キャンペーンを予算グループに追加した後、連続した予算プランまたは繰り返し予算プランを作成すると、支出額を管理することができます。プランごとに、プランを実施する日付、コンバージョン目標、予算を指定します。
プラン期間中の予算を管理する方法としては、キャンペーン予算、入札単価、入札単価調整を個別に手動設定して予算額を支出していく方法と、予算入札戦略を設定して、キャンペーンの 1 日の予算、入札単価、入札単価調整を自動的に調整して予算を最適化する方法があります。
予算プランを構成する基本要素としては、名前から予想される設定項目（プランを適用する予算グループ、プランの実施期間、広告に費やす支出額）のほか、さまざまな機能が用意されています。追加機能を使用すると、予算の設定、割り当て（期間区分単位）、把握、追跡を行えます。
予算プランに含まれる情報
予算プランには次の情報が含まれます。
- 予算を費やす期間。予算プランは 7 日以上 1 年以下にする必要があります。
- 予算プランのキャンペーンを含む予算グループ。
- ビジネスにとって重要な主要指標または KPI（コンバージョン数、収益、クリック数など）を指定するコンバージョン目標。
- 対象のキャンペーン グループ内で支出する合計額。合計額は、目標予算とも呼ばれます。
- 予算入札戦略によって入札単価を自動設定する場合や手動で入札単価を設定する場合など、異なる単価設定オプションの推定収益率と予算範囲を比較できるグラフ。詳しくは、予算プランのグラフをご確認ください。
- 掲載結果ベンチマーク。必要に応じて、指定した予算で実現したい効率性や数量を指定します。このベンチマークは、[目標予算を調整して試す] と [推定オプションを比較する] グラフに追加されます。実現したいコンバージョン目標のベンチマークと予算プランの実際の掲載結果を比較する方法については、こちらの記事をご覧ください。
-
予算入札戦略設定。必要に応じて、予算プラン内で予算入札戦略（別名「予算自動化」）を有効にして、プランのコンバージョン目標に基づいて予算グループ内のキャンペーンの支出額、入札単価、入札単価調整を最適化します。予算入札戦略は、予算プランの一部としてのみ設定できます。詳しくは、予算プラン内の予算割り当てと支出を自動化するをご覧ください。
-
予算ペースグラフ。プランの開始前、グラフには、予算額から実現できる可能性のある推定掲載結果（数量、効率性）が表示されます。
プランの期間中、グラフをもう一度確認すると、実際の金額、推定額、目標額を比較して、支出ペースに問題がないか判断することができます。また、予算グループの [概要] タブで、予算ペースを確認することもできます。詳しくは、予算ペースグラフに関する記事をご覧ください。予算入札戦略で予算を管理している場合、予算ペースグラフには、実際の費用と推定費用だけが表示されます。 - 予算割り当て表を使用して自動計算した週単位や日付単位の支出額。特定の週や特定の日付に特定の金額を支出したい場合は、カスタム金額を設定することもできます。この表には、各期間区分の掲載結果指標（効率性（収益率）、数量）も含まれています。詳しくは、予算プランの割り当て表に関する記事をご覧ください。
- その他各種のレポート専用コンバージョン目標（省略可）。レポート作成に使用できます。詳しくは、予算管理を使用してレポート専用目標を設定するをご覧ください。
継承される予算プラン設定とさまざまなメリット
-
予算プランのほとんどの設定は、グループの最初のプランで指定するだけで済みます。次のプランを作成する際は、予算入札戦略設定を含め、以前のプランのほとんどの設定が継承されます。期間や目標予算（およびカスタム割り当て額）は、次のプランには継承されません。
- 2018 年第 2 四半期のプランで、予算入札戦略を有効にしたとします。
- 第 3 四半期プランを作成する際、予算入札戦略が自動的に有効になります。
- 第 4 四半期プランで、予算入札戦略を無効にしたとします。
- 2019 年第 1 四半期プランを作成する際、予算入札戦略は有効になりません。
- キャンペーンが予算グループのメンバーである場合は、予算プランを作成せずに予算管理内で支出額をレポートできます。予算プランは必須ではありません。ただし、予算プランを使用すると、期間中に支出ペースがどのように調整されたのか具体的な金額を確認したり、予算管理を自動化したりすることができます。
予算プランを作成する手順の概要
予算プランを作成する手順の概要は次のとおりです。
- 日付を設定して、目標を指定します。
- キャンペーン グループの予算を設定します。
- ROI 目標の場合は、必要に応じて次の手順を行います。
- 金額が異なる場合の推定掲載結果を調査、比較します。
- 掲載結果ベンチマークを設定します。
- 予算入札戦略を有効にして設定します（プランを自動化します）。
- グラフと割り当て表で、推定予算ペースを確認します。
- （省略可）他のレポート専用目標を指定します。
- プラン設定を確認します。
次のステップ
- プランを作成します。
- 予算入札戦略の詳細について確認します。
- 割り当て表の使用方法について確認します。