キャンペーンで国や都道府県など上位のターゲット地域を指定している場合、検索広告 360 では、掲載結果データに基づいて、的を絞った新しいターゲット地域を既存のターゲット地域から自動的に作成できます。たとえば、国をターゲットに指定していた場合、その国の一部の都道府県を対象とするターゲット地域が作成されることがあります。都道府県をターゲットに指定していた場合は、その都道府県の一部の市区町村を対象とするターゲット地域が作成されることがあります。
たとえば、フランスをターゲットとしているが、フランス国内の具体的な地域は指定していないキャンペーンがあり、このキャンペーンに対して地域ターゲティングの最適化を有効にしたとします。検索広告 360 では、キャンペーンに指定した目標を基に、パリとニースの 2 つの地域が掲載結果の高いターゲット地域と判断され、その結果、この 2 つの地域がターゲット地域として追加されます。
検索広告 360 では、新しいターゲット地域を対象に入札単価調整の設定や推奨値の提示を行うこともできます。
検索広告 360 で細分化できる地域
検索広告 360 では、次の種類の Google 広告キャンペーンでターゲット地域を細分化できます。
- 手動キャンペーン（在庫テンプレートによって生成されたキャンペーンを含む）
- ショッピング キャンペーン
ターゲット地域の自動作成は、近隣地域ターゲットには対応していません。
検索広告 360 で作成できるのは、国、都道府県、市区町村など、少なくとも 1 つの大きな地理的エリアをターゲットとするキャンペーンにおける、それより小さいターゲット地域に限られます。ターゲット地域をすでに郵便番号までに絞り込んでいる場合は、新しいターゲット地域を自動的に作成することはできません。
一定の期間後に、自動作成されたターゲット地域で投資収益率が最大化されていないことが検出されると、そのターゲット地域は自動的に削除されます。
ターゲット地域の自動作成や自動削除の際に、その旨を知らせる通知をメールで受け取ることができます。
検索広告 360 でキャンペーンのターゲット地域を最適化する方法
検索広告 360 でターゲット地域を自動的に作成する手順は、次のとおりです。
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キャンペーンの目標を選択します。キャンペーンの目標は、キャンペーンのコンバージョン目標や、スマート自動入札戦略（コンバージョン数または収益が目標として指定された入札戦略）から継承できます。検索広告 360 では、目標のコンバージョン数や掲載結果履歴を基に、キャンペーンのターゲット地域を最適化します。
ターゲット地域の掲載結果の最適化や最大化に使用できるのは、Floodlight アクティビティ コンバージョン、数式列、カスタム Floodlight 列コンバージョンに限られます。Google アナリティクスの目標は、ターゲット地域の最適化には使用できません。
- おすすめ: [地域ターゲットの入札単価調整] チェックボックスをオンにして、検索広告 360 で作成されたターゲット地域の入札単価調整が設定されるようにします。最適化されたターゲット地域とターゲット地域の自動入札単価調整を組み合わせることで、投資収益率を自動的に最大化できます。
- 地域ターゲティングの最適化を有効にします。
ターゲット地域を自動生成するには、自動タグ設定を有効にし、キャンペーン内で少なくとも 32 日間の掲載結果履歴を取得することも必要となります。掲載結果履歴の日数を確認する手順は次のとおりです。
- Google 広告アカウントに移動します。
- [キャンペーン] タブをクリックします。
- レポートに [作成日時] 列を追加します。
- （省略可）作成または削除された地域ターゲットの数が記載されたメールが 1 日に 2 度ほど届きます。このメールには、変更された地域ターゲットの実際の名前をリスト表示した変更履歴レポートへのリンクが含まれます。
大きいターゲット地域でも細分化されないケース
検索広告 360 では、ターゲット地域の掲載結果をモニタリングし、新しいターゲット地域が掲載結果に対してプラスまたはマイナスの影響を与えると指標から判断した場合に限り、ターゲットの細分化が行われます。