検索広告 360 のコンバージョン値のルールをセットアップする

検索広告 360 のコンバージョン値のルールを使用すると、デバイス、地域、Google 広告のオーディエンスなどの条件に基づいて、コンバージョンの価値を調整し、ビジネスに対する相対的価値を記録できます。

検索広告 360 では、サブマネージャー アカウントと特定のキャンペーンのどちらの単位でもコンバージョン値のルールを作成できます。サブマネージャー アカウントに対して作成したコンバージョン値のルールは、そのアカウントで管理されるすべての検索キャンペーンとショッピング キャンペーンに適用されます。特定のキャンペーンに対して作成したコンバージョン値のルールは、そのキャンペーンにのみ適用されます。

作成したコンバージョン値のルールは、コンバージョン アクションの表の [コンバージョン値] 列で確認できます。

検索広告 360 のコンバージョン値のルールをセットアップする際は、次の点にご注意ください。

  • コンバージョン値のルールは、Google 広告の P-MAX キャンペーン、検索キャンペーン、ショッピング キャンペーン、および Microsoft Advertising、Yahoo! JAPAN 広告、Baidu の各クライアント アカウントにおける検索キャンペーンとショッピング キャンペーンに適用されます。
  • 検索広告 360 で作成したコンバージョン値のルールは、サブマネージャー単位またはキャンペーン単位で使用できます。これらのコンバージョン値のルールは、検索広告 360 の目標を使用しているキャンペーン、または検索広告 360 の目標と Google 広告の目標を併用しているキャンペーンにのみ適用されます。
  • Google 広告で作成したコンバージョン値のルールは、クライアント アカウント単位またはキャンペーン単位で使用できます。

コンバージョン値のルールを作成すると、選択したオプションに応じて [プレビュー] セクションに「If / And / then」ルール ステートメントが表示されます。これらのステートメントは、「含める」オプションにも「除外」オプションにも適用されます。メインの条件またはサブの条件の中で複数のオプションを選択した場合、各オプションが自動的に「OR」ステートメントまたは「And Not」ステートメントとして扱われます。3 つの地域(2 つはターゲットに、1 つは除外)を選択した場合、ルールは 2 つの地域のいずれかに適用されますが、3 番目の地域には適用されません。次に例を示します。

メインの条件 If: 地域が米国ニューヨーク OR 米国ニュージャージー And Not 米国ニューヨーク州ニューヨーク。
サブの条件 And: モバイル デバイス
値の調整 Then: 5 米ドルを追加

始める前に

メインの条件とサブの条件

コンバージョン値のルールを作成する際は、メインの条件とサブの条件(省略可)を選択します。これらにより、コンバージョンを調整するタイミングが判断されます。サブの条件を指定した場合、メインの条件とサブの条件の両方を満たすコンバージョンのみがルールの適用対象となります。

サブマネージャー アカウント単位で作成する値のルールでは、すべて同じ種類のメイン条件とサブ条件(省略可)を使用する必要があります。最初のコンバージョン値のルールを作成すると、それ以降は同じになるように条件がロックされます。

たとえば、メインの条件が「デバイス」で、サブの条件が「オーディエンス セグメント」である場合、サブマネージャー アカウントのその他すべての値のルールのメインの条件は「デバイス」にロックされます。また、他のルールでサブの条件を指定する場合、「オーディエンス セグメント」以外は選択できません。コンバージョン値のルールで使用している条件の種類を変更するには、既存のルールをすべて削除し、新しいルールを作り直す必要があります。

キャンペーン単位で作成する値のルールでは、メインとサブの条件を自由に組み合わせて使用でき、アカウント単位での値のルールに基づいてロックされることはありません。

条件のタイプ

メインの条件とサブの条件の両方について、次の中から選択できます。

  • オーディエンス セグメント -- 詳しいユーザー属性、アフィニティ グループ、購買意向強とライフイベント、またはオーディエンスがお客様のビジネスを利用した方法から選択できます。
  • 注: このオプションは Google 広告のクライアント アカウントでのみご利用いただけます。
  • デバイス: [すべてのデバイス]、[パソコン]、[モバイル]、[タブレット] から選択できます。
  • 地域: 値のルールの基準となる特定の場所を 1 つ以上指定できます。入力された地域を、値の調整に含めるか除外するかのどちらかを選択できます。
  • 条件なし -- オーディエンス セグメント、デバイスなどのアクションのサブセットではなく、店舗販売のコンバージョン アクションのみに適用されるルールを設定することです。[条件なし] は、コンバージョン目標として [来店] を選択しているか、キャンペーンが Google 広告の来店キャンペーンである場合にのみ表示されます。
注: このオプションは Google 広告のクライアント アカウントでのみご利用いただけます。

値の調整

値の調整は、条件が満たされた場合に、コンバージョン値のルールによってコンバージョン値がどのように変化するかを表します。次の中から選択します。

  • 追加: 指定した値(0 よりも大きい数値のみ)を元のコンバージョン値に加算します。
  • 乗算: 指定した値で元のコンバージョン値を乗算します。
  • 注: この値の範囲は 0.5~10 です。
  • 設定: 特定の値を選択します。このオプションは、メインの条件が [条件なし] の場合に、来店またはコンバージョン値のルールにのみ適用されます。

