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アトリビューション モデルを管理する

データドリブン アトリビューション モデルのチャネル グループ

チャネル グループとは、データドリブン アトリビューション(DDA)モデルでトラッキングするインタラクションのタイプを指定するものです。これには、キーワード、商品グループ、ダイナミック ターゲットから発生した有料検索広告のクリックや、その他のチャネルからのクリックが含まれます。

DDA は、広告主が検索キャンペーンを構成する一般的な方法に関して、いくつか基本的な前提を想定しており、それに基づいて自動チャネル グループを作成します。たとえば、ほとんどの広告主は、目標到達プロセスの上流に位置するキーワードと目標到達プロセスの下流に位置するキーワードの両方を設定しています。この前提を基に、DDA は、キーワードが目標到達プロセスの上流に位置するインタラクションにつながったのか、それとも目標到達プロセスの下流に位置するインタラクションにつながったのかという観点でクレジットを分配します。

このような基本的な前提が当てはまらないインタラクション タイプをモデル化したい場合は、カスタム チャネル グループ定義します。たとえば、汎用キーワード、ブランド キーワード、市場競争用キーワード、プロモーション キーワードがどのように相互作用して、購入やニュースレター登録を促進しているのか把握することができます。このような高度なモデルを作成するには、DDA モデルを設定する際にカスタム チャネル グループを指定します。

自動チャネル グループ

広告主内に Google 広告エンジン アカウントが少なくとも 1 つ含まれていれば、検索広告 360 はそのアカウントを使用して DDA モデルを作成できます。このモデルは広告主内の他の種類のエンジン アカウントにも適用できますが、モデルを作成するには、検索広告 360 が Google 広告アカウントにアクセスできる必要があります。

検索広告 360 により生成されたチャネル グループを、検索広告 360 内で表示することはできません。ただし、自動チャネル グループが含まれるモデルをレポート内で使用すると、コンバージョンに向けて果たした役割に基づいて、キーワードなどの項目に分配されたコンバージョン クレジットが表示されます。

自動チャネル グループが役に立つ状況

自動チャネル グループは、次のような状況で役に立ちます。

  • DDA を使い始めたばかりで、時間をかけてカスタムモデルを作成する前に DDA の仕組みを確認したい場合
  • キャンペーン内のキーワードの追加や変更を頻繁に行うため、新しいキーワードを追加するたびにラベルを適用する時間がない場合

ソーシャル アカウントやエンジン トラッキング アカウントによって広告主内に大量のトラフィックやコンバージョンが発生する場合には、自動チャネル グループはおすすめしません。DDA はコンバージョン クレジットを計算する際、ソーシャル アカウントおよびエンジン トラック アカウントからのインタラクションを含めますが、自動チャネル グループを使用した DDA モデルでは、このようなインタラクションによるクレジットの金額が正しく報告されないためです。検索広告 360 のレポートに、ソーシャル アカウントやエンジン トラッキング アカウントに起因するコンバージョン クレジットの金額を表示したい場合は、自動チャネル グループではなくカスタム チャネル グループを使用します。

データ要件

チャネル グループを自動的に生成するには、広告主内に Google 広告エンジン アカウントが少なくとも 1 つ必要です。Google 広告エンジン アカウントが少なくとも 1 つあれば、検索広告 360 は、チャネル グループを生成する際に他の種類のエンジン アカウントを含めることができます。また、広告主は、クリック数と Floodlight コンバージョン数に関する最低限のデータ要件を満たす必要があります。

カスタム チャネル グループ

特定の種類のインタラクションをモデル化したい場合は、カスタム チャネル グループを作成します。作成するカスタム チャネル グループには、たとえば、ブランド キーワードや汎用キーワード、市場競争用キーワード、ショッピング キャンペーン、さらには特定の検索広告向けリマーケティング リスト(RLSA)のオーディエンスをターゲットとする広告グループなどを含めることができます。

カスタム チャネル グループは最大 15 件まで指定できますが、指定するチャネル グループは 5 件までにしておくことをおすすめします。5 件を超えると、経路上にある関連性の低いチャネル グループにクレジットが割り当てられる可能性があります。つまり、チャネル グループが 3 つまたは 4 つであれば、配分率はたとえば 10%、50%、35%、5% になり、目標到達プロセスで重要なチャネル グループを特定できます。チャネル グループの数が多くなると、経路上のそれぞれの接点に配分されるクレジットが少なくなり、適切なモデルを得られない可能性があります。

たとえば、競合他社の検索と一致するキーワードを使用し、一般的なキーワード、競合他社のキーワード、ブランド キーワードがどのようにコンバージョンにつながるのかを把握したい場合は、「競合他社」のチャネル グループを含む DDA モデルを作成します。
DDA model with three channel groupings.

