Google 広告キャンペーンの場合、地域ターゲットを指定することで、地域ごとに入札単価を調整できます。Google 広告の広告グループは、常にキャンペーン単位の地域ターゲットを継承します。つまり、Google 広告の広告グループに対して地域ターゲットを指定することはできません。
一括送信シートを使用して Google 広告キャンペーンの地域ターゲットを指定する
- Google 広告地域コードのリスト(XLSX、CSV)をダウンロードします。
- Google 広告アカウントに移動します。
地域ターゲットを追加するための一括送信シートをダウンロードする前に、検索広告 360 管理画面を使用して 1 つまたは複数の地域ターゲットを設定しておくことをおすすめします。
- [キャンペーン] タブをクリックします。
- 次のいずれかを行って、更新するキャンペーンを選択します。
- キャンペーンのチェックボックスをオンにします。
- リストをフィルタリングして、必要なキャンペーンのみを表示します。
- レポートをダウンロードします。
- レポートの表の上部にあるダウンロード アイコン をクリックします。
- [レポートのダウンロード] タブで、次の操作を行います。
- レポート名: レポート名を入力するか、デフォルトの名前を使用します。
- 対象: デフォルトの選択([選択したアイテム] はたは [現在の対象])を使用します。
- 形式: 矢印をクリックして、ファイル形式を選択します。デフォルトでは [Excel 2007(.xlsx)] が選択されています。
- 表示項目: デフォルトの設定の [編集可能な項目(再アップロード用)] を変更しないでください。
- 含めるタイプ:
- [キャンペーン] チェックボックスをオフにします。
一括送信シートにキャンペーンと広告グループを含める場合、[Country]、[Region]、[Metro]、[City] の各地域列が含まれることになります。米国とカナダをターゲティングし、カナダについては入札単価を 90% 引き下げるキャンペーンの場合、[Country] 列には「
US | CA;-90%
」と表示されます。「キャンペーンの行」の列で地域ターゲットと入札単価調整を指定することはできますが、それよりも、[Location] 列にすべての地域タイプを入力できるため、「地域ターゲットの行」を使用することをおすすめします。 - [キャンペーンの地域ターゲット] チェックボックスをオンにします。
- [キャンペーン] チェックボックスをオフにします。
- (省略可)その他の設定項目を選択します。
- [ダウンロード] をクリックします。
- 一括送信シートで、該当する列で地域ターゲットの設定を指定します。
- 地域ターゲットごとに地域ターゲット行を追加するか、既存の地域ターゲット行を編集します。
たとえば、「Campcar」という名前のキャンペーンでインディアナ州とデンマークをターゲティングする場合は、1 つ目の地域ターゲット行で「US-IN
」と入力し、もう 1 つの地域ターゲット行で「DK
」と入力します。 - (省略可)[Location bid adjustment %] 列に、デフォルト入札単価を調整する比率を入力します。
- 地域ターゲットごとに地域ターゲット行を追加するか、既存の地域ターゲット行を編集します。
キャンペーン地域ターゲットの一括送信シートの列
列名 | 説明 |
---|---|
Row Type |
追加する地域ターゲットを作成、編集するには、「 除外する地域ターゲットを作成、編集するには、「 |
Action |
地域ターゲットを追加するには、「 入札単価調整を変更するには、「 地域ターゲットを削除するには、「 |
Campaign | キャンペーン名を入力します。 |
Location |
地域コードを入力します。 米国内の地域を指定する場合は、5 桁の郵便番号を入力することもできます。英国、ドイツ、インドの場合も 5 桁の郵便番号を入力できます。 |
Location bid adjustment % |
-90%~900% の範囲の比率を入力します。 包含の地域ターゲットにのみ適用されます。 |
Advertiser | 広告主名を入力します。 |
Account | アカウント名を入力します。 |
一括送信シートを使用して Google 広告の除外地域ターゲットを指定する
- Google 広告のアカウントまたはキャンペーンに移動します。
- [ターゲット ▼] タブをクリックして、[地域ターゲット] をクリックします。
- [除外] タブをクリックします。
- レポートをダウンロードします。
- レポートの表の上部にあるダウンロード アイコン をクリックします。
- [レポートのダウンロード] タブで、次の操作を行います。
- レポート名: レポート名を入力するか、デフォルトの名前を使用します。
- 対象: デフォルトの選択([選択したアイテム] はたは [現在の対象])を使用します。
- 形式: 矢印をクリックして、ファイル形式を選択します。デフォルトでは [Excel 2007(.xlsx)] が選択されています。
- 表示項目: デフォルトの設定の [編集可能な項目(再アップロード用)] を変更しないでください。
- 含めるタイプ:
- [除外キャンペーンの地域ターゲット] チェックボックスがオンになっています。
- (省略可)その他の設定項目を選択します。
- [ダウンロード] をクリックします。
- 一括送信シートで、該当する列で除外地域ターゲットの設定を指定します。
