Google 広告アカウント内で検索広告 360 入札戦略ではなく Google 広告入札戦略を使用する場合、検索広告 360 内で次のタイプの Google 広告入札戦略を適用、管理できます。
- 拡張クリック単価（eCPC）
- 標準入札戦略
- ポートフォリオ入札戦略
Google 広告の拡張クリック単価（eCPC）
Google 広告コンバージョン トラッカーを設定していて、入札単価を調整することでより多くのコンバージョンを達成したい場合、拡張クリック単価（eCPC）と呼ばれる Google 広告の自動入札調整機能と特定の自動入札戦略を使用して、検索キャンペーンやショッピング キャンペーンでより多くのクリックやコンバージョンを達成できます。
拡張クリック単価は、広告オークション時に広告オークションの状況をスキャンし、クリックがコンバージョンに結び付く可能性が高いか低いかを判断して、自動的に入札単価を増減します。拡張クリック単価機能は、手動で入札単価を設定した個々のキャンペーン内で有効にすることができます。拡張クリック単価を活用することで、「クリック数の最大化」など、クリックに焦点を当てた他のタイプの Google 広告自動入札戦略を補強することができます。詳しくは、Google 広告ヘルプの拡張クリック単価（eCPC）についてをご覧ください。
Google 広告の標準入札戦略
Google 広告にはさまざまなタイプの標準自動入札戦略が用意されていますが、検索広告 360 内で適用できる標準入札戦略は「クリック数の最大化」、「目標コンバージョン単価」、「目標広告費用対効果（目標 ROAS）」に限られます。
クリック数の最大化
「クリック数の最大化」入札戦略は、指定したキャンペーン予算内でクリック数を最大化するように自動的に入札単価を調整します。「クリック数の最大化」入札戦略では、必要に応じて、クリックごとに支払う最大クリック単価を設定して、拡張 CPC 機能を有効にすることができます。
詳細については、Google 広告 ヘルプの「クリック数の最大化」入札戦略についてをご覧ください。
目標コンバージョン単価
「目標コンバージョン単価」入札戦略は、設定した目標コンバージョン単価の範囲内でコンバージョン数を最大化するように入札単価を設定します。
詳細については、Google 広告 ヘルプの目標コンバージョン単価制についてをご覧ください。
目標広告費用対効果
「目標広告費用対効果」の場合、目標として設定した広告費用対効果（ROAS）に基づいて入札が行われます。この Google 広告 スマート自動入札戦略を使用すると、指定した目標広告費用対効果でコンバージョン値や収益を増やすことができます。入札単価がオークション時に自動的に最適化されるので、各オークションに合わせて入札単価を調整することも可能です。
詳しくは、Google 広告ヘルプの「目標広告費用対効果」に基づく入札についてをご覧ください。
Google 広告のポートフォリオ入札戦略
検索広告 360 入札戦略を作成するのと同じように、Google 広告内でも、掲載結果目標に応じて入札単価を自動的に最適化するポートフォリオ入札戦略を作成することができます。作成した戦略は、複数のキャンペーンに適用できます。
Google 広告内でポートフォリオ入札戦略を作成して、その変更を検索広告 360 に同期すると、検索広告 360 内でその入札戦略を適用し、掲載結果をレポートすることができます。
Google 広告の入札戦略と検索広告 360 の入札戦略の選択
Google 広告の入札戦略と検索広告 360 の入札戦略は併用できません。Google 広告の入札戦略か検索広告 360 の入札戦略のどちらかひとつを有効にしてください。両方を有効にすることはできません。
どちらが最適かを判断する 2 つのシステムの掲載結果を比較することをおすすめします。Google 広告の入札戦略は、Google 広告コンバージョン トラッカーを使用している Google 広告キャンペーンでなければ機能しないことにご注意ください。検索広告 360 の入札戦略を作成した場合、Google 広告や Microsoft Advertising など、各種のキャンペーン グループに対してアカウント全体で適用できます。また、検索広告 360 入札戦略を使用した場合、キーワードだけでなく商品グループや商品ターゲットの入札単価を最適化することもできます。
エラーを防ぐために常に検索広告 360 から入札戦略を適用する
1 つのキャンペーン、広告グループ、またはキーワードに対して検索広告 360 の入札戦略と Google 広告の入札戦略の両方が有効になることを、検索広告 360 では阻止できません。Google 広告内では検索広告 360 の入札戦略が認識されないため、検索広告 360 内で検索広告 360 の入札戦略を適用した後で Google 広告にログインすると、同じキャンペーンに Google 広告の入札戦略を適用てしまいます。また、検索広告 360 入札戦略をすでに適用していたとしても、検索広告 360 内で Google 広告の入札戦略を適用することも可能です。
そのため、この時点で 2 つの異なる入札戦略が有効になってしまいます。キャンペーンや、広告グループ、キーワードが Google 広告 入札戦略でも管理されている場合、Search Ads 360 はそれを検知し、警告メッセージを表示します。異なるタイプの入札戦略がそれぞれ独立して入札単価を管理すると、予期しない結果を招くおそれがあります。
このような状況を避けるため、同一タイプの入札戦略だけを適用することをおすすめします。
利用を開始する
次のいずれかを行います。
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検索広告 360 入札戦略ではなく Google 広告ポートフォリオ入札戦略を使用する場合:
- Google 広告にログインして、ポートフォリオ入札戦略を少なくとも 1 つ作成します。
- 変更内容を検索広告 360 に同期します。
- 検索広告 360 では、Google 広告キャンペーンにポートフォリオ入札戦略を適用します。