チャネル グループが 0 件のモデルを作成することもできますが、その場合のモデルの動作は基本線形モデルとほぼ同じになります。

チャネル グループが 1 件のみのモデルを作成する理由

キーワードやその他の単価調整可能な項目の特定のグループがコンバージョンにどのくらい貢献しているかを把握することが主な目的の場合は、チャネル グループが 1 件のみのモデルを作成できます。たとえば、ロングテール キーワードを把握することのみが目的の場合は、ロングテール キーワードのみを含むモデルを作成できます。このモデルでは、コンバージョン経路を解析してすべての種類のキーワードのクリック数を(さらに、オーガニック検索のクリック数とディスプレイ広告のクリック数をトラッキングしている場合はそのデータも)取得しますが、モデルのレポートに表示されるのは、ロングテール キーワードのクレジット増分のみです。コンバージョン経路に存在していたその他のキーワードはこのモデルでは増分されません(各経路での位置に応じて、ラストクリック モデルやその他のモデルでは増分される可能性があります)。

たとえば、次のコンバージョン経路があるとします。

  1. 「Long tail」チャネル グループでキーワード「hiking boots」をクリック
  2. キーワード「My Brand boots」(チャネル グループに含まれない)をクリック
  3. キーワード「My Brand X47 style」(チャネル グループに含まれない)をクリック
  4. コンバージョン

モデルのレポートを作成すると、「hiking boots」キーワードに配分されたクレジットが表示されます。モデルのレポートに、「My Brand boots」キーワードと「My Brand X47 style」キーワードのクレジットは表示されません(その分のクレジットは「不明」チャネル グループに配分されます)。

オーガニック検索やディスプレイ広告のアクティビティをトラッキングしていない場合は、1 つのチャネル グループにすべてのキーワードを含めても意味がありませんが、トラッキングしている場合、DDA モデルは標準の線形モデルと同じように動作します。つまり、コンバージョン経路内の各有料検索クリックにコンバージョンのクレジットを均等に配分します。

ラベルとカスタム チャネル グループ

ラベルとは、チャネル グループに含めたいキーワードやその他の単価調整可能な項目を指定するものです。検索広告 360 のラベルは継承されるため、ラベルをキャンペーンに適用した後で、そのラベルをチャネル グループで使用すると、キャンペーン内のすべての項目がチャネル グループに追加されます。

同様に、キャンペーンではなく広告グループにラベルを適用した場合、広告グループの単価調整可能な項目すべてがチャネル グループに追加されます。また、継承を使わずに、キーワードに直接ラベルを適用することもできます。

カスタム チャネル グループを使用して DDA モデルを作成する場合は、モデルを作成する少なくとも 12 時間前に、キャンペーンやキーワードなどの項目にラベルを適用してください。そうしないと、モデルがカスタム チャネル グループを認識しない可能性があります。

複数のラベル

複数のラベルを単価調整可能な項目に適用した結果、項目が複数のチャネル グループに属する場合、その項目のコンバージョン クレジットは、関連するすべてのチャネル グループに表示されます。次に例を示します。

  1. 「ブランド」ラベルをキャンペーンに適用します。
  2. 「ブランド + 商品」ラベルをそのキャンペーンのキーワードに直接適用します。
  3. 「ブランド」チャネル グループと「ブランド + 商品」チャネル グループを含む DDA モデルを作成します。
  4. ラベルレポートで、キーワードのコンバージョン数が「ブランド」ラベルと「ブランド + 商品」ラベルの両方に表示されます。

ラベルの変更

DDA モデルの作成後に、モデルにラベルを追加したり、モデルからラベルを削除したりすることはできません。

DDA モデルにラベルを追加するのではなく、モデルが別のキャンペーン、グループ、キーワードに現在使用しているラベルを適用することは可能です。また、モデルからラベルを削除するのではなく、キャンペーンやその他の項目からラベルを削除することも可能です。ラベルからすべての項目を削除すると、関連するチャネル グループへのクレジットの配分は自動的に停止されます。

DDA モデルは自動的に毎週更新されます。チャネル グループのラベルに対して追加や削除を行ったキャンペーン、キーワードなどの項目はすべてレビューされ、モデルに反映されます。

カスタム チャネル グループとショッピング キャンペーン

カスタム チャネル グループにショッピング キャンペーンを追加するには、広告グループ単位またはキャンペーン単位でチャネル グループのラベルを適用します(ラベルを商品グループに直接適用することはできません)。ショッピング キャンペーン専用のチャネル グループを別途作成することを検討してください。

DDA を設定する手順の説明と、DDA モデルでラベルを作成して使用するおすすめの方法をご覧ください。この動画は、検索広告 360 で DDA を最大限に活用する方法を紹介した動画シリーズの最初の動画です。Cross Channel Data Driven Attribution models in DS

カスタム チャネル グループの例

さまざまな業種で役に立つと思われるチャネル グループの例を以下に示します。

一般

一般

一般

目標到達プロセスの上位

リサーチ

 

ブランドのみ

競合他社

目標到達プロセスの中間

検討

ブランド

ブランド + 商品

ブランド

目標到達プロセスの下位

購入

 

カテゴリのチャネル グループの例

 次に、特定のカテゴリ(業種)に役立つと思われるチャネル グループを示します。

旅行業界

保険業界

小売業界

自動車業界

一般的な目的地

一般的な家

一般的なブランド

一般的なラグジュアリー

一般的な期間

一般的な車

一般的な商品

一般的なファミリー

一般的な種類

ブランド

競合他社

一般的なスポーツ

ブランド

ブランド + 商品

ブランド + 商品

ブランド

 

コンバージョン経路はすべてのチャネル グループを通過する必要があるか?

