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ビジネスデータを使ってキャンペーンを管理する

ビジネス イベントについて

ビジネスの予想される変更に基づきキャンペーン管理を自動化する

セールやプロモーションなどの主要なビジネス イベントは、新しい顧客の注目を集める大きなチャンスとなります。しかし、将来のイベントの準備に必要な設定をすべてスケジュールして自動化するのは困難です。そこで、繰り返し発生するイベントに確実に対応できるよう、ビジネスデータを使ってイベントを表し、自動化ルールを作成すれば、その自動化ルールによって各イベントの前後に入札単価を変更したり、広告やキャンペーンの一時停止と一時停止解除を行ったりすることができます。また、イベントに基づき入札単価を自動的に調整する入札戦略を設定することもできます。さらに、レポートを作成すれば、イベントがキャンペーンの掲載結果に与えた影響を確認できます。

例:

  • スポーツ用品のマーケティング担当者: 試合のスケジュールをビジネス イベントとしてアップロードします。試合のスケジュールに応じてキャンペーンの一時停止と一時停止解除を切り替える自動化ルールをチームごとに作成します。
  • 金融サービスの広告主: 中央銀行と財務省からの通知スケジュールをアップロードします。通知のタイミングに合わせて入札単価を増減する自動化ルールを作成します。
  • 旅行会社の広告主: 自動化ルールを使用して、予定されている運賃セールに合わせて広告コピーを更新します。

既存のビジネスデータから始める

ビジネス イベントを使用するには、まずイベントの影響を受ける可能性があるキャンペーン、広告グループなどの項目にビジネスデータを適用します。適用するビジネスデータは、列が 1 つの行でも、複数の列からなる複雑な行でも構いません。

次に、ある小売業のキャンペーン リストの例を示します。Brand.ID 列を含むビジネスデータ行を各キャンペーンに適用して、広告対象である靴のブランドを識別しています。

Before you can use business events, you need to apply business data

ビジネスデータにイベントを追加する

Search Ads 360 でビジネス イベントを表すには、ビジネスデータ表に次の情報を追加します。

  • イベントの際に変更する内容の記述。各記述をイベント変数と呼びます。
    たとえば、「新学期」セールで、一部のブランドの靴を 20% 割引にするには、イベントの Discount % 変数を .20 に設定します。
  • 開始日と終了日。
  • イベントの影響を受けるビジネスデータ表内の行。

以下は、Brand ビジネスデータ表の「Speedy Shoes」と「Comfy Walkers」の各行に 2 つのビジネス イベントを追加する例です。

表の名前: Brand

Row type 対策 c:Brand.Discount % イベント開始時間 イベント終了時間 c:Brand.ID
c:Brand append .10 2016-08-15 2016-09-04 Speedy Shoes
c:Brand append .20 2016-08-15 2016-09-04 Comfy Walkers

イベントのレポートを作成する

イベントの変数でレポートを分割した場合は、イベントの期間に、そのイベントの変数の値が表示されます。たとえば、キャンペーン レポートを Brand.Discount % で分割すると 20% セールが有効な期間には Brand.Discount % 列に .20 と表示されます。

DS updates business data during the event

イベント期間前、イベント期間中、イベント期間後の指標を含む分割レポートを作成すれば、そのイベントが掲載結果に与えた影響を確認できます。

未分割のレポートを表示する

レポートにイベント変数の列を追加しても、そのイベント変数や時間でレポートを分割しないと、列には常にイベント変数の現在の値が表示されます。たとえば、イベント期間が 8 月 15 日から 9 月 15 日で、今日は 9 月 16 日である場合、レポート期間が 9 月 15 日に終了していても、イベント変数の列には「--」と表示されます。詳しくは、ビジネス イベントについての詳細をご覧ください。

入札戦略でイベントデータを使用する

「Speedy Shoes」または「Comfy Walkers」のいずれかのキャンペーンに Smart Bidding 入札戦略を適用した場合、その入札戦略は過去のイベントの掲載結果データを自動的に使用して、次回のイベントの前、イベント中、イベントの後に必要な変更を予測します。

たとえば、過去の 20% 割引のイベントで、特定の Comfy Walkers のキーワードの入札単価が高く、掲載結果が優れていたことが入札戦略で確認された場合、この入札戦略は、イベントが開始したらすぐに自動的に入札単価を上げ、イベントが終了した日に入札単価を元に戻します。

入札戦略によってイベントの際に必ずしも入札単価が上がるとは限りません。入札戦略の振る舞いは、イベントでの過去の掲載結果に応じて異なります。入札単価を下げた方がよいか、上げた方がよいかは、キーワードによって異なります。

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