コンバージョン値のルールを作成する

サブマネージャー アカウント単位の場合

  1. 検索広告 360 リニューアル版にログインします。
  2. サブマネージャー アカウントに移動します。
  3. 画面右上にある [ツールと設定] Google 広告 | ツール [アイコン] アイコンをクリックします。[測定] の下の [コンバージョン] を選択します。
  4. 左側のパネルの [価値のルール] をクリックします。
  5. [コンバージョン値のルールを作成] をクリックします。
  6. ルールを適用するコンバージョン目標を選択します。
    1. すべてのコンバージョン目標
    2. 来店数
  7. メインの条件のコンバージョン値のルールを選択します。キャンペーン タイプまたはクライアント アカウントのアカウントの種類に応じて、[オーディエンス]、[デバイス]、[地域]、または [条件なし] を選択します。
  8. 残りのメインの条件から、オプションの [サブの条件] を選択します。
  9. [値] セクションで、条件に合致した場合に行う調整の内容を指定します。
  10. [保存] をクリックします。作成したルールが [価値のルール] 表に表示されます。

キャンペーン単位の場合

特定のキャンペーンに対して作成したコンバージョン値のルールは、そのキャンペーンにのみ適用されます。キャンペーンのコンバージョン値のルールの作成手順は、最初の数ステップを除き、アカウントのルール作成とまったく同じです。キャンペーン単位でコンバージョン値のルールを作成する方法:

  1. 検索広告 360 リニューアル版にログインします。
  2. サブマネージャー アカウントに移動します。
  3. キャンペーンを選択します。
  4. 左パネルで [設定] をクリックします。
  5. [設定] ページで [その他の設定]、[価値のルール] の順にクリックします。
  6. [検索広告 360 のコンバージョン値のルールを作成] をクリックします。
  7. メインの条件のコンバージョン値のルールを選択します。キャンペーン タイプまたはクライアント アカウントのアカウントの種類に応じて、[オーディエンス]、[デバイス]、[地域]、または [条件なし] を選択します。
  8. 残りのメインの条件から、オプションの [サブの条件] を選択します。
  9. [値] セクションで、条件に合致した場合に行う調整の内容を指定します。
  10. [保存] をクリックします。作成したルールが [価値のルール] 表に表示されます。
留意点:
  • 1 つのルールに指定できる条件は最大 2 つまでです。2 つ目の条件(サブの条件)の指定は任意です。
  • サブの条件を指定する場合、メインの条件と同じ種類の条件は使用できません。
  • 1 つの条件に対して複数の項目を指定することも可能です。メインの条件またはサブの条件の中で複数の項目を選択した場合、各選択肢が自動的に「OR」ステートメントまたは「And Not」ステートメントとして扱われます。

1 人のユーザーが複数のルールの条件を満たした場合の扱い

コンバージョン値のルールを複数作成してあっても、1 件のコンバージョンに適用されるルールは 1 つだけです。ユーザーが複数のルールの条件を満たしている場合の扱いは次のようになります。

オーディエンスのルール

例: コンバージョンに至ったユーザーが複数のオーディエンスに含まれており、各オーディエンスがそれぞれ異なるルールの適用条件となっている

適用されるルールの判定

オーディエンスの種類に応じて、Google 広告のアトリビューションの場合と同様の序列が適用されます。順序は次のとおりです。

  1. カスタマー マッチ
  2. データ セグメントと類似セグメント(Google 広告と YouTube を含む)
  3. アフィニティ セグメントと購買意向の強いセグメント
  4. 詳しいユーザー属性セグメント

オーディエンスの序列が同一のルールが複数ある場合、調整内容が「追加」型のルールよりも「乗算」型のルールが優先されます。該当する「乗算」型のルールが複数ある場合、調整の値(係数)が大きいものが優先されます。

2023 年 5 月 1 日より、類似ユーザー(または類似セグメント)がターゲティング機能として段階的に廃止されます。詳しくは、オーディエンス ターゲティングに関する変更をご覧ください。

デバイスのルール

デバイスのカテゴリは互いに重複しないため、デバイスのルールが複数同時に適用候補となることはありません。

地域のルール

例: 日本のユーザーを対象とするルールと、神奈川県のユーザーを対象とするルールがある

適用されるルールの判定

地域の指定が厳密なほうのルールが適用されます。この例の場合、「日本」よりも「神奈川県」のほうが指定が厳密なので、神奈川県のユーザーを対象とするルールが適用されます。

来店のルール

:「条件なし」の「来店」を対象とする価値のルールと、「長野県」を対象とする価値のルールが設定されていて、長野県のユーザーが広告を見た後で来店した場合

適用されるルールの判定

「来店」のルールが適用されます。コンバージョン カテゴリのルールは、すべてのコンバージョンに適用されるルールよりも限定的であるとみなされます。

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