その必要はありません。モデルでは、少なくとも 1 つのチャネル グループを通過するコンバージョン経路のすべての組み合わせがカウントされます。下記の例では、1 つのコンバージョン経路が 3 つのチャネル グループをすべて通過していますが、もう 1 つの経路は 2 つしか通過していません。この場合、それぞれのコンバージョンではチャネル グループへのクレジットの配分が異なりますが、モデルではどちらの経路もカウントされます。
Conversion paths with different start points will still be counted

モデルのチャネル グループに含まれない接点

有料検索クリックがモデルのチャネル グループに含まれていないキーワードに由来する場合でも、DDA アトリビューション モデルを Floodlight 列に適用して、その列を [キーワード] レポートなどのレポートに追加すると、DDA がそのキーワードに割り当てたクレジットを表示できます。

有料検索以外のインタラクション

ディスプレイ クリックなど、有料検索クリック以外のインタラクションがコンバージョン経路に含まれる場合、モデルはそのようなインタラクションにもクレジットを割り当てますが、そのクレジットは検索広告 360 レポートには表示されません。たとえば、コンバージョン経路にディスプレイ クリックと有料検索クリックが含まれる場合、DDA は両方のインタラクションにクレジットを分配しますが、検索広告 360 のレポート対象は有料検索クリックに限られるため、ディスプレイ クリックに起因するクレジットは検索広告 360 レポートに表示されません。

モデルのチャネル グループに含まれないインタラクションの例

2 つのチャネル グループを持つ DDA モデルを想定します。
  • DDA Non-brand - キーワード「red shoes」が含まれます(他のキーワードも含まれます)
  • DDA Brand + Product - キーワード「SpeedyShoes hightops」が含まれます(他のキーワードも含まれます)
コンバージョン経路は次のとおりです。
  1. キーワード「red shoes」がクエリに合致し、顧客が関連広告をクリックしました。
  2. キーワード「red hightops」がクエリに合致し、顧客が関連広告をクリックしました。
    このキーワードは、チャネル グループには含まれていません。
  3. 顧客がディスプレイ広告をクリックしました。
  4. キーワード「SpeedyShoes hightops」がクエリに合致し、顧客が関連広告をクリックしました。
  5. 顧客が購入を行いました。コンバージョンの価値は 100 ドルだとレポートされました。
このようなコンバージョンをレポートするには、収益をレポートして DDA モデルを適用するカスタム Floodlight 列を作成します。
キーワード レポートでコンバージョンを表示して、カスタム Floodlight 列を追加すると(この例では名前は「DDA モデル」)、次のようになります。
キーワード ラベル 収益 DDA モデル
red shoes DDA Non-brand 0 30
red hightops -- 0 10
SpeedyShoes hightops DDA Non-brand 100 50

次の点にご注意ください。

  • 標準の [収益] 列は、ラストクリック アトリビューションを使用します。そのため、100 ドルのクレジットがすべてキーワード「SpeedyShoes hightops」に割り当てられます。
  • DDA モデルの場合、100 ドルのクレジットを次のように分配します。
    • ファースト クリック(「red shoes」)に 30 ドル。
      これは単なる一例であり、DDA が実際に分配する金額は、具体的なキャンペーンやコンバージョン経路の観測を通じてモデルが学習した内容によって異なります。
    • キーワード「red hightops」に 10 ドル。
    • ディスプレイ広告に 10 ドル。ただし、検索広告 360 はディスプレイ クリックをレポートしないため、この 10 ドルは検索広告 360 レポートには表示されません。
    • ラストクリック(「SpeedyShoes hightops」)に 50 ドル。

ヒント: DDA を使用して RLSA のターゲティングの値を把握する

RLSA を使用してトラフィックの多い広告グループのターゲットを特定のオーディエンスに設定するには、ラベルをその広告グループに追加するだけでなく、そのラベルを DDA モデルにチャネル グループとして含めます。
モデルを利用すれば、RLSA のターゲティングがコンバージョン プロセスの早い段階でコンバージョンにどのくらい貢献しているかを確認できます。たとえば、「ホリデー プロモーション」のオーディエンスをターゲットとする広告グループは、ラストクリック モデルよりも DDA モデルからの方が受け取るコンバージョン クレジットが多いことが判明したとします。これは、このオーディエンスがコンバージョン経路に顧客を呼び込むのに非常に効果的であるという証拠です。この場合は、このオーディエンスにかける費用を増やせば、コンバージョン数を増やすことができる可能性があります。
クリック数が多い広告グループが必要になることに注意してください。トラフィックが少ないと、DDA モデルはデータが足りないためトレンドを特定できません。

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