグを実行できない場合があります。テスト対象のページでは広告ブロッカーを無効にしてください。
  • Tag Assistant Companion がインストールされている場合は、テストするページのサイトデータの読み取りや変更を行う権限が拡張機能に付与されていることを確認してください。
  • 同意管理ツールにより Google タグがブロックされる場合があります。Google の Consent API の操作に使用する同意管理ツールを設定してください。

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