ビジネスデータを実際のビジネスに活用するアイデアを参考にして、ビジネスデータの導入に役立てていただくために、その活用例をご紹介します。このページでは、あらゆるビジネスタイプで応用できる例を紹介していますが、他のページでは、特定の業種に合わせた例が紹介されています。
Messaging(メッセージ)
ビジネスデータを使用して、誘導しようとするクエリのタイプに応じてキャンペーンにラベルを付けることができます。その上で、キャンペーンのクエリタイプごとにレポートデータを要約し、さらにレポートを分割して詳細を表示することができます。
たとえば、ビジネスデータ表を作成して、クエリタイプごとにビジネスデータ行を追加します(あるいは、一括送信シートを使用してそのデータをアップロードします)。
クエリタイプとして、Brand、Generics、Long-tail のほか、以下のタイプの追加を検討します。
- Brand + Generics
- Conquest
- ShoppingDSA
- Local store
- Special events
この表の行をキャンペーンに適用すると、[ディメンション] タブで「Messaging.ID」を表示し、すべてのキャンペーンを横断して各クエリタイプの掲載結果データを確認することができます。
ビジネスデータとラベルの違い
ビジネスデータはラベルと比べて、以下のような利点があります。
- ビジネスデータは検証されます。ラベルとは異なり、検索広告 360 の項目に適用するビジネスデータは、表記や句読点が一貫しているかどうかが 検索広告 360 で確認されます。一方、ラベルに誤字がある場合や、句読点の付け方が異なる場合は、別のラベルとみなされます。
- ビジネスデータは必要に応じて簡単に更新できます。最初にアップロードするデータが十分に詳細でなくても、必要に応じていつでも、詳細なデータを追加で適用できます。
- ビジネスデータを使ってレポートの分割とグループ化(ディメンション)をすることができます。これはラベルではできません。
ラベルとビジネスデータの比較についてのページをご覧ください。
Audience(オーディエンス)
ビジネスデータを使用すると、各キャンペーンでターゲティングする Google 広告リマーケティング リストに応じてキャンペーンにラベルを付けることができます。その上で、広告主のリマーケティング リストごとにレポートデータを要約し、さらにレポートを分割して詳細を表示することができます。
たとえば、ビジネスデータ表を作成して、リマーケティング リストごとにビジネスデータ行を追加します(あるいは、一括送信シートを使用してそのデータをアップロードします)。
この表の行をキャンペーンに適用すると、[ディメンション] タブで「Audience.ID」を表示し、すべてのキャンペーンを横断して各リマーケティング リストの掲載結果データを確認することができます。
ビジネスデータを詳細にする方法
リマーケティング リストをかなり細かい粒度で設定している場合(例: 「ショッピング カートを放置」、「ポイントカードのメンバー」、「最近購入」)、もう 1 つ列を追加することで、細分化されたリストを広いカテゴリにまとめたり、別のディメンションをデータに導入したりすることができます。たとえば、次のいずれかの列を追加します。
- 「Customer type」: 「Retail」や「Wholesale」などを指定します。
- 「Product category」: 「Sporting goods」や「Lawn and garden」などのカテゴリを指定します。
いつでもこのような列を追加できます。最初は Audience.ID 列だけで開始しても構いません。後で詳細なレポートが必要になったときに、新しい列を追加できます。
Audience.Customer type 列を追加すると、[ディメンション] タブで「Audience.Customer type」を表示して、「Retail」リマーケティング リストの掲載結果と「Wholesale」リマーケティング リストの掲載結果を比較できます。
Target Country(ターゲットとする国)
キャンペーンのターゲットを特定の国々に設定する場合、ビジネスデータを使用すると、広告主のすべてのアカウントにわたって各国の掲載結果のレポートを表示できます。
たとえば、ビジネスデータ表を作成して、ターゲットとする国ごとにビジネスデータ行を追加します(あるいは、一括送信シートを使用してそのデータをアップロードします)。
この表の行をキャンペーンに適用すると、[ディメンション] タブで「Target Country.ID」を表示し、広告主のすべてのキャンペーンを横断して各国の掲載結果データを確認することができます。
ビジネスデータを詳細にする方法
各国が含まれるセールス地域を指定する列を追加します。
- 「Region」: セールス地域を指定します(例: ヨーロッパ、中東、アメリカ)。
この 2 つの列を追加すると、セールス地域ごとに掲載結果の指標の概要を確認し、さらに概要データを分割して詳細を確認することができます。