- 除外する地域ターゲットごとに除外地域ターゲット行を追加します。
たとえば、「Campcar」という名前のキャンペーンからインディアナ州とデンマークを除外する場合は、1 つ目の除外地域ターゲット行で「US-IN
」と入力し、もう 1 つの除外地域ターゲット行で「DK
」と入力します。
- 除外する地域ターゲットごとに除外地域ターゲット行を追加します。
- 一括送信シートを検索広告 360 に再度アップロードします。
例
次の例の場合、キャンペーン「Camp1」によって、アメリカのカンザス州内で広告が表示されます。ただし、カンザス州のアルタモントという町は除外されます。
Row Type | Action | Campaign | Location | Location bid adjustment % | Advertiser |
---|---|---|---|---|---|
location target | edit | Camp1 | US-KS | 20% | Adv1 |
negative location target | edit | Camp1 | Altamont, US-KS, US | Adv1 |
ダウンロードしたレポートに表示されるその他の Google 広告地域ターゲットの列
- Country
- Region
- Metro
- City
- Excluded country
- Excluded region
- Excluded metro
- Excluded city
地域ターゲティングの各列の値を次のように変更できます。
-
空欄
既存のキャンペーンを編集して列を空欄のままにした場合、現在の設定がそのまま維持されます(つまり、値を空欄にすると「変更しない」という意味になります)。新しいキャンペーンを作成する際、すべての列を空欄のままにすると、そのキャンペーンはすべての地域をターゲティングすることになります(Google 広告のデフォルト設定です)。 -
縦線(|)区切りの地域コードのリスト
追加または除外する地域ターゲットを指定します。国の地域コードは [Country] 列に、地域コードは [Region] 列に指定してください。一括送信シートの除外列を使用する場合、除外する地域の地域コードの前にマイナス記号を付ける必要はありません。たとえば、広告からカナダを除外する場合には、[Excluded country] 列に「CA」と入力するだけで除外できます。
地域を除外する場合は、ターゲティングする地域を少なくとも 1 つ指定する必要があります。つまり、除外する地域だけを指定することはできないということです。
地域ターゲットごとに上限クリック単価を自動調整するには、入札単価調整比をセミコロンで区切ります。ターゲティングする地域の地域コードを入力し、セミコロン(;)で区切って入札単価調整比を指定してください。
入札単価調整比の範囲は -90%~900% です。たとえば、米国とカナダをターゲティングし、カナダの入札単価を低くするには、[Country] 列に次のように指定します。Country US | CA;-90%
米国、英国、ドイツ、インドでは、特定の郵便番号をターゲティングすることもできます。その場合は、キャンペーンの [Metro] 列に郵便番号を入力します。
Metro 60613 | 705;+85% | 10318 | N16
-
remove_content
以前に指定した地域コードがあれば、列から削除されます。たとえば、[Country] 列で「remove_content」を指定した場合、そのキャンペーンはどの国もターゲティングしなくなります。地域に関する 4 つの列のすべてから地域コードを削除した場合、キャンペーンは Google 広告 のデフォルトの設定であるアメリカ合衆国のターゲティングに戻ります。 -
(inherited)
広告グループ専用です。広告グループは常に地域ターゲットを継承するため、地域ターゲット列は読み取り専用となり、常に「(inherited)」と表示されます。
地域ターゲティングの [Effective] 列
一括送信シートの各ターゲティング列には、読み取り専用の [Effective] 列が対になっています。この列には、各キャンペーンと広告グループで現在有効になっているターゲティングが表示されます。
地域:
- Effective country
- Effective region
- Effective metro
- Effective city
- Effective excluded country
- Effective excluded region
- Effective excluded metro
- Effective excluded city
Google 広告の広告グループは常にキャンペーンから地域ターゲティング設定を継承するため、広告グループの [Effective] 列には継承された値が表示されます。
たとえば、[Country] 列には、対になる列として [Effective country] 列があります。広告グループがキャンペーンから地域ターゲットを継承していて、キャンペーンがアメリカとカナダにターゲティングしている場合、広告グループの [Country] 列と [Effective country] 列には次のように表示されます。
Country | Effective country |
---|---|
(inherited) | US | CA |