地域ターゲティングでは、ユーザーの地域に基づいて表示するクリエイティブ コンテンツを選択するので、広告の関連性が高まります。Google マップの基になる地域検索技術と同じ技術を利用して、広告の画像、テキスト、動画などを動的に更新できます。たとえば、パリに開設する新しいビジネス拠点を、その地域のユーザーに向けて宣伝できます。
地域ターゲティングには次の 2 つのカテゴリがあります。
Google 広告 API 地域ターゲティング(推奨)さまざまな地域タイプに基づいたグローバルなコンテンツ ターゲティングです。次のような地域タイプがありますが、これらに限定されません。
- 都市
- 都道府県
- 国
- 郵便番号
- 空港コード
- その他
(詳しくは、Google Ads API のターゲット タイプの一覧をご覧ください)
異なる複数の地域タイプをフィードの同じ列に挿入できるため、フィードの同じ列でサンフランシスとカリフォルニアをターゲティングする別々のコンテンツを設定できます。
Google 広告 API は、柔軟性の高いターゲティングが必要な戦略に使用してください。主要な地域ターゲティングの例をご覧ください。
国または DMA 地域(米国のみ)に基づいてコンテンツをターゲティングします。
両方の地域タイプを使用する場合は、タイプごとに別々の列をフィードに作成する必要があります。
標準の地域ターゲティングは、1 つのセル内に複数の異なる地域値が設定されているフィードに使用できます。
始める前に
広告が Google 広告ポリシー(パーソナライズド広告に関するポリシーを含む)に準拠していることをご確認ください。
フィードを作成する
- フィード テンプレートを開きます。まずは、こちらのサンプル フィードを参照してください。
- フィードを設定します。一般的なフィード設定手順どおりにフィードに入力します。
- 地域ターゲティング列を追加します。一般的なフィード設定手順を行ってから、地域ターゲティング用の列(市町村、都道府県、地域など)を追加します。この行のコンテンツをターゲティングする適切な地域値を入力します。こちらのフォーマット設定に沿って、地域ターゲティング列に入力します。
コンテンツ選択の問題を避けるには、フィードで使用している地域値が Google 広告地域ターゲットの一覧に掲載されていることを確認してください。
スタジオ プロフィールを作成する
フィードを Studio プロフィールにアップロードしたら、地域ターゲティング戦略に固有の手順を行います。
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[手順 2: データの管理] に移動します。[データタイプとフィルタ] で、フィードの列ごとに適切な欄タイプを選択します。地域の列では、適切な地域タイプを選択します。
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標準の地域ターゲティングでは、地域タイプの名前([大都市圏コード](DMA)または [国コード])を選択します。
- Google Ads API 地域ターゲティングでは、[正確な地理タイプ] を選択します。
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[手順 3: ルールの管理] に移動します。[タイプ] プルダウンが [オートフィルタ] に設定され、[概要] に [フィルタ対象: Geo_Code](または任意の地域列の名前)が表示されていることを確認します。必要に応じて、[管理] をクリックしてフィルタ対象の列を更新します。
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Studio プロファイルとクリエイティブを接続します。お使いの HTML エディタに適した方法を次の中から選択してください。
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(Google Web Designer ユーザーの場合)Google Web Designer を開いて、スタジオ プロフィールに接続します。
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(Google Web Designer 以外の HTML エディタの場合)[手順 4: コードの生成] で、ダイナミック コードが生成されます。こちらの手順に沿ってダイナミック コードをクリエイティブ アセット ファイルに組み込み、完成したアセットをスタジオにアップロードします。
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クリエイティブをプレビューするため、[手順 5: プレビュー] に進み、適切な場所の名前をパラメータ欄に入力して、[プレビューを起動 / 更新] をクリックします。
地域コードはダイナミック プレビューではサポートされていません。
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プロフィールを公開します。
よくある質問
作成前
地域ベースのダイナミック クリエイティブにはどのような使用例がありますか?国
- ヨーロッパ全域にわたるキャンペーンの場合、国によるターゲティングが便利です。たとえば、ゲームや映画の公開に関わるエンターテイメント キャンペーンで、各国のユーザーを異なるコンテンツのターゲットに設定できます。
- さまざまな地域で多言語のクリエイティブを使用する場合にも便利です。クリエイティブ制作会社は、スタジオ で 1 つのクリエイティブを作成して、リンク先ページ URL、動画、ダイナミック テキストなどを要素として定義することにより、ユーザーの所在国に応じて再入稿なしで更新できます。
地域
- 地域に合わせたカスタマイズは、ユーザー エンゲージメントを高めることができ、地域のイベントやプロモーションを宣伝する際に役立ちます。選択した地域 / 州 / 都道府県にカスタムの値が配信されます。ターゲット以外の地域には汎用のデフォルト値を配信するように設定できます。
- Rich Media キャンペーンに必要な標準のアセット
- 完成したフィード
- ダイナミック画像ファイル
- ダイナミック コピー
- YouTube 動画 ID(イントロ / フル)
- exit URL
- 地域ターゲットの選択
- バナーのダイナミック コピーのフォント ファイル
はい。リッチメディア ギャラリーでテンプレートをご覧ください。
はい。近隣地域ターゲティングを使用すると、特定の場所から一定の半径の範囲を選択できます。
たとえば、ダイナミック クリエイティブのコンテンツは米国の市町村をターゲティングしていて、ダイナミック クリエイティブのインプレッションではパリ在住のユーザーが選択されているとします。この場合、フィードがこのような状況にどう対処するよう作成されているかによって、2 通りの結果が考えられます。
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フィードにデフォルト コンテンツの列がある場合、この状況ではデフォルトのコンテンツ行が配信されます。フィードでデフォルトのコンテンツ行が TRUE に設定されていれば、ユーザーにはデフォルトのコンテンツが配信されます。
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フィードにデフォルト コンテンツの列を含めていない場合、配信対象となるコンテンツはありません。キャンペーン マネージャー 360 では、ローテーション内の別のクリエイティブを(優先度に基づいて)選択し、該当のユーザーに配信します。ローテーション内に他のクリエイティブがない場合には、キャンペーン マネージャー 360 によってデフォルトの広告が配信されます。
開発
フィードのアップロード時にエラーが発生したらどうなりますか?位置情報の値のいずれもダイナミック クリエイティブに必要なフォーマットに一致しないと、エラー メッセージが表示されます。たとえば「レコード番号 X で参照されている場所の位置検索ができませんでした」などです。
このエラーが発生した場合は、すべてのレコードでフィード内の地域データが使用可能なデータ フォーマットと一致していることを確認してください。
作成後
位置情報を基準にダイナミック クリエイティブをプレビューするにはどうすればよいですか?ダイナミック コンテンツ ワークフローの [手順 5: プレビューする] に進みます。プロフィールがユーザーの地域に基づいてフィルタリングするよう正しくセットアップされている場合、[地域] オプションが表示されます。具体的な位置情報(たとえば、「1 Fifth Avenue, New York NY 10003」などの完全な住所)を入力してクリエイティブをプレビューします。完全な住所で検索すると、「ニューヨーク」で検索するよりも適切な結果を得られる可能性が高